【塔ノ岳】大倉〜塔ノ岳:塔ノ岳で富士山見ながら昼寝
- GPS
- 08:52
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,284m
- 下り
- 1,283m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 8:30
6:48 大倉行きバス (北口2番乗り場)
7:00 大倉バス停 7:30
7:45 大倉尾根登山道入口
8:00 観音茶屋
8:15 観音茶屋
9:00 駒止茶屋
9:25 堀山の家
10:25 花立山荘 10:50
11:05 金冷シ
11:25 塔ノ岳 13:00
14:10 堀山の家 14:25
15:45 大倉尾根登山道入口
16:00 大倉バス停
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
渋沢行き:大倉バスセンター始発、昼過ぎから夕方頃まで毎時、 20分台と50分台の30分間隔で二便(12月1日に改定予定とのこと) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【大倉バス停〜大倉尾根登山道入口】 ・大倉バスターミナルより右方向へ600mほど車道を歩く ・目印としては入口手前に飲み物の100円自販機が道路に右側にある 【大倉尾根登山道入口〜堀山の家】 ・しばらく舗装路が続く ・舗装路からゴロ石での整地に変わる、ゴロ石が結構歩きにくい ・杉の植林の中の登山道 ・観音茶屋を過ぎると大倉高原の家との分岐点 ・700m先で合流 ・見晴茶屋を過ぎたころからやや急登 【堀山の家〜立花山荘】 ・堀山の家は閉まっているが入口付近にアイスボックスがあり、 飲み物が1本100円で売られている。本日は缶コーヒーのみ。 ・堀山の家付近に、テーブルやベンチがあり木々の間から富士山が見える ・堀山の家を過ぎたところから少し岩場が続く ・基本は階段と木道で整備されている、が歩幅が微妙 ・開けた尾根道 【立花山荘〜金冷シ〜塔ノ岳山頂】 ・開けた尾根道が続く ・基本、急な階段 ・金冷シで鍋割山との分岐、右手が塔ノ岳 ・山頂手前に朽ちた「日の出山荘」が右手に見えるが、山頂はその先 ・山頂は結構広く、たくさんの枕木ベンチがある ・トイレは尊仏山荘のバイオトイレが100円で利用可能 ・丹沢山へは、尊仏山荘の左横を通り抜ける |
写真
感想
丹沢デビュー。
「丹沢は山ヒルが居るので11月〜4月くらいまでがシーズン」、
と言う話を聞いていたので、この時期になるのを待っていた。
週末の祝日出勤の代休を利用しての平日山行である。
前日、残業して帰宅すると、肩こりが酷く、少し頭痛があったので、
市販の風薬を飲んで就寝。
明け方目が覚めると、熱もなく、頭痛も無かったので山行決行。
慌てて山支度して、自宅の最寄り駅より始発に飛び乗り出発。
小田急線の渋沢駅には6:41に到着、事前に調べておいた
「大倉」行きの6:48発の始発に間に合う。
駅売店でガムと飴を買い求め、北口のバス乗り場に降りて行くと、
平日なのに長蛇の列、結局、車内は40人前後で大倉までほぼ満員。
本日の山行計画は、大倉〜塔ノ岳〜丹沢山のピストンを予定しているので、
どうしてもこの始発バスに乗りたかった。
7:00時少し過ぎには大倉に到着、ここまでは予定通りに順調。
風が強くなり寒くなるという出掛の天気予報ではあったが、
風はさほどでも無く、日差しもあり、穏やかな晴天である。
先ずは穏やかな天気になったことに感謝。
しかし、テンションが上がらない。
やはり、かなり仕事の疲れが溜まっているようだ。
それと、寒さ対策用に新調した七分丈のダウンパンツを履いてきたのだが、
一時間ほど座ってきた電車の座席の暖房でマッタリと温もり、
身体がなかなか目覚めてくれない。
30分ほど掛けて身支度しながら準備体操、休憩所で登山者カードを記入して出発。
始発便で到着した中ではほとんどシンガリでの出発となった。
歩き出すと、朝の新鮮な空気が気持ちよく、段々とテンションがあがる。
コースも車道から林間へ入り、舗装路からゴロ石の整地道に変わる。
このゴロ石道は折角整備して頂いているのだが、結構歩き辛い。
陽の当たらない林道をしばらく歩くが、ダウンパンツ効果もあり全く寒くない。
