吾妻山・三代道沢左俣
- GPS
- 06:13
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 812m
- 下り
- 807m
コースタイム
- 山行
- 5:39
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:59
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は使いませんでしたがロープは30mでいいでしょう。滝の直登は比較的やりやすいですが、いずれも上部は立ってきます。少しでも不安な場合はロープを出すか高巻いたほうが無難です。岩のフリクションはおおむね良好でフェルトで十分です。ラバーは少し滑る個所がありそうです。 |
ファイル |
(更新時刻:2020/07/25 10:58)
|
写真
感想
1979年の記録にある吾妻山の三代道沢左俣左沢を遡行しました。三代道沢は現在の地形図では藤右ェ門沢と記載されている沢の左俣になります。右俣は上流で小和須知沢と記載されています。当時の記録で沢の名前が三代道沢とされているのは、現地での聞き取りによるものだったようです。沢の名前は複数ある場合もあり「正しい」名前も複数あるとも言えます。
さて、沢は地形図を見ても長さも短く集水域も狭いコンパクトな沢です。記録では大きな滝がいくつもかかるとのことで面白そうな沢との印象でした。実際に遡行してみると予想にたがわず思った以上に楽しい沢でした。左俣に入ってすぐの30m滝は寝ているので直登できそうでしたが、やや水量が多く滑らかな岩だったので登るとすればロープを出す必要がありましたが、右岸を見ると薄い踏み跡があり楽に巻くことができました。平水なら直登にトライしたいですね。
その後も30mや20mの滝が現れましたが直登することができました。いずれの滝の上部は立っているので緊張しましたがホールドはあります。今回は2人でノーロープでどんどん登ってしまいましたが、滝上部は絶対失敗できないので緊張しました。遡行される方はロープを出すか高巻きも検討してください。
水流が消え涸沢をしばらく登ってからの詰めはヤブの急斜面です。以前の記録に
ある岩場といえるほどの場所には行き当たりませんでしたが、10mほどの立っ
た岩壁はありました。我々は沢から少し外れたのでルートが違ったのかもしれま
せん。斜度が緩んでからもしばらくヤブを漕いで天元台スキー場のゲレンデに出
ました。下山してくる登山者を横目にひと休みしてからゲレンデを下りました。
車に着いた頃に雨が降り出したのでラッキーでした。
やはり初めての沢は面白いです。次はどんな滝なのだろうとこの歳でもワクワクします。記録のない沢はさらに面白くなりますね。訪れる者も稀な沢を登ってみるのは沢登り本来の楽しさを味わえるような気がします。なお、この沢は41年ぶりの遡行かと思いましたが、調べると2018年に単独で遡行された方がいました。その方の記録では藤右ェ門沢左俣左沢とされています。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する