山行記録: 稲子岳南壁左カンテ

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2020年08月02日 07:59撮影 by iPhone XS, Apple

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8/2 7:59

2020年08月02日 08:36撮影 by iPhone XS, Apple

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8/2 8:36

2020年08月02日 11:40撮影 by iPhone XS, Apple

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8/2 11:40

2020年08月02日 13:28撮影 by iPhone XS, Apple

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8/2 13:28

撮影機器：

iPhone XS Apple

感想

Futo

前日は廻り目平で焚き火を楽しんだ後、5時過ぎに出発して稲子岳へ。
稲子南壁は今回で2回目となる。I君がやってみたいとのことで、脆い岩を登るトレとして良いと考え、今回計画した。

ミドリ池駐車場は満車。そこから1時間ほどでしらびそ小屋へ。すぐに取り付きへ向かう。
取り付きでは先行パーティが登攀準備中。彼らを待ってから登攀開始。

1P　I君リード　8m程登るとペツルが打ってある。先行パーティはそこで切っていた。ロープの流れを考えてI君にはもう少し伸ばしてもらい、灌木でビレイ。
2P　Fリード　オープンブックを登るとザレ。拳大の浮き石が外れ、どうしても落とさずには進めない状況になり、落としてしまった。先行パーティがペツルでビレイ中のため、手前でカム3点で支点構築。
3P　I君リード　今回はチムニーが濡れていたのでフェース+クラックルートを登る。ムーブが決まれば気持ちいい。ロープの流れを考慮し、登ったところで支点構築。
4P　Fリード　歩きセクション。最終ピッチの手前のペツルハンガーまでロープを伸ばす。
5P　I君リード　10m程の岩場を直上。ジャムを決める箇所があった記憶だが、今回はそこを通らずにトップアウトしていた。前回どういうルート取りだったのか…。クラックセクションがない分、簡単に感じた。カムで支点構築。
おまけの6P目もあるが、つまらないので今回は省略。歩きで登山道に合流する。

装備を片付けて終了。
黒百合ヒュッテに友達が働いているので、中山峠を越えて寄り道しに行く。
コーヒーを頂き、談笑して下山。

待ち時間や寄り道したため15時過ぎの下山となったが、基本的にスムーズに落ち着いて行動することができた。

アルパインに入る前に脆い岩を触ることができたのは良かった。
特に問題もなく過ごせたし、しっかり会話しながらやれた。
3日間を通して、難しいクライミングやムードメーカーはI君にお願いし、全体を見て判断していくのは私がイニシアチブを取るという役割分担をうまくできたと思う。

Iidatuyosi

山の壁を触りたくて、小川山から移動。

予想通り脆かった。部分的にちゃんと岩登りになるパートもあったが、大部分が岩屑落とさないよう恐る恐る登る感じ。脆いのに慣れる練習としては丁度良かったと思う。

1PはⅢあるかないかくらい。ちゃんとしたビレイ点あるが埋まっていたので、カム+ハーケン+木でビレイ。
2Pはちょっと悪い所がある。ハンガーボルトがある。Ⅲ+くらい？またビレイ点あいて無かったのでカム3つでビレイしてた。
3Pは左側のコーナークラックを選択。先行のフォローが大苦戦しててめっちゃ緊張する。3mくらいだけど結構悪くてボルトでpasテンションしちゃった。あー両足フットジャムなのね。。解決。Ⅳ+くらい？フェースも弱いけどクラックはもっと弱いなぁ！スラブはもっと…笑
(お盆にクラックの講習行きます！)
頑丈そうなアンカーなので先行と共有。

その後の2Pはボロボロの緩傾斜を歩く感じ。最後のおまけピッチは無視。残置ハーケン+リングボルト+カム×2の4点でビレイ点作成。

その後はお知り合いが勤める黒百合ヒュッテにいった。凄い雰囲気の良い小屋だった。お知り合いも、山の志向が素晴らしかった。ガッシャーかマカルー背負ってそう。ほれた。

かなり本番の難易度に近いと思うので、良いトレーニングになった。

三日間を通して、お互いのレベル感がよくわかったと思う。また、リスク管理という意味でも違和感なかった。本番もよろしくお願いします！