30分もしないうちに額から汗が滴り落ちてくる。
「丹沢ベース」とある小屋横のベンチで上着をザックに仕舞い込んだ。
ダウンパンツも脱ぐか否か迷ったが、人目を気にして着用したまま歩くことにした。
観音茶屋、大倉高原山の家への分岐・合流、見晴し茶屋と予定タイムで好調。
見晴し茶屋を過ぎた頃からのもみじのトンネルの紅葉も朝日に映えて美しい。
しかし、コースはここからはやや急登となる、そして、階段と木道の繰り返し。
この階段と木道の歩幅が微妙、と言うか、全く歩調が合わない。
173cmほど身長の割に手足は短いため、一個飛ばしはちょっと厳しい。
サクサク歩こうと思うと、短い間隔をちょこちょこと鼠小僧走りの様になり、
2、30歩進むと、ゼイゼイと息があがる。
ゆっくり進もうとすると歩幅を気にして視線が下目がちになり、妙に疲れる。
完全にペースダウン、後続の人の足音やクマ鈴の音が近付くと、
先を譲ることを繰り返すことになる。
堀山の家近くのベンチで休憩すると、木々の間から真っ白な富士山が
いきなり目に飛び込んできて、再びテンションは上がるが、
ペースは上がらないまま立花山荘に到着、それでも緩く設定しておいた
予定タイムでの到着である。
ここでの富士山も優雅で美しい、来て良かったと思いつつ、
体力もかなり消耗していたので、
『きょうはもうここで折り返すのもありかな』という気分であった。
とりあず、呼吸を整える意味でも富士山を前にするベンチでコーヒータイム。
結局、25分もの大休憩後、息を吹替えしたので、先に進むことにした。
しかし、相変わらず歩調が合わずにペースが上がらない。
後続の人に先を譲ることを繰り返しながらも、
開けた尾根道からの景色は美しく、左手には青空の中に白い雪が映える
富士山がズーッと付いて来てくれるのに励まされ、「金冷シ」に到着。
「金冷シ」とは随分変わった名称だが何て読むんだろう。
「金冷シ」の分岐を右折して塔ノ岳を目指す。
未だ先は見えて来ないが、あと少しのはずである。
けど急な階段は続く。
間もなくすると、右の上空に建物のが目に入ってきた、山頂か?
と思ったら、随分朽ちている様子が伺える、「尊仏山荘」では無い、脱力感。
近くに来ると「日の出山荘」とある、それを確認して、正面を向くと、
今度は少し先に「尊仏山荘」らしき建物が見えている、今度は間違えなく山頂。
ヨレヨレのヘロヘロで予定タイムの30分以上遅れ塔ノ岳山頂にたどり着いた。
先ずは、改めて富士山を正面に正視しながら深呼吸、
そして、写真を撮りまくり、山頂の様子も写真撮影、360度のパノラマ、美しい。
厳密言うと丹沢山方面は「尊仏山荘」で影になるが、
富士山から時計回りに視線を向けてゆくと、雪を乗せた山並みが続き、
東京方面の高層ビルの街並み、横浜方面の街並み、湘南の海と
いろんな景色が飛び込んでくる。
正午近くで気温も結構上がり、東南の方角はややモヤッてしまっている。
気温の低い早朝であればもっとクッキリと見えていたはずである。
予定では丹沢山でランチタイムにして折り返すつもりであったが、
微妙な時刻である、きょうの歩行ペースと体力をインプットして、
何ども思案、『行けそうだな、いや、階段のアップダウンだったら・・・』、
取り敢えず、ここでランチにすることにした。
丹沢山方面への道を確認して、分岐点近くで
富士山が目の前に大きく見える一番前列のテーブルベンチにザックをおろした。
アルコールストーブで湯を沸かし、カップ麺とカフェオレの用意をした。
好物の魚肉ソーセージをかじりながら、湯の湧くのを待つ。
風は少しあるが日差しでポカポカ暖かい、ダウンパンツも温い。
少しピリカラの坦々麺を食べるとまた一汗かいた。
普段はブラックだが、きょうはカフェオレが甘くて美味しい。
気分が落ち着いてくる、再び、良い天気に感謝。
少し食休みをとってから最終的に丹沢山行きを考えることにして、
ザックを枕にてテーブルベンチに富士山を正面に横になった、
並行目線で横になって見る富士山も形良く、美しい。
日差しが強いので、タオルで顔を被って身体を休めた。
気持ちが良くて少しウトウトした気がしていた。
少し風が冷たく感じてきたので、時計に見ると、
オーっと、小一時間ほど経ってしまっている、爆睡してしまったようだ。
起き上がると、太ももあたりに筋肉痛、丹沢山行きはこの時点で完全に断念。
