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Yamareco

記録ID: 2438872
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ハイキング
十和田湖・八甲田

お花と湯けむりの山旅☆八甲田山(大岳)

2020年07月16日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
8.7km
登り
711m
下り
709m

コースタイム

日帰り
山行
5:20
休憩
1:10
合計
6:30
7:50
70
9:00
9:00
50
9:50
10:20
50
11:10
11:10
10
11:20
11:40
20
12:00
12:10
40
12:50
13:00
80
天候 曇り一時晴れ 気温17〜18℃ 風弱い
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
遥々やってきました。前泊の宿、酸ヶ湯温泉湯治棟の今日のお部屋。この鄙びた感じが嬉しい。
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遥々やってきました。前泊の宿、酸ヶ湯温泉湯治棟の今日のお部屋。この鄙びた感じが嬉しい。
夕時まで酸ヶ湯近くを散策、こちらは一度は泊まってみたい八甲田ホテル。高級リゾート感が堪らない、高根の花。(館内、許可をいただいて撮影しています)
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夕時まで酸ヶ湯近くを散策、こちらは一度は泊まってみたい八甲田ホテル。高級リゾート感が堪らない、高根の花。(館内、許可をいただいて撮影しています)
青森の象徴、やっぱりこの気迫デスネ
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青森の象徴、やっぱりこの気迫デスネ
ここは東北大学八甲田植物園。見学自由の園内散策コース(山道っぽい)をグルグル。極楽沼にワタスゲが咲いていました
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ここは東北大学八甲田植物園。見学自由の園内散策コース(山道っぽい)をグルグル。極楽沼にワタスゲが咲いていました
ん、距(尖った角状のもの)が巻いた形なのでオオヤマオダマキか
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ん、距(尖った角状のもの)が巻いた形なのでオオヤマオダマキか
さっぱり系のモミジカラマツ。園内、人の気配なく不気味になって、早めに切り上げる。
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さっぱり系のモミジカラマツ。園内、人の気配なく不気味になって、早めに切り上げる。
こういう親密な日常に戻りたいヨ(酸ヶ湯館内の千人風呂パネル)
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こういう親密な日常に戻りたいヨ(酸ヶ湯館内の千人風呂パネル)
明日に向け、元気をつけよう
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明日に向け、元気をつけよう
翌朝、さてさて出発です。今日の目的地が正面に
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翌朝、さてさて出発です。今日の目的地が正面に
ぬかるみの樹林帯を抜けると、展望が開ける
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ぬかるみの樹林帯を抜けると、展望が開ける
地獄湯ノ沢を詰める。久しぶりの青空が目に染みる!
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地獄湯ノ沢を詰める。久しぶりの青空が目に染みる!
ゴゼンタチバナ
一帯にはマルバシモツケが繁茂
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一帯にはマルバシモツケが繁茂
湿原入口でハクサンチドリ、ヨツバシオガマの姉妹がお出迎え
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湿原入口でハクサンチドリ、ヨツバシオガマの姉妹がお出迎え
ミヤマリンドウか、まぁ〜るでブルーの宝石
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ミヤマリンドウか、まぁ〜るでブルーの宝石
仙人岱の湿原にでました。お花観賞の休憩に入ります
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仙人岱の湿原にでました。お花観賞の休憩に入ります
イワイチョウ
シラネニンジン
見上げる大岳。丸い感じだけど、上部は急坂なんだよネ
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見上げる大岳。丸い感じだけど、上部は急坂なんだよネ
木道際にもお花がいっぱい
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木道際にもお花がいっぱい
ミヤマキンポウゲが目立つ
