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Yamareco

記録ID: 247683
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

初冬の神室連峰 火打岳〜富喜新道を行く〜

2012年11月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:29
距離
9.0km
登り
1,055m
下り
1,037m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

07:20 富喜新道口(火打新道口)
10:20 火打岳1237.9m
11:50 富喜新道口(火打新道口)
天候 曇り(小雪)山頂付近ガス
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新庄市から土内川沿いに進むと富喜新道口にたどり着く。駐車スペースは5台くらい。
コース状況/
危険箇所等
✿吐出沢渡渉後の尾根取り付きはかなりの急斜面。ロープがあるので慎重に。
✿標高800m付近から積雪があり、雪山となる。
✿まだ夏道を辿れる積雪具合。しかし火打岳直下の登りで夏道を見失う。四つん這いになってハードな薮をくぐると、すぐに森林限界の拓けた地形に出る。
✿今回の冬山装備はアルミワカン+ストック。つぼ足でも十分歩けるが、ワカンを履いた方が楽だった。山頂直下はキックステップでOKだが、滑落に注意。
✿神室連峰のガイドマップが欲しい方はこちら
http://sca.core.ac.jp/kamuro/tozanmap.html
富喜新道口(火打新道口)コース、ここからスタート。
2012年11月25日 07:21撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
2
11/25 7:21
富喜新道口(火打新道口)コース、ここからスタート。
雪の付いた真っ白な吊り橋を行く。
2012年11月25日 07:22撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 7:22
雪の付いた真っ白な吊り橋を行く。
吐出沢の渡渉。水量はやや多め。
2012年11月25日 07:27撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
1
11/25 7:27
吐出沢の渡渉。水量はやや多め。
ロープの付いたキツい斜面を上り詰めると、こんな尾根道に出る。
2012年11月25日 07:52撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
11/25 7:52
ロープの付いたキツい斜面を上り詰めると、こんな尾根道に出る。
2.5合目で一休み。
2012年11月25日 08:07撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 8:07
2.5合目で一休み。
あれは小又山かもね。
2012年11月25日 08:07撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 8:07
あれは小又山かもね。
標高800m付近からいよいよ雪山らしくなってきた。
2012年11月25日 08:25撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
11/25 8:25
標高800m付近からいよいよ雪山らしくなってきた。
誰の足跡も無いまっさらな尾根を行く。
2012年11月25日 08:40撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
11/25 8:40
誰の足跡も無いまっさらな尾根を行く。
そろそろ‥今期初ワカン。
2012年11月25日 08:52撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 8:52
そろそろ‥今期初ワカン。
このトラバースぎみの登りは気を使った。
2012年11月25日 09:11撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 9:11
このトラバースぎみの登りは気を使った。
あとは比較的ゆるい登り。
2012年11月25日 09:14撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
11/25 9:14
あとは比較的ゆるい登り。
でも雪深し。
2012年11月25日 09:32撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 9:32
でも雪深し。
* ̄(エ) ̄)ノたま〜に腰までズボッとね♪
2012年11月25日 09:33撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 9:33
* ̄(エ) ̄)ノたま〜に腰までズボッとね♪
すり鉢状の夏道。
2012年11月25日 09:39撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 9:39
すり鉢状の夏道。
目の前が開けたけど‥ガスッて何も見えない。
2012年11月25日 09:43撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 9:43
目の前が開けたけど‥ガスッて何も見えない。
ここから先、山頂直下で夏道を見失い藪漕ぎするハメに。
2012年11月25日 10:01撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 10:01
ここから先、山頂直下で夏道を見失い藪漕ぎするハメに。
四つん這いになって、ハードな薮を抜けてようやく出たよ〜☆
これを詰めれば‥
2012年11月25日 10:13撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 10:13
四つん這いになって、ハードな薮を抜けてようやく出たよ〜☆
これを詰めれば‥
火打岳山頂到着!
2012年11月25日 10:21撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 10:21
火打岳山頂到着!
( ̄〜 ̄。)うーん
小又山に続く稜線は見えないね。
2012年11月25日 10:21撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 10:21
( ̄〜 ̄。)うーん
小又山に続く稜線は見えないね。
南側の稜線も見えない‥
2012年11月25日 10:21撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 10:21
南側の稜線も見えない‥
お天気良ければ、砂利押沢から下りようとも思ったが、ピストンして帰ろう。
2012年11月25日 10:22撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 10:22
お天気良ければ、砂利押沢から下りようとも思ったが、ピストンして帰ろう。
引き返すとちょっと青空が(笑)
2012年11月25日 10:41撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 10:41
引き返すとちょっと青空が(笑)
つかの間の青空。
2012年11月25日 10:45撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 10:45
つかの間の青空。
帰りは自分の踏み跡を辿れば良いので、カンタン。
2012年11月25日 10:45撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 10:45
帰りは自分の踏み跡を辿れば良いので、カンタン。
下界はお天気良さそう。
2012年11月25日 11:02撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
11/25 11:02
下界はお天気良さそう。
吐出沢の渡渉点に戻って来た。
2012年11月25日 11:48撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
11/25 11:48
吐出沢の渡渉点に戻って来た。
すかっり雪もとけている。
2012年11月25日 11:55撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
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11/25 11:55
すかっり雪もとけている。
今日歩いた尾根すじを眺めて、おしまい。
楽しかった。
2012年11月25日 11:58撮影 by  NIKON 1 J1, NIKON CORPORATION
4
11/25 11:58
今日歩いた尾根すじを眺めて、おしまい。
楽しかった。
撮影機器:

