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Yamareco

記録ID: 244004
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ハイキング
八幡平・岩手山・秋田駒

晩秋の女神山 善知鳥(うとう)登山口より

2012年11月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:17
距離
14.5km
上り
1,031m
下り
1,030m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

08:10 登山口手前駐車地
08:15 善知鳥登山口
09:45 松坂登山口出合(尾根取り付き)
10:00 滝見台
10:50 兎平分岐点
11:50 女神山山頂
    休憩
12:10 出発
12:50 兎平分岐点
13:20 滝見台
13:25 松坂登山口出合
14:20 善知鳥登山口
14:25 駐車地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美郷町千畑の善知鳥集落から登山口に入って行く。しばらく舗装路だが、ダートになる。登山口まで車で入れるが、少し手前の広くなった路肩に駐車した。登山口には5台くらいは駐車できる。利用できる公共交通機関はない。自家用車が無い場合は、タクシーかレンタカーによるアプローチとなる。
コース状況/
危険箇所等
✿善知鳥登山口から向沢の渡渉をを何度も繰り返して進む。長雨が続いたせいか水は多め。大きな飛び石があまり無く、ややキツめの渡渉。岩の赤いマーキングや、枝にピンクリボンがあるが、薮が深く見落としがちになる。
✿堰堤を何度か越える。中州を通って堰堤の左岸側にある梯子を利用する箇所がある。
✿向沢沿いの登山道は明確な踏み跡があるが、一部沢の増水で利用できない箇所があった。衣服に植物の種子が付着したり、刺のある植物が多いので注意。
✿全体的に松坂登山口までの沢沿いの登山道は破線と言って良いくらいのワイルドさ。
✿松坂登山口からの尾根はややキツめの斜面で落ち葉が堆積して滑りやすいが、危険箇所は無い。滝見台から見える紅葉と滝の景色が美しい。
✿真昼女神の稜線はきれいに刈り払いされていて歩きやすい。女神山直下は急登。仙北平野が見渡せる。
善知鳥口ここからスタート!
2012年11月12日 22:32撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
11/12 22:32
善知鳥口ここからスタート!
向沢を何度も渡渉する。
ちょっと水多めかも。
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向沢を何度も渡渉する。
ちょっと水多めかも。
* ̄(エ) ̄)ノまだまだ紅葉。
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* ̄(エ) ̄)ノまだまだ紅葉。
堰堤を何度も越えて行く。
堰堤を何度も越えて行く。
* ̄(エ) ̄)ノこんな渡渉ばっかりだからね。
2012年11月12日 22:32撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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11/12 22:32
* ̄(エ) ̄)ノこんな渡渉ばっかりだからね。
松坂登り口で尾根に取り付いた。
小さな祠がある。
2012年11月12日 22:33撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
11/12 22:33
松坂登り口で尾根に取り付いた。
小さな祠がある。
尾根向かって右側の沢。
2012年11月12日 22:34撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
11/12 22:34
尾根向かって右側の沢。
こんな尾根道を行く。
2012年11月12日 22:35撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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11/12 22:35
こんな尾根道を行く。
真昼岳が見えて来た。
真昼岳から流れる滝。
何度も観ちゃうね、この景色。
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何度も観ちゃうね、この景色。
右向けば女神山。
真昼岳の方がお天気良さそうだけど、今日はこっちの女神山にしよう。
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右向けば女神山。
真昼岳の方がお天気良さそうだけど、今日はこっちの女神山にしよう。
仙北平野を一望する。
女神山へ続く縦走路。
稜線から南側の眺望。
女神山山頂直下は登りがキツそうだ。
女神山山頂直下は登りがキツそうだ。
女神山の北西に伸びるこの尾根をいつか歩いてみたいよねと思う。
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女神山の北西に伸びるこの尾根をいつか歩いてみたいよねと思う。
矮小ブナの森。
2012年11月12日 22:36撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
11/12 22:36
矮小ブナの森。
ぜったい今日は貸し切りだよねと思ったら‥
見事に占領されておりました。
登頂の記念に一枚。
2012年11月12日 22:44撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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11/12 22:44
ぜったい今日は貸し切りだよねと思ったら‥
見事に占領されておりました。
登頂の記念に一枚。
賑やかな山頂を後にする。
2012年11月12日 22:36撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
11/12 22:36
賑やかな山頂を後にする。
登山道はふわふわの落ち葉だらけ。
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登山道はふわふわの落ち葉だらけ。
沢の出合い、松坂登り口に降りて来た。
2012年11月12日 22:37撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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11/12 22:37
沢の出合い、松坂登り口に降りて来た。
ここが静かでいちばん落ち着いた。
2012年11月12日 22:37撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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11/12 22:37
ここが静かでいちばん落ち着いた。
向沢を縫うように何度も渡渉しながら下山する。
2012年11月12日 22:38撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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11/12 22:38
向沢を縫うように何度も渡渉しながら下山する。
この場所をみて登りと下りで違う道を通っていることに気づく。
行きは写真右側(右岸)の薮を漕いだのだけど、写真中央の中州を行くのが正解だったらしい。
2012年11月12日 22:38撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
11/12 22:38
この場所をみて登りと下りで違う道を通っていることに気づく。
行きは写真右側(右岸)の薮を漕いだのだけど、写真中央の中州を行くのが正解だったらしい。
だからこの梯子にも気づかなかった。
ま、いいか。
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だからこの梯子にも気づかなかった。
ま、いいか。
無事帰着。
おそらく今年最後の無雪期登山。
楽しかった。おしまい。
2012年11月12日 22:39撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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11/12 22:39
無事帰着。
おそらく今年最後の無雪期登山。
楽しかった。おしまい。
撮影機器:

