巻き道調査!高尾山〜もみじ台〜一丁平


- GPS
- 04:40
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,038m
- 下り
- 1,038m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
この時間だとほぼ空席で高尾〜高尾山口間は車両内に1人だけだった。 登山者は10名前後 帰りは下りのリフトを利用した。 リフト乗り場の前に行列が出来ていたので、ずいぶん混んでるなァと思って並んでいたら、前に並んでたおばちゃんが、 「あの……男性トイレは空いてるようですよ?」 トイレ待ちの行列だった(__; リフトは待たずに乗れた。 リフト降車後は大混雑で、登ってくる人で道は埋め尽くされていた。 下り方向に歩くスペースなど無く、高尾山口駅まで行くのが本日最難関の行程だった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回の山行は、来週かみさんが山初心者さんを連れて高尾山へ登る山行に関する下見だった。 よって個人的&山初心者さん向けの注意を含む。 【清滝駅-琵琶滝】 現在登り専用。下りでは利用できない。 午前6時過ぎだったので付近はまだ暗かったが、琵琶滝に至るまでの山道にも街灯があって歩行時の助けになる。 地面に尖った岩角が突き出している箇所がたくさんあるので、子供等は転んで怪我をしないよう気をつけたほうがよい。 傾斜はほとんどない沢沿いの道。沢側には柵等無いので転落しないように。 【琵琶滝-十一丁目茶屋】 今回のコースではここを登れるかどうかがポイントとなる。コース中で最も傾斜のある区間。 琵琶滝から斜面を一上がりすると地蔵の群れがあり、そこから折り返しながら十一丁目茶屋までの登りが続く。 最後の折り返し付近で2号路との分岐がある。分岐は右に進んで1号路方面へ。 【十一丁目茶屋-薬王院】 舗装されているので足元の心配はない。 男坂と女坂は、どちらを通ってもまた合流する。男坂は最初の階段を登ってしまえばあとは平坦、女坂は緩い登りがずっと続く。 薬王院の不動堂までは、3度階段を上がる。最初の階段を上がった先にあるのが大本堂、二番目が権現堂、最後のちっさいのが奥の院不動堂。 【薬王院-高尾山頂手前トイレ】 不動堂から木の道が少しあり、その後も幅の広いよく整備された道が続く。 微小なアップダウンがあるが山初心者さんでもまったく問題ない程度。 途中にいろはの森・4号路方面への分岐(帰りに通る予定)があるので確認しておくとよい。標識には“4号路”の文字は無く、「日影沢・高尾山口方面(いろはの森・学習の歩道)」と表記されているが、途中で4号路とぶつかっている。 行きには分岐を通り過ぎて直進。 【裏高尾入口〜もみじ台〜一丁平】 木の階段でアップダウンがある。泥で滑りやすくなっている箇所が多く、木の階段に頼って縁に足をかけたりすると余計に滑る可能性がある。 木の根も同様で、初心者さんには木は滑りやすい旨注意しておいたほうがよい。 もみじ台からは美しい富士山が見えた。 もみじ台、一丁平ともに休憩スペース・食事スペースがあるが、混雑して座れない可能性もあるので代替策(ビニールシートとか)を用意したほうがよい。 【一丁平〜(もみじ台南側巻道)〜裏高尾入口】 高尾山方面に引き返すと、もみじ台手前の階段が始まるところから左右に巻き道が分岐している。 どちらも裏高尾入り口に通じているが、南側(進行方向右手)の巻き道は山歩きの面白さが味わえる。 巻き道に入ってすぐの箇所に大きな木が倒れて道を塞いでおり、まずは乗り越えて進む。 道はところどころ木の根が飛び出しているので、足元には気をつけて歩くこと。 また、他の道と比べて道幅が狭く、すれ違う際には譲り合うように心がけたい。 