毛無峠、浦倉山、破風岳(県境)



- GPS
- 16:00
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 1,855m
- 下り
- 1,853m
コースタイム
天候 | 曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
破風岳分岐以降は泥濘が酷い。 登山道は刈払いしているようだが濡れた笹に触れるので、ゲイターを着けていても靴の中に浸水。下半身は雨具とゲイター着用を推奨。 |
写真
感想
久しぶりに山をご一緒するAさんと県境の旅へ。
毛無峠に着いたときには、すでに車が4台止まっていました。
峠は小雨が降っており長野側からの風が若干強く、ガスに巻かれている状況でした。
ただ、ところどころ青空が見えていたので、しばらく時間が経てば天気は持ち直すだろうという見通しの下、ゲイターと上半身の雨具を着て出発。
破風岳までの分岐をゆっくり登り始めました。
このとき下の雨具も履いていれば良かったと後で反省。
同行者は体力が相当落ちているとのことだったので、おしゃべりしながら息が切れないように歩きました。
破風岳と土鍋山方面の分岐に立つと、明らかに土鍋山方面の登山道がススキや笹に覆われていて、ここを通る人が少ないことが分かりました。
コンパスで方角を確かめてから先へ。
この時点ですでに太ももから靴の中までびっしょり濡れており、蒸し暑くて汗をかいていたので、雨具を履こうという気持ちは無くなってしまいました。
ところどころ背丈程度にまでなる濡れた笹道と深い泥濘を避けながら土鍋山へ。
土鍋山の三角点を過ぎてしばらく快調に下っていたら、突然Aさんが立ち止まって、携帯を落としたらしい、と。
聞くと、先ほどの三角点で撮影したので、それ以降に落としたらしい。脚のサイドポケットに突っこんでいたがファスナーを閉めていなかったそうです。
今回は同じルートで戻るので、とりあえず浦倉山まで行って帰りに探そうということに。落としたことに気づいた地点に生えている特徴的な木の形を覚えてから先へ進みました。
トラバースするので地形的変化に乏しく、何度も同じような笹原と樹林帯を繰り返し抜けるため、現在地がしばしばわからなくなり、不安な気持ちに。
それでも、突然目の前に開ける笹原と、その向こうにガスの切れ目に浦倉山がうっすら見える瞬間は嬉しいものでした。
米子大瀑布との分岐の直前は、登山道が見えないくらいの笹とススキの藪で、二人とも思わず大声で笑ってしまいました。
米子大瀑布との分岐以降は手入れされた登山道となり、ようやく浦倉山山頂へ。
誰もいないと思っていたら家族連れが1組、山頂に。
三角点を探したのですが見つからず、次回の楽しみに取っておくことになりました。
山頂を踏み、同じ道を引き返したのですが、まだ私たちには携帯を探すという重要な仕事がありました。
必死で覚えた特徴のある木を見つけるまで4,5回ほど同じような笹原を通過したので、見落としていないかそわそわしながら歩き続けました。
やっと目的の木を見つけられ、そこから捜索スタート。
一歩一歩、登山道の両側の笹を掻き分けて2人で探していきます。
もし見つからなかったらどうする?という悲観的な話が出るほど探しながら登山道を戻っていると、前方の笹の根本に携帯が。
やった、見つけた!と手に取ったら、携帯のストラップ輪の部分に笹の茎がきっちりハマっていて笹から離れません。
仕方ないので、笹の根本をぎゅっと掴んで携帯を笹から引っこ抜きました。
藪に物を取られていくというのは、こういう状態を言うのだなぁと実感。
やはりザックや身体の外に物をぶら下げたり、引っかかりそうな状態にしておくのは危ないのだな、と認識しました。
そこからは気持ちも軽くなり、最後は破風岳に寄っていくことに。
山頂からの眺めは抜群で、これぞ高原という気持ち良い光景。
いずれ歩きたい御飯岳方面の登山道も見ることができ、大満足でした。
山頂以降晴れていたので、ずぶ濡れだった服がほとんど乾きました。
大きなラジコン飛行機を飛ばしている人たちの間を縫って、駐車場に無事下山。
Aさんは自粛明けで体力が落ちていたと言っていたのに、最後まで頑張って歩いてくださいました。
地味な山行にお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
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