夏沢峠〜東天狗〜中山峠目指すも撤退


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,117m
- 下り
- 1,105m
コースタイム
天候 | 快晴〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
稲子湯の上のバス停脇駐車場(ゲート手前)に、最短距離でなく、カーナビが示す回り道で行ってみました。 広い2車線の道から舗装された山道をすこし戻ることになるのですが、集落の中の狭い道を通る事もないのでこれはこれでおすすめの道です。 但し、路面凍結時は下り坂になるので注意が必要です。 登山ポストはゲートの右側にあります。 |
写真
感想
土曜は雨で日曜は回復するという予報なので、八ヶ岳主稜線の未踏区間「夏沢峠〜東天狗」区間を歩くことにしました。
稲子湯上の駐車場に着くと風がかなり強いです。
6時8分にスタート。
途中から道に凍結部分が出てきますが、登りで使う分には大丈夫です。
しらびそ小屋のベンチでおにぎりを食べ本沢温泉に向かいます。
ここまでは誰にも会いませんでした。
分岐からは初めて歩く道です。
しばらくは傾斜がなく、細い渓流を縫って歩く道になります。
ところどころ板が渡してあったり、木道が作ってあったりします。
それが終わるとだんだん登りになり、緩い尾根を巻いて登って行きます。
稜線がわからない広い尾根を歩くと倒木地帯になり、下り始めます。
この道では2人連れ3組とすれ違いました。
ほどなく本沢温泉への軽自動車なら通れるくらいの車道に合流します。
夏沢峠までの登りでは2グループとすれ違いました。
2グループ目の人に聞いてみると「夏沢峠までいって引き返してきた」とのことです。
天気が急速に回復してくれる事を祈りながら登ります。
斜度がいったん緩みもう一度つづら折れで登ると夏沢峠です。
山びこ荘の下に黒いものが!
ニホンカモシカでした。
口を動かしていて何か食べているようです。
しばらくしてから見に行ったのですがまだいました。
僕もヒュッテ夏沢を風よけにしておにぎりトマトスープを食べます。
思ったほど風は強くなっていないので、行けるところまで行ってみることにします。
手袋を厚いものに替え、サンングラスをして、フードを被ります。
風力発電のプロペラを右に見て歩きます。
緩い下りでご夫婦とすれ違います。
「夏沢峠まで登ってみてどうするか決めます」と言ってました。
あれ?
急いで地図を取り出して確かめます。
オーレン小屋からの道でした。
すぐに峠まで戻り確認すると、箕冠山への道はトレースがなく、間違ってオーレン小屋に向かった事がわかりました。
夏道を歩いた事がなく、視界も不良なのでここで撤退決定!
本沢温泉野天風呂としらびそ小屋厚切りトーストに目的を変更です。
本沢温泉までは雪の具合がちょうど良くてCT40分を33分で戻れました。
なかなか従業員の人が見つからず困っていると、お客さんが呼んで来てくれました。
「野天風呂入れますか」と聞くと「温いですよ」と言われましたが、今日のメインなので入ります。
他に誰も入っていないというのも確認しました。
「寒くなったら内風呂もあるので、帰りに寄ってください」と優しい言葉をいただきました。
さて、野天風呂まで登り返します。
沢を下って行くと思ったより広い湯船が見えます。
沢側に畳半分くらいの細長いデッキがあるだけで、ここに荷物を置いて着替えることになります。
デッキには雪が凍り付いていて、手で払っても取れません。
ここでピッケルが役に立ちました。
氷を割り、着替えをするスペースを作りました。
風が強いので、脱いだ服が飛ばされないようにザックに挟みます。
お湯は温かったですが、入っていられます(温まりはしません)。
写真を撮ったりして25分入っていました。
硫黄岳がガスで見えないのが残念です。
下半身をお湯につけたまま上半身に服を着てから下半身に服を着ます。
足の水気をちゃんと拭いて靴下を履くのがなかなか難しいです。
長い時間片足でちゃんと立っていられないと、沢に落ちるかお湯に落ちることになります。
心配したほどには冷えず、サッパリしたいい感じです。
内湯には入らず、しらびそ小屋まで戻ることにします。
しらびそ小屋の煙突から煙が上がっていません。
声をかけても返事がなく、トーストは諦めることにします。
ロープが渡してあって通行止めになっているところを右に降りて沢沿いに歩くところからが「滑る」地帯です。
ストックがあって本当に助かりました。
途中でお汁粉休憩を挟み3時10分に駐車場に戻りました。
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