感想

今冬の雪山歩きをどこから初めるかを最近考えていた。どこの山も雪はそれほど積もっていないだろうから、夏道を外れて自由に歩くことは難しいだろう。だから歩いたことがなくても、比較的易しそうな尾根を探していた。

kamadamさんの記録を拝見すると、昨年のちょうど今頃、火打岳を周回されている。砂利押沢口から火打岳を経て富喜新道を下るルートだ。僕もまねっこしてみようかとも思ったが、砂利押沢のルートは沢沿いを歩くルートで、まだ薄いながらも雪を纏った状態に加え、沢の水量が多めのはずだ。地形を考慮しても間違いなくハイレベルな山行が予想された。それに僕は夏道を知らない。冬山と言えども今時期はまだ積雪が少ないから、夏道を知っていることが重要だと僕は考える。

そんな理由で砂利押沢口ルートの登りは諦めて、富喜新道のなだらかな尾根を辿り火打岳山頂を目指すことにした。稜線に出て視界が良ければ砂利押沢口コースの分岐を見に行けばいいのだ。

この富喜新道口コースは吊り橋を渡って以降の尾根の取り付きがかなりの急登で、いきなり核心部といっても良いくらいだ。積雪が増えてロープが隠れると、難易度はグッと上がるだろう。でも尾根に乗ってしまえば、だらだらと比較的緩やかな登りを楽しめる。

順調に夏道を辿り、このまま山頂まで行ってしまうのかと思われたが、火打岳山頂直下の岩場の辺りで道を失った。岩を越えて行くことも考えたが、藪漕ぎの方が安全そうだった。四つん這いで灌木をくぐって森林限界に出た。最後の急登を慎重に詰めて山頂にたどり着いた。

途中からわかっていたことだが、稜線上はガスがかかって何も見えない。視界が良ければ稜線を歩きたかったが、諦めて引き返すことにした。役内から山屋までの主稜線縦走の楽しみは来年に持ち越しだ。

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コメント

積雪量は多い!?
腰の高さまで雪が積もっているんですか ?
厳冬期はどんなに雪深いんでしょうね〜

藪こぎ…やっぱりtooleさんですね。
藪こぎ好きなんですか?
必然的に藪こぎの方に行ってしまうんですか?
それとも藪こぎといつもお友達なんですか?
つまらない質問しました。
これからも雪山の魅力(藪こぎの魅力)をたっぷり紹介してくださいね
2012/11/26 19:58
雪山始まりましたね
今年のtooleさんの雪山、どうなるのか楽しみです。
私も12月の火打、予定してましたよ。青空の予報の時だけですけど
記録参考になりました

土日は大崎で山を見ながら外での仕事でした。両日とも曇りでしたが、日曜午後から急速に青空が広がって、あまり眺めがいいので、近くの宮沢遺跡に登って、栗駒と船形と虎毛の写真を撮ったほど。来週も天気悪いみたいだね
2012/11/26 20:51
meikenさん☆
山頂直下はたまにズボッと腰までぬかるところがありましたよ〜
全体的にくるぶしからスネくらいの積雪ですねsnow
まだまだこれからといった感じではないでしょうか。

