扇山〜百蔵山
- GPS
- 07:55
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 889m
- 下り
- 1,115m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年05月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
扇山と百蔵山は富士を展望できる素晴らしい山だ。
その見晴らしの良いハイキングコースで事件は発生した。
オウギピークからモモクラピークへの途中、mjiがカメラを紛失。
しかし超人的な体力と健脚でコースを戻り、カメラを発見し我々に追いつく。
百蔵山でのランチタイムは忘れられない。
シェルパが現れずmjiの食料が足りないようだ。
私はオニギリをmjiに手渡す。
mak1965は有料で作ってもらった愛妻弁当をmjiと私に分け与える。
実に美味しい。
mjiは非常食の菓子をmak1965と私へ。
なんて素晴らしいチームだ!
山の天候は変わりやすい。
下山途中に突然の雨。危険を察知した我々はビバークを決心する。
前日からあまり寝ていない私は睡魔に襲われる。眠い、眠すぎる。
「寝たら最後だ!凍死するぞ!」
mjiが叫ぶが雨音がかき消してしまう。
「シリトリだ!シリトリしか助かる方法は無い!」
mak1965が素晴らしい提案をする。
脳に酸素が回ってきた。シリトリのおかげである。
雨も上がり下山開始だ!
ベースキャンプの近くには温泉がある。
しかしホワイトアウトで先が見えない。
奇跡か幻か、一人のオバちゃんに遭遇する。
私がオバちゃんに尋ねると
「オンセンアルワヨコノミチヲネマッスグイクトツキアタルカラヒダリニイッテミテネ」
MAPと照合する。極めて危険なルートであるに違いない。
原住民もたどり着けないような場所に建物はあった。
人影は無く中に入れそうにない。
mak1965が最後の力をふりしぼり原住民に尋ねるがダメだ。
言葉が通じないのだ!
温泉ルートを諦め猿橋ルートに変更する。
猿橋の大黒屋で蕎麦でも入れれば助かる。
モモクラピークから何も食べていない我々は、励ましあい大黒屋に到着した。
「忠治そば3つ!あ、それからビールね。」
ビールが空っぽの胃を刺激する。助かったのだ。
しかし、、
手打ちなのか頭打ちのせいか、蕎麦が出てこない。
オーダーが正確に伝わっていなかったようである。
やはり言葉が通じないのだ!
汽車の中でmak1965とmjiは凍傷ぎみの足をマッサージしている。
私は眠ってしまった。
無事に帰還した我々を八王子の居酒屋が歓迎してくれた。
素晴らしい登頂だった。素晴らしいチームワークだ。
我々は成し遂げたのだ!
このチームならヒマラヤも夢ではないことを確信する。
コメント
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写真からは想像できない記録文書には笑えました。
ここにあの時の真実がよみがえってきた思いがします。
寒かったですねって、違うでしょ
しかし、懐かしいですね。今回はルートマップ付き
記憶が鮮明によみがえります。。雨宿りのしりとり!リキュールは食べる物じゃないだろう!!と
レポートありがとうございました
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