感想

夕方から予定が入ってしまい、近場で軽めの山歩き。でも思ったほど簡単じゃなかった、このルート。沢沿いの登山道は薮が濃いめで何度か踏み跡を見失う。その都度藪漕ぎして渡渉を繰り返す。ワイルドな沢歩きに少しうんざりして来た頃にようやく尾根に取り付く。

落ち葉がもっさり積もったふかふかの尾根道を上がって行くと、真昼岳が見えてくる。その下に伸びる滝に目がとまる。晩秋の紅葉と相俟って美しい風景を織りなしていた。周りには誰もいないし、聴こえるのは水の流れる音だけ。しばらく時間が止まる。

兎平分岐の稜線に出ると風が強い。左を見ると真昼岳は晴れている。右側の女神山の上には暗雲が立ちこめている。でも雨にはならなそうだ。女神山へ向かうことにした。女神に今冬のお天気をお願いしなければ。おそらく誰もいないだろうと思ったが、予想に反して山頂は団体パーティーで埋め尽くされていた。真昼岳にするべきだったかな。まあ、いいやと山頂から少し離れたスペースで仙北平野を眺めながら昼食を採った。

下りは快調。沢に入ってからも迷うことはなくなった。途中の堰堤で梯子を見つけて、登りで見逃していたことに気づいた。正規のルートを外れてしまうとやや難しくなるルートだが、赤い目印をちゃんと見つけられれば、安全に楽しめるのだ。

冬になればこういう沢沿いのルートは立ち入れないだろうから、今のうち開拓できて良かった。近場にも魅力的なルートは隠れているものだなと気づかされた。

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コメント

名前に惹かれるお山かな
tooleさん、こんにちは

ずいぶんと素敵な名前のお山ですね
でも名前に反して道はワイルドか・・・
それとも他の平易なルートがあるのでしょうか?

沢、というより完全に川ですね
落葉の明るい沢沿いの道、気持ち良さそうですね

来年こそは是非、tooleさんのご案内で静かな東北の山歩きを体験してみたいです
2012/11/13 5:40
timothyさん☆
お早うございます。
沢沿いを歩くルートでややワイルドな山行を楽しめました
山頂は誰も居ないだろうと思ったのが誤算でしたね。
団体さんは岩手側のルートから来たみたいでしたよ

そうですね、来年こそはtimothyさんとコラボさせて頂きたいですね
よろしくお願いします
2012/11/13 7:09
女神さまにお願いを・・・
この冬の天候と安全のお願いをしに出かけたわけですね 北西に延びる尾根、開拓期待します