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ミヤマキンポウゲが目立つ
イワカガミとチングルマが乱れる
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イワカガミとチングルマが乱れる
うっとり
でたー、ヒナザクラ、間に合いました!
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でたー、ヒナザクラ、間に合いました!
ほんとに可愛いねえ〜
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ほんとに可愛いねえ〜
こっちを向いて、ご挨拶
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こっちを向いて、ご挨拶
おい、ちょっと蜜過ぎますヨ
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おい、ちょっと蜜過ぎますヨ
青リンゴ風のアオノツガザクラ
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青リンゴ風のアオノツガザクラ
今頃のショウジョウバカマ
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今頃のショウジョウバカマ
ミツバオウレン
ツマトリソウも、ちゃっかり出てきました
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ツマトリソウも、ちゃっかり出てきました
眼下に仙人岱の湿原、ガスが上がってきました
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眼下に仙人岱の湿原、ガスが上がってきました
そこここにヨツバシオガマ
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そこここにヨツバシオガマ
山頂近くの鏡沼、緑が水面に映える
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山頂近くの鏡沼、緑が水面に映える
これは、クモマニガナでしょうか
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これは、クモマニガナでしょうか
ミヤマオダマキが爽やか
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ミヤマオダマキが爽やか
山頂手前にはウサギギクがいっぱい
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山頂手前にはウサギギクがいっぱい
ガスの山頂、ま、風雨ないので良しとしよう
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ガスの山頂、ま、風雨ないので良しとしよう
鞍部の避難小屋に下っていく。ガスが切れ、井戸岳の噴火口がパックリ
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鞍部の避難小屋に下っていく。ガスが切れ、井戸岳の噴火口がパックリ
立派な大岳避難小屋。昔、烈風とガスに見舞われ、ここに緊急避難したことを思い出す(山中のハイカーがみんな避難で大混雑でした)。私には想い出の詰まった小屋。
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立派な大岳避難小屋。昔、烈風とガスに見舞われ、ここに緊急避難したことを思い出す(山中のハイカーがみんな避難で大混雑でした)。私には想い出の詰まった小屋。
毛無岱への山道ではアカモノを多く見かけた
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毛無岱への山道ではアカモノを多く見かけた
ガクウラジロヨウラク
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ガクウラジロヨウラク
ハクサンシャクナゲも
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ハクサンシャクナゲも
上毛無岱の湿原、ガスっているが落ち着く風景
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上毛無岱の湿原、ガスっているが落ち着く風景
池塘に残りもののミツガシワがポソリ
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池塘に残りもののミツガシワがポソリ
イワオトギリ
キンコウカが咲きはじめています。もう少しで湿原は黄色い絨毯に・・・また、来てみたいです八甲田山
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キンコウカが咲きはじめています。もう少しで湿原は黄色い絨毯に・・・また、来てみたいです八甲田山
翌日は足を延ばし弘前、黒石の散策にでました。弘南鉄道の車窓から津軽富士の岩木山が美しい。こんな天気なら山へ向かうべきでしたネ。
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翌日は足を延ばし弘前、黒石の散策にでました。弘南鉄道の車窓から津軽富士の岩木山が美しい。こんな天気なら山へ向かうべきでしたネ。