右手方向の木々の切れ目からは富士山や近隣の山並みを眺めることができる。 途中で休憩所の付近で分岐がある。南に行くと富士見台らしい(未確認)。北へ進むと裏高尾入口に着く。 【裏高尾入口〜(高尾山南側巻道)〜高尾山頂手前トイレ】 裏高尾入口から、右に入って高尾山の南側を巻く5号路に進む。 しばらく進むと稲荷山コースとの合流地点に出る。右に進めば稲荷山、左の階段を上がると高尾山頂。5号路は直進。 さらに進んでいくと木の橋を渡った先に、3号路、6号路の分岐がある。たくさん分岐があるが、コンクリート敷きの登り坂を通って高尾山頂手前まで行く。 【高尾山頂手前トイレ〜いろはの森分岐】 来た時の道を戻り、途中にある分岐で「日影沢・高尾山口方面(いろはの森・学習の歩道)」方面へ進むといろはの森の分岐に出る。 結構思い切りよく下っていくので、「こんなに下っちゃっていいの?」という不安が出てくるかもしれないが、いいのだ。 いろはの森の分岐に出たら「つり橋」方面へ進む。 【いろはの森分岐〜つり橋〜浄心門】 特に危険な箇所はなし。迷うような分岐も見当たらない。 浄心門に到着する寸前に、左手方向に下っていく木の階段がある。この階段が2号路の入り口で、ケーブルカー乗り場まで通じている。 表参道の混雑を避けたいなら利用してもよい。 【浄心門〜(2号路)〜ケーブルカー乗り場】 他の道と比べて道幅が狭いので注意。 途中で蛇滝方面への分岐があるが、蛇滝の見物は初心者さんにはお勧めしない(120mくらい下ってまた登って来ることになる。かつ、それほど見ごたえのある滝というわけでもない……)。 最後は階段を登って十一丁目茶屋の前にでる。 【一丁平〜(もみじ台北側巻道)〜裏高尾入り口】 今回の計画には無いルートだったが参考のため歩いてみた。 林の中をゆるやかに登っていく道で、幅は広く歩きやすい。トレイルランナーの方には向いてるんじゃないかと思う。 【裏高尾入り口〜(高尾山北側巻道)〜高尾山頂手前トイレ】 これも今回の計画には無いルートだったが参考のため歩いてみた。 林の中の歩きやすい道。展望等がないので面白みのない道だが高尾山頂を巻くのであれば最も近道となる。 ただ、どこからともなく(トイレから?)臭気が漂ってきて気分が悪くなった。 【2号路〜蛇滝】 計画とは無関係だが、時間が余ったので歩いてみた。 斜面を折り返しながら(9度折り返すらしい)120mほど下ると蛇滝に着く。 ちょうど修行者さんたちが入滝の最中で、詳細には見物しなかった。 さらに下っていくと中央道の八王子ジャンクション付近に抜けられるらしい。そちらから登ってくる人もちらほら見かけた。 |
写真
感想
大菩薩に登る予定だったが、今回もまた中止となった。
娘と息子がともに体調を崩し、のんきに山に行ける状況ではなかったためである。
しかし大菩薩の延期はこれでもう何度目か。ここまで延期が続くというのは何か呪いでもかけられているんじゃないかという気分だ。
せっかくの三連休だというのに山に出かけられないということで、おっさんは大いに落ち込んだ。
そんなおっさんの様子を見て、
「それなら来週私が行く高尾山の下見でもしてきてもらおうかな」
かみさんが破格の申し出をして下さった。
「喜んで!」
おっさん途端に元気が出たね。
子供たちがある程度回復するまで待って、連休最終日に高尾山へ向かうことにした。
かみさんから高尾山行の予定コースを詳細に聞き出し、同じルートで歩いてみることにした。
琵琶滝から表参道へ上がり、高尾山頂を経てもみじ台、一丁平まで行って引き返してくるとのこと。
初心者さん連れということなので、帰りはもみじ台と高尾山を巻いてしまうと楽なのではないかとアドバイスすると、
「その道も調べてきなさい」
との厳命を受ける。
ようし、おっさん張り切って巻き道全部調べちゃうぞ!
