雪山デビューは金峰山で


- GPS
- 27:00
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,020m
- 下り
- 1,020m
コースタイム
9:00廻り目平ゲート前
10:00林道終点
10:40最終水場
13:00金峰山小屋13:35
14:00金峰山山頂14:40
15:00金峰山小屋
2日目
8:40金峰山小屋
9:00金峰山山頂9:25
9:45金峰山小屋10:15
12:00林道入口(終点)
12:50林道ゲート前
天候 | 19日曇り 20日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ゲート〜林道終点までは危険個所ない 終点〜小屋までの1/3くらいまでは積雪少ないため凍っているが、登りはアイゼンなくても歩けた。小屋から上部と、下りはアイゼン必要。 温泉:海の口温泉泉館 日帰り入湯500円 飲食:海の口温泉手前のレストランストローハット他 |
写真
感想
夏の金峰は日帰りで何度も登っているが、最近の2回は大弛峠経由だったので、このコースは10年振り。泊まりは初めてです。
大弛からのコースも結構歩き応えがある。また、この冬季、林道は通行止めとなるので佐久側からの登山は廻り目平コースが一般的。
19日、9時キャンプ場のある金峰山荘前のゲートはオープンとなっているので、キャン場奥の林道のゲート前に車を置き、およそ1時間林道終点まで歩く。林道終点から12〜13分歩くと青い車が打ち捨てられている。30〜40年くらい前?の車らしい。
この車の先左手の沢を渡ると本格的な登りとなる。
1800m付近から凍った道になったがザレた下り坂を歩く要領で石や木の根を足がかりにスイスイ登る。2000m付近から雪道となる。腹の空く目安が3時間。歩き始めから3時間後の12時林の中で昼食。
この頃昼飯はお茶漬けにしているので湯を沸かし茶漬けにするが、すぐに冷めてしまうので5分で食べる。
13時10分小屋着。
小屋に荷物を置きアイゼンを付け山頂へ向かう。小屋を出た直後から山頂にガスが湧いてきて、先ほどまで見えていた瑞牆山なども見えなくなる中、14:00山頂に着く。五丈石に降り霧が晴れるのを待ちながら大きく育ったエビシッポの撮影。まてど晴れそうにないので、早々に引き揚げる。
小屋に着き宿泊の手続きなど済ませ、チンチンに熱くした酒を飲みながら小屋番のオジさんとコタツで雑談して過ごす。
今日の宿泊客は、女性は単独の女性と私たち2人の3人と若い男性の2人組の5人。夕飯は5時半ころ。朝食は6時ころ。この“ころ”が緩くていいです。
5時半ころコタツを囲んでカレーをいただく。かなりいける味で、お代りをする。
食後は全員でオジさんと共に冷をやりながら雑談とオジさんのタスマニア山行の話を聞き過ごす。
小屋は森林限界堺にあり、バックは金峰なので空は狭いが。外は晴れて満点の星空。下界には川上村と山梨の夜景がしょぼく(村は灯りが少ないのだ)見えている。
寝室は二階でどこで寝てもいいとの事。左端をキープ。小屋泊まりでは珍しく静かに伸び伸び休む。
20日、6時過ぎころ朝飯ですよの声がかかるまで誰も起きない。
朝食の後、明け方から巻いている霧が晴れるのを待つ間、マンガを読み過ごす。9時、霧が晴れて来たので山頂に向かう。快晴となり富士山が裾野まで見え、北アルプスや谷川など日本海側は見えないが南アルプスと八ヶ岳が雄々しくそびえている。夏に何度も来ているが富士山を裾野まではっきり見たのは初めてで感動的。こういった大気の澄み切った静寂の中にいると清々しく、病みつきになりそうである。
山頂に立つ自分の周りは白い冬景色。小屋から下の低い山々は茶色の晩秋。
スキー場で見る白一色の世界とは違い、白と茶、そのコントラストは始めてみるものでなんとも不思議。
五丈石まで降り、左へ廻ると山の神様が祭ってある。修験の山だったことを窺わせる雰囲気である。
この五丈石、最近の地図に登れると書いてあるらしく登ろうとして毎年何人か落ちるらしい。今年は2回もヘリヲ呼んだとか。見れば危険さが解るはず。登らずに見る岩です!
小屋に戻り、朝食から3時間。お腹が空いてきたので小屋で腹ごしらえをし10時15分下山開始。下りはアイゼン装着しサクサクを降りる。
林道の手前30分位のところでボッカのお兄さん、更に20分手前で甲武信小屋の小屋番さんに会う。「今日は小屋を放ぽって金峰に来た」とのこと。11月30日、BSフジで甲武信小屋を放送するので見てくれと宣伝していた。
林道のゲート手前の川向うに岩塊が見える。ここは夏場ロッククライミングに大勢訪れる岩場です。
1年くらい前キムタクさんが番組で登りに来たのもここらしい。ルートとしてのグレードは一番低いがはだかの岩なので素人が素手で登るのはちょっと厄介な上、何も無いので高度感があるらしい。
林道の脇を流れる千曲の源流は、藻もなく少しの深みはエメラルドに輝き美しい。澄み切った水の流れは身を切るほど冷たいのだろうが飛び込みたくなるほどの清純さである。
13時、空腹を覚えるころ車に戻り、海の口のストローハットで650円のしょうゆラーメンを食べ、近くの温泉和泉館で汗を流し帰宅しました。
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