斜里岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,003m
- 下り
- 1,005m
コースタイム
天候 | 曇りときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
旧道の下二股から上二股までの間には難度は高くないが、渡渉、へつり、高巻き、直登をする箇所がある。直登が求められる岩盤にはクサリや固定ロープはなく(たしか高巻きに1か所あるのみ)、ステップなども刻まれていないので、手掛かり・足掛かりを見つけながら登らなければならない。 ルートを示す赤ペンキは消えかけており、ピンクテープの数も多くない。 下山時の新道は、熊見峠を過ぎると下二股に向かって急下降が続く。濡れた土の路面は足を滑らせないよう慎重に。 |
その他周辺情報 | 【前泊・下山後入浴】きよさと温泉ホテル緑清荘(どうみん割適用)斜里岳ビューの宿 |
写真
感想
つくづく秀麗な姿の山だと思う。左右に大きく裾野を広げた独立峰。高さは1,547mだが、海抜ゼロに近いオホーツクの沿岸から眺めると実に高く大きい。
二十代の半ばに網走市に住んでいたとき、この山には4、5回登っている。今回はおそらく38年ぶりになるはずだ。
火事で焼失後に新築された現在の清岳荘は、広い駐車場をもつ鉄筋コンクリート造の山小屋らしからぬ建物だった。そこをスタートして15分ほど林道を歩き、登山道に入る。そして、10分弱で一の沢に出合い、そこからずっと沢伝いに進むことになる。
下二股まで何度か渡渉をし、分岐から旧道を進むと次々と滝が現れ、高巻いたり脇を直登しながら遡行していく。
若い頃はそんなコースがとても面白かった。しかし、今回はしんどかった。前日の羅臼岳の疲れもあり、息は上がるが、足が上がらなかったりした。また、昔はあったはずのクサリや固定ロープがほとんどなくなっており、難儀する箇所もあった。そんなわけで、上二股までは1時間40分以上も費やした。その先、馬の背までの胸突き八丁はさらにきつかった。
山頂は上空は晴れていたが、眼下に雲があった。風が強かったので雲が流れ、景色が垣間見えたと思ったら、ほんの数秒で隠れてしまうことが繰り返された。しばらく待ってみたが、あきらめて下山の途に就いた。
初めて新道を歩いた。その昔、地元の登山者の多くは、新道は長いと下山も旧道を使っていた。しかし、今回は旧道を下るのはリスクが大きいと思った。多少のアップダウンはあるが、展望のよい尾根を行く新道もガスに包まれ、景色を楽しむことができなったのは残念だった。
下山して戻った清里の市街は真夏の天気だった。斜里岳もよく見えたが、山頂一帯には雲がかかっていた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する