そういうわけで20年振りの単独行である。全国3000万のMococoファンには申し訳ないが、今回は山淑女のむっちり姿は写真に登場しない。
しかし高尾山と言えば大混雑が予想される。人を掻き分けて登るのは遠慮したい。そこで朝早くに出ることにした。
始発を使って高尾山口に到着したのが午前6時。この時間だとほとんど人がいない。
同じ電車で10人ほどの登山者が降りたが、おっさんはケーブルカー駅の前のベンチに座ってまずは腹ごしらえである。
コンビ二で買ってきたおにぎりをモソモソ頬張る。
登山前の食事については、おっさんには苦い思い出がある。20数年前、おっさんが高校生の頃、ワンダーフォーゲル部でピカピカの新入部員を迎えた時のことだ。
新歓山行と称して、奥多摩の手頃な山(本仁田山だったか?)に出かけた。
「トップに立て!」
というT先生の厳命を受け、先輩として颯爽と前に出たのであるが……。
この時、おっさんは実は寝坊して朝食抜きであった。コンビ二も律儀に7時にならないと開かない時代の話である。途中で食料を調達できるはずもなく、ガス欠のまま臨んだ山行であった。
内心、
(トップは嫌、トップは嫌、トップは嫌……)
そう願っていたのであるが、T先生の厳命には逆らえない。なんとか昼食まで耐え抜こう、と頑張ったのだが……。
「ダメっす、バテました……朝飯食って無いんス」
ピカピカの新入部員たちが和やかに会話しながら余裕かまして登っている中、真っ先にダウン。
その上新入部員から、
「先輩、大丈夫ッスか。これ食べてくださいよ。俺余裕ッス」
とか言われておにぎりもらっちゃったりして、先輩として情けないことこの上ない姿をさらしてしまったのである。
それ以来、登山前には必ず燃料補給を忘れないというのがおっさんの教訓となった。
そういうわけで今回もまずは燃料補給を済ませ、他の登山者の姿が見えなくなった頃になって行動開始。
辺りはまだ暗かったが、琵琶滝へ向かう道には街灯があって、ヘッドランプが必要になるほどではない。そのうち白々と夜が明けてきた。
琵琶滝を過ぎ、1号路へ向かって登って行く最中で辺りは真っ赤に染まり、日の出を迎える。もう30分程早ければ十一丁目茶屋の展望スポットからご来光を拝めたかもしれない。
それでも人のほとんどいない道というのは気持ちがいい。いいペースで十一丁目茶屋に到着。
いつもは混雑しているこの辺りも、ほとんど人の姿がない。茶店の人が準備しているくらいだ。
表参道を歩いていくと、何人かトレイルランナーと行き違う。まさか暗闇の中走ってるのだろうか……。
まもなく道は男坂と女坂に分岐。今回は男坂を登ってみることにした。
最初の階段を登りきると、あとは緩やかな道である。外面はいかめしく、内面は穏やか。男っぽいと言えば男っぽい。
薬王院の不動堂も見たことがないし、かみさんの予定コースに入っているので階段を上がってみた。
「ほほう、これが不動堂か……」
実は最初の階段を上がったところは大本堂と言い、不動堂ではない。それを知らなかったおっさんは、
「あれ?左手にまだ階段が続いているぞ……?」
再び階段を上がってみると、今度は赤い社が出現。
「うおっ、これが本物か?さっきのは影武者か!……やるな、薬王院」
だが、この赤いのは権現堂と言い、有形文化財に指定される古い建物ではあるが、不動堂ではない。
「ん?まだ登るのか?」
権現堂の右手の道をたどり、さらに階段が続く。その先には小さな社が。
「なにっ、これが本体か?!恐るべし、薬王院……」
階段を三つ上がった先にある小さな建物こそが不動堂である。
途中、やんちゃそうな若者のグループとすれ違う。どうやら山岳信仰を持つ若者グループらしい。
そんなグループが2、3組はいただろうか。きっと夜のうちに登って、今下山なのだろう。
「おはようございます」
意外なほどさわやかな挨拶を受け、山岳信仰ってすげえと内心感心する。
年末には単車で富士山とか目指すんだろうか。
不動堂の先は木の道を通り、広くよく整備された道が続く。
配水施設の脇を抜けると間もなく山頂下のトイレが見えてくる。ここで道は3分岐している。