感想

毎日が梅雨空。山の青空でハレバレしたいと思っても、その機会が一向に巡って来ない。いっそのこと、本州の最北まで行って、それでも雨なら、諦めがつくかもしれないと思い、八甲田山まで行ってみることにした。津軽にはまだまだ見残しているところもあるので、併せて探索する。

八甲田山には過去何度か登っているものの、初夏の花の季節は今回が初めて。秋が多く、夏季は20年ぶりくらい。昨秋は家族と周辺で遊んだ。前泊も慣れ親しんだ酸ヶ湯にした。

朝食をゆっくりいただいてから山に向かう。だいたい、山の朝は忙しないが、歳が進むと忘れ物もあるので、バタバタしないことが大事と思う。勝手知ったる館内土産物コーナーの2F裏手から登山道へ向かう。

出発時、空は曇っていたけど大岳が良く見えた。笹が刈り掃われた、ぬかるみの山道を辿る。緩やかな傾斜なので助かる。しばらく歩くと目の前がポッカリ開けた。さらに地獄湯ノ沢を詰め、小沢を渡ると仙人岱の湿原に入る。

この一帯の初夏は高山植物の宝庫。休憩地も水場もある。チングルマの大群落は終わっていたが、花々が咲き乱れていた。お花観賞で行きつ戻りつ、右へ左へと忙しい。

その後、大岳への道に。道は徐々に急になる。その分、眺めもどんどん良くなるが、今日はガスが上がってきた。山頂展望を期待していたが、難しそう。夏季は致し方ない。

土留めの木段を登り越え、広々した山頂着。平日でハイカーも少なく、静かな休憩タイムとなる。山頂標示が新しくなっていた。ガスの切れ間から、お隣の井戸岳が時折覗く。

ひと息入れて、井戸岳との鞍部避難小屋に下る。立派な小屋だと思う。小屋内を覗いたが、キレイに整備清掃されていた。地元の方のお蔭だと思う。過去にこの小屋へ緊急避難したことがあるので、思い入れがある。避難小屋の有難みを痛感した山行だった。

毛無岱での周回道に入る。前後に人影もなく静かな道だ。アカモノが多かった。分岐を左折すると、上毛無岱の湿原になる。幻想的に靄っている。休憩地で年配の男性とおしゃべりをした。地元の方で山の様子をお話ししてくれた。嬉しい。

下毛無岱への長く急な木段を下る。ここから見る下毛無岱の秋景色は池塘も映えて見事だが、今日はガスの中だった。広大な湿原にはキンコウカが咲きはじめ、全般に黄味掛かって見えた。今しばらくで、黄色い絨毯出現なのだろう、レコを期待したい。

湿原が終わると、ブナや針葉樹の混交林の中を行く。道が下り始めたら、眼下に酸ヶ湯の屋根が覗き、駐車場前にでる。道路手前右手に小沢が流れ、ブラシも置いてあるので泥靴を洗い流し、ジ・エンド。宿の温泉で汗を流し、青森へ下る従業員用バスに乗せてもらい山を下った。

と、まあ、あっけなく終わってしまったが、今日はみちのくの初夏の花々に出会え、温泉にも浸かって良い想い出の山旅になった。久々の青空も望んでストレス解消のひとときとなる。

追記
翌日は、黒石の中町こみせ、酒蔵見学や弘前市街も巡った。弘前中心街の喫茶店「万茶ン」(昭和初期に太宰治が通っていたことでも有名)にも久しぶりに立ち寄った。10年くらい前に家族と弘前に来た折に立ち寄ったことがあり、懐かしい。

岩木山に以前登った時はガスられたので、今回再登すべきだったかもしれない。弘南鉄道の車中からスッキリした津軽富士の姿を望んで後悔する。いつかまた来ることにしよう。

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コメント

狙い通りの青空山行でしたね
nksanさん、こんばんは。

雨が続き本当に気が滅入りますが青森遠征とは狙い道理の青空山行でしたね。
栃木県も感染者数が増えているとは言え7月19日で8人ですからこれからのGoToキャンペーンご利用は問題なさそうですね。
東京は道府県への移動自粛もあり息が詰まりそうです。

夏の八甲田は花の宝庫だったのですね。チングルマは残念だったそうですが沢山の高山植物が目を楽しませてくれて「行きつ戻りつ、右へ左へと忙しい」という表現でnksanさんのお姿が目に浮かぶ様です。

谷川岳の素晴らしい山行から1か月後に今回も素敵な青森を堪能されたことと思います。

レコを楽しませて頂きました。

Landsberg
2020/7/20 17:55
Re: 狙い通りの青空山行でしたね
Landsbergさん、こんばんは。
コメント、いつもありがとうございます。

晴れ予報が中々やって来ないので、こちらから押しかけてしまいました
東北も曇り雨模様の予報が続きましたので、梅雨前線の最北まで行きました。
ギリギリ 、初夏の花々に間に合った感じです。山も良かったですが、津軽の散策も良い想い出になりました 山と合わせ、その地域の見聞も楽しいものです 。発見が多々ありますね。

GoToの制限は理不尽な感じですね。私の地元も日に日に感染者は増加傾向 ですので経過観察中です。夏山にも出かけたいですが、行った先の感染対策がポイントでしょうか。兎に角、恐る恐る といった感じですね・・・
2020/7/20 19:22
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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