連日の雨で、かなり増水していたのではないでしょうか。長靴でもちょっと遠慮したいところです

晩秋の真昼山系、いい雰囲気ですね
2012/11/13 7:27
kamadamさん☆
女神さまに願いは通じたのでしょうかね
大雪にならない程度を願うばかりです。

kamadamさんやnardisさんのレコを参考に行ったのですが、中々厳しいルートでしたね。
長くつで歩ける方であればもっと楽なのかもと思いました

女神北西の尾根は今年の二月くらいにも下見していますが、厳しそうな地形でした。
いつか挑戦したいです
2012/11/13 12:56
女神山!
私も最初は名前に惹かれました〜!
と言っても、こっちの女神じゃ無くて宝仙湖の近くにある山でしたが…。
女神山や真昼岳は、滝巡りに行ってみたい所です。
今年はうまく都合がつきませんでした。
そのうち行けますように
2012/11/13 18:12
長靴登山
沢の様子見たら、長靴のほうがよかったかもね 私のように穴あきだと意味ないですが

兎平で真昼と女神を見比べたのね、で女神にふらふらと行ったのですね、若いな〜

善知鳥山コース考えているんですね。厳しそうな細尾根。崖マークたくさんなので、気を付けて。長靴+ワカンも選択肢だね、徒渉2回あるみたいだし
2012/11/13 22:11
Springさん☆
女神は女神でも宝仙湖の方でしたか
マニアックすぎて地図で確かめました〜

岩手側にも見事な滝があるみたいですよね。
秋は滝めぐりが絵になりますね。
来年のSpringさんの写真を楽しみにしています
2012/11/13 22:18
kiyoshiさん☆
長くつで歩けると良いのですけどね。
やっぱり履き慣れた登山靴が僕はいちばんです
初代AKUのソールを張り替えまして、二足のわらじになりましたよ

稜線に出てからどちらにするか迷いました。
でも真昼岳は他にも登山ルートがあるので、いつでも来れるような気がしたんですよね。

女神は例の尾根を偵察しておきたかったというのもあります。
でも見れば見るほど自信を失いましたね
雪質を味方に付けなければ厳しいと思いましたよ、あの尾根は。
2012/11/13 22:33
渡渉だらけ(>_<)
沢の苦手な私には、こういう場所をもし歩くとなったら何度か深呼吸して万全の慎重さで行かなきゃです^^;

水の多い渡渉、濡れませんでしたか?

それにしてもお天気に恵まれ、良かったですね。
次は雪山ですか^^
2012/11/15 20:34
kimberliteさん☆
僕も渡渉は苦手なのですよ
kiyoshiさんの華麗な足さばきをお手本に練習してきましたが、なかなか上達しないものです

靴に防水スプレー吹きかけて、いつもスパッツ付けていますがやや浸水ぎみになりました〜

今週末は‥寝袋に入って冬眠しているかもしれませんsnow
2012/11/15 21:03
去年行きました
tooleさんこんばんは

私も去年ここを行きましたが、ほとんどが作業道歩きでしたよ。
水も少なめで渡渉も楽勝でした。
今年は刈払いが悪くて、作業道から外れてしまったのかも・・・。

去年の記録を見て下さいね→http://bit.ly/opNhfj
2012/11/19 22:56
nardisさん☆
仰る通りで作業道がありましたが、刈り払いされてからだいぶ経っているらしく、藪がうるさかったです

渡渉から作業道に復帰する場面でのマーキングの見逃しが多かったような気がします。
連日の長雨で沢の水量が多めでしたからね。
渡渉ポイントを探る為に作業道を外れなければなりませんでした。
作業道の一部が増水で崩れて通行不可の箇所もありましたよ〜

nardisさんの記録は事前に参考にさせていただいておりました。
それで結構楽に通れるかもねと考えていたのですが‥
このルートは沢の水量や藪の状態で難易度は変動すると考えて良いかもしれません
2012/11/20 7:41
そうですね
こんばんは nardisです。

確かに写真を見比べても水量は大分違いますね(沢も滝も)。
自然が相手なので、難易度はいつも一定ではないのですね・・・。

夏場はブヨが凄いと聞き秋にしましたが、去年はたまたま易しかったのでしょうね。
2012/11/20 22:49
nardisさん♪
お早うございます。

雨の少ない夏場だとブヨだらけなのですね
どういうコンディションを選ぶかが重要かもしれませんね。

写真には撮りませんでしたが、今回は身体全体に植物の種子がくっついて、下山してから取るのが大変でした

色々ありましたが、静かな山歩きができるコースであることは間違いないようです
2012/11/21 7:43
プロフィール画像
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