右は4号路と高尾山頂の北側を巻く5号路、左は南側を巻く同じく5号路である。
かみさんの計画では山頂を通るが、山頂の様子はもう判っているので巻き道を調べることにした。
左を選び、3号路や6号路、稲荷山コースとの分岐を通り過ぎて高尾山の裏側、裏高尾の入り口に抜ける。あっという間に到着してしまったので少々拍子抜けした。
そのままもみじ台へと登ってみる。
「おお」
富士山の雄大な姿が目に飛び込んできた。
前にここを通った時にはガスっていたので富士山の姿は見えなかった。もし昨日登っていたら、やはり曇りがちだったので見えなかったかもしれない。連休最終日まで予定を延ばしたのは正解だったかもしれない。
もみじ台のベンチに座って、ただ無心に富士山の姿を眺めている女性ハイカーがいた。みとれる気持ちも良く解る。
「ナイス富士山ッすね!」
とか話しかけようかとも思ったが、あまりに無心なので邪魔をするのも無粋かと思い、先を急いだ。
木の階段が続く。道はぬかるんでいて滑りやすい。階段には霜が降りていて、キラキラ輝いて綺麗だった。朝日が当たるそばから溶けていく。
間もなく一丁平のトイレ(一丁平園地)に到着。
かみさんの計画ではこの先の展望デッキまで行くはずだが、特に迷うような箇所もないし、かみさんはよく道を知っているのでここで引き返すことに。
もみじ台の手前まで戻り、本題の一つ、巻き道の調査である。
「ど、ち、ら、に、し、よ、う、か、な」
で左(北側)の道をまず調べることにして、意気揚々と突き進んだ。が……。
緩やかな登りがずっと続く。林の中で展望がない。道は広くて歩きやすいが、あんまり面白くない。巻き道なんてこんなものか?
トレイルランなら、走りやすいのでよい道だろう。登山初心者さんが歩いて楽しいかと自問するに……今ひとつ。
裏高尾の入り口まで戻り、そのままもみじ台の南側の巻き道に入って引き返す。見ていた人は、
(なにやってんだろ……)
と思ったことだろう。
南側の巻き道は、木々の間から展望が多少あった。富士山が見えるスポットもある。木の根っこがところどころに顔を出しているので歩きやすいとは言えないが、登山らしい雰囲気のある道だ。
行く手に休憩所が見えてきて、そのすぐ近くで道が分岐していた。どうやら富士見台に通じているらしい。展望の良いスポットがあるのかもしれない(行けば良かったが巻き道調査で頭がいっぱいだったので先へ進んでしまった)。
本道に戻る直前では倒木が道を塞いでいて、乗り越えるのはちょっと冒険っぽい気分になる。
どちらの巻き道を勧めるべきか?
それは楽しいほうだろうということで、南側の巻き道をかみさんには勧めることにした。
もう一度南の巻き道を通り、裏高尾入り口に戻る。今度は高尾山を北に巻く道の調査である。
北側の道はやはり林の中の道で、歩きやすい道ではあるのだが……なんか臭い。なんかというか、明らかにウンコ臭い。
動物のウンコでも踏んだかと、何度も足の裏を見たが、そんなこともなく、どうやら付近のトイレから漂ってきている様子。
う〜ん、ここもまたお勧めなのは南側の巻き道だなぁ。
北側の道は南以上にあっという間に高尾山頂を通り抜けられるので、急いでいる人には向いているが、楽しいかと言われると……臭いが……。
高尾山を巻いた後、今度は4号路方面へ進んでみた。
木の階段を下って、また下って、結構思い切りよく下っていく。
表参道のほうは混雑が始まっているものの、4号路はそれほどたくさんの人はいない。とは言っても常に視界内に誰かがいる程度の人口密度ではある。
やがていろは森の分岐に出る。かみさんの計画通り、つり橋方面へ進む。
特に問題のあるような箇所もなく、比較的人がいないので歩きやすい道だ。
進んでいくと浄心門が見えてくる。その直前で、左側に下っていく木の階段が。二号路/蛇滝方面への分岐である。
「時間も余ってるし、蛇滝も見たことないし、寄ってみるかァ……」
安易に判断したのが間違いだった。
よく地図を見れば、蛇滝までの標高差は120m程あることが分かる。それだけ下って、また同じ道を登ってくることになる。
2号路を辿り、ケーブルカー駅の手前まで来た辺りに蛇滝方面への分岐がある。