カチカチ山の話で言うなら、ウサギではなく、
ノロノロ歩きのカメが油断して居眠りをしてしまった様なものでオチにもならない、
少し気まずさあったが、贅沢な昼寝であった。でもこれもアリだったかな。
ここの景色も早朝か、もう少し気温が低くなった頃にもう一度訪れたい。
丹沢山もその時に再チャレンジすることにしよう。
しかし、登山中の筋肉痛は今まであまり無かった経験である。
余程、歩調の合わないコースが負担になったのかも知れない。
ここまでのアプローチは他に検討する必要があるかも知れない。
などと考えながら、13:00時に登ってきたコースで折返すことにした。
「金冷シ」のところに来て、鍋割山を経由することもありかと再び思案。
後から来たソロの女性ハイカーに話しかけ、鍋割山コースの様子を訪ねた。
話を伺うと、鍋割山コースは、最後の一時間ほど林道歩きする分時間を
要するとのこと、きょうの自分のペースだと、日没時刻まで微妙な時間である。
結局、そのまま登って来たコースでゆっくりと下山することにした。
その方は朝のバスは同じだったみたいで、
丹沢山まで行ってこられて折返しの途中とのこと、いや流石である。
降り始めるて直ぐに、シカに遭遇、繁殖権争いに敗れたのか、
左の角が根元から折れてブラブラしている手負いの若いシカである。
最初に目があった時には恐怖感が過ぎった。
実際に山中で野生の大きな動物を目の前にしたのは初めての経験。
しかし、シカは人の気配などは無視して、茂っている草の中に
顔を突っ込んで食事に集中、ヤケ食いをしているのかも知れない。
何枚か写真を撮らせてもらって、そーっと後にした。
下りも相変わらず歩調の合わないコースをゆっくりと下り、
堀山の家のところまで休まずに降りてきた。
今朝見えていた富士山は雲の中で見えなかった。
大倉高原山の家への分岐地点で、「大観望200m」の標識に誘われ、
帰りは大観望経由のコースを辿った。
丹沢で唯一のキャンプ場というのにも興味はあった。
平らなキャンプ場と思える場所の紅葉が結構美しい。
大観望は、おそらく夜景が綺麗なのかも知れない。
薄暮の中、あまりはっきりしない景色であった。
高原の家は締まっていたが、家の前の水道の蛇口からは勢い良く水が流れていた。
雪の時期に雪中キャンプの体験キャンプには良い場所かも知れない。
16時少し前に大倉バスセンターに戻り、本日の山行を無事(?)に終えた。
天気に恵まれ、富士山や紅葉などの美しい景色も満喫でき、
気持ち良く昼寝もし、シカとの遭遇の驚きなど内容の有る山行であった。
はじめまして
同じ時間に山頂におり、basemanさんのすぐ上で昼食を食べてました
あまりの大胆な爆睡ぶりに感心してました
ひょっとして目覚めたら夕方で、下山できず小屋泊。。。なんてことになってないか不安でしたが、無事下山できた様で良かったです
風邪は大丈夫でしたか?
はじめまして、pandapanさん。
まったく、お恥ずかしい限りです。
でも、青空の中に白く光る 富士山を見ながら、
ポカポカした陽射しで、本当に気持ちが良かったです。
風邪は大丈夫でしたが、太ももの筋肉痛は今も続いてます。
CW-Xのスポーツタイツを利用する様になってから初めてです。
一生懸命に整備して下さっている方々には申し訳ないのですが、歩調の合わない木道と階段が延々と続いているのは参りました。歩き方が悪いからなのでしょうね。
慣れるものでしょうか。
塔ノ岳山頂からの景色はとても素晴らしいので、
またチャレンジする気は満々です。
pandapanさんの山行記録のルートは には難しそうですね。
塔ノ岳周辺にはいろいろなルートがあるようなので、
お薦めルートがあったら教えてください。
表尾根の登山口のヤビツ峠は大倉よりずっと標高が高いので、アップダウンがあるとはいえ、表尾根を歩けるなら大丈夫ですよ
行きは表尾根でアップダウンを繰り返し、帰りはひたすら下る大倉尾根
帰りのアップダウンがないこのルートなら、表尾根往復よりかなり楽だと思います
私も本当はそうしたいんですが、マイカーはなのでどうしても往復になってしまうんです。。
ありがとうございます。
今度、コース検討の際、参考にさせて頂きます。
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