この道は山肌を何度も大きく折り返しながらひたすらに下っていく。
(これまた登るのか……面倒くせぇな)
とは思ったものの、蛇滝という名前にはちょっと惹かれるものがある。
滝というだけでも期待するのに、おどろおどろしい雰囲気の名前はさらにわくわくする。
やがて前方から、
「臨!兵!闘!者!皆!陣!裂!在!前!」
何やら九字を切る叫び声が聞こえてくる。行者が修行中らしい。
さらにわくわくしながら蛇滝に到着してみたのだが……。
「遠っ」
入り口には“入滝中につき立ち入り禁止”の表示。向こうのほうに滝らしきものと白装束の人たちが見えるが、よくわからない距離だ。
それはそうだろう、これは見世物ではないし、面白がって見に来る類のものでもないのだろう。
仕方がないので岩場を流れる細い水の流れを写真に撮り、蛇滝見学とした。
そもそも修行場というのは解っていたはずで、それなら所謂“瀑布”のような雄大な滝ではないことくらい想像ついただろうに……。
(まじ止めときゃよかった……)
好奇心で面白半分に動くものではない。120mの登り直しである。
この道は9回折り返すらしい。途中で、
「九折れコースの中間の五折れ」
と石に書き残されているのを発見。
「どんだけ折り返すんだよ!」
という突っ込みが多いのか、長い登りに折れる心を励ますためか、誰かが書き残してくれたメッセージ。
(半分までは来てるんだ)
って、ちょっと励まされた。
だが、ここまで休憩なしで歩き詰めだったので、さすがにエネルギーが尽きかけていた。
「オラ、腹減って力でねぇよ……」
あと1折れか2折れというところで観念して一本とることにした。
ザックを放り出し、携帯食をもそもそ食う。山の空気は冷たいが、心地良い。
燃料補給が完了し、気合も再充填される。あとはリフトに乗って帰るだけだ。
十一丁目茶屋まで登り返して見ると、そこには大量の人が。
「なんじゃあこりゃあ!」
ジーパンのように叫びたくなる。
この分ではリフトも激混みかもしれない?と急ぎ足にリフト乗り場へ向かう。
「うあ、並んでるよ……」
リフト乗り場の前には大行列が。仕方ないので最後尾に並ぶ。
すると、何故か前のおばちゃんが怪訝そうな顔でこちらを見て、
「あの、男の人のほうは並んでないみたいですけど?」
「え。これってトイレ?」
女子トイレの行列だったァーッ!(__;
言われてみれば女性しか並んでねぇし。
「こう見えて、実は女なんですよ」
とかジョークを言うと思い切り引かれそうな雰囲気だったのでそそくさとリフト乗り場のほうへ。
下りリフトはまだガラガラで、待たずに乗ることができた。
「ふう、これでミッション完了か。蛇滝の道を選んだことが最大の試練だったな……」
そんなことを思いながら紅葉を愛でているうちに山麓に到着。
あとはのんびり帰ろうと、リフト駅の階段を下りると……。
「なんじゃあこりゃあ!!」
ものすごい人の群れがそこにいた。
ケーブルカー乗り場の前の広場は一面人で埋まっている。
「ケーブルカーを待つより、表参道を登れば40分で上まで着きますから!」
と係員さんが必死の誘導。それで表参道もびっしり人の列。
なおも高尾山口方面からは怒涛のように人が押し寄せて来て、
「すんません、僕、帰りたいんで。すんません。すんません」
進むに進めないほどの人の流れ。
滝登りのように流れに逆らい、駅へ向かう。大行列は駅のホームまで続いていた。
今日の最大の試練は下山後にこそあった。
どうもはじめまして。あいごえと申します。
私も昨日下山時の最大の試練に遭遇しました。
逆コースにすればよかったと反省
しかしここまでとは思いませんでした
はじめまして、あいごえ様!
あの大混雑はすごかったですねぇ(^^;
今年一番の人出だったんじゃないかっていう話ですね。
高尾はいつも混んでる時間帯に登ってましたので、混雑は予想していましたがあれほどとは……。
しかし早い時間に登れば人影も少なく、手ごろに楽しめるということも今回わかりました。
仰るとおり、早い時間に高尾周辺を抜けて、陣馬方面に行くのが正解だと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する