>藪こぎ好きなんですか?
そんなに好きではありません。でも嫌いでもないかも

>必然的に藪こぎの方に行ってしまうんですか?
まさか。そんなバカな真似はしません

>藪こぎといつもお友達なんですか?
* ̄(エ) ̄)ノかもね

これぐらいで勘弁してくださ〜い
2012/11/26 21:17
kiyoshiさん☆
今年も去年とたいして変わらないと思いますよ。
歩けるというか、車でたどり着けるところが決まっていますしね

kiyoshiさんも火打を考えておられたとは
法田方面からでしょうか。
記録楽しみにしています。

日曜の午後は確かにお天気最高でしたね。
下界だけだったのかしら
とも思うのですが、もうちょっと山頂でシャッターチャンスを待ってみた方が良かったかもしれません
2012/11/26 21:26
ワカン
そろそろ、まともに履き方を覚えようと思います…。
年中車に積みっぱなしなのは秘密です
2012/11/27 0:05
レコ、参考になりました
いよいよ、本格的な雪山登山が始まりましたね。
神室連峰、雪のシーズンに登ってみたいと考えていたところでしたので、参考になりました。
富喜新道口コースも検討しておりましたが、出だしの急登が気になっており、地形図を眺めながら悩んでいたところです。
やはり、かなりの急登でしたか。。。
雪で覆われた状態では厳しそうですね
レコを参考に熟考してみます。

それにしても、下山すると晴れるの法則は、どの山でも一緒ですね(笑)
私の方は、同じ日に早池峰に居たのですが、tooleさんと同じく下山時に晴れてきました。
悔しい思いはしましたが、それが次の登山の原動力に繋がるかもしれませんね
2012/11/27 0:50
火打岳でしたか!
tooleさんが火打岳に行ってたと知ってビックリ 私は小又山でしたよ ただ今、ふくらはぎ筋肉中

富喜新道からの火打岳は、林道を深く入る必要がなくて助かりますよね。いきなり急登から始まりますが・・夏道の標準タイムで登っちゃうところがtooleさん

一年前、登りに砂利押沢からのルートを選んだのは、やっぱり過去に歩いたことがあったからです。尾根に取り付いてから倒木等で道を見失いましたが、そのまま登れば稜線に出るだろうと・・結果OKでしたが、下りではとても不安だったでしょう。それに、下りとなると、火打と火打北峰からの最初の斜面が急で痩せていますから、スリップ要注意です。

西火打岳から火打岳山頂直下にかけては、やはり雪が深かったですか 山頂直下では岩場を避けて、右手を回り込むように登っていくようです。でも藪こぎしないと物足りないのかな
2012/11/27 5:15
Springさん☆
ワカンの履き方は前もって練習された方がベターですよ。
山での装着は意外と時間かかりますからね

初めは歩いていると緩んでくることが多いかと思いますが、色々工夫するうちに慣れてくると思いますski

僕はワカン付けて歩くときの金属の足音がなんだか好きなんです
2012/11/27 20:16
Luskeさん☆
Luskeさんも冬の神室を検討されていたんですね
そうですね、もし麓でも20cmくらいの積雪がある状態であれば、僕もちょっと悩む取り付きの斜面でしたね。
つかまるような木の枝なども少ない斜面でしたからね。
だからロープは助かりましたよ。
でもLuskeさんなら、深雪でも突破されるような気がします

なんと、早池峰でしたか
僕はてっきりLuskeさんは今頃青空の飯豊かなぁ〜なんて思いながら歩いていましたよ
2012/11/27 20:27
kamadamさん☆
実は朝登山口に向かっている途中でkamadamさんと神室でバッタリお会いしたりするかもと考えていたところでした

でも車は一台もなかったので、少しガッカリしていたんですよ。
車が停まっていれば、それはきっとkamadamさんに違いないと、僕には妙な確信があったのです
前日にでもkamadamさんにメール入れれば良かったですね

砂利押沢のルートはやめて正解だったと思いますよ。
来年、夏道を歩いてから改めて挑戦したいと思います

山頂直下の岩場を避ける夏道は下りで見つけることが出来ました
でも藪漕ぎは数十mくらいだったので、楽しめましたよ〜

それにしても小又山‥
どちらから登られたのでしょう?
2012/11/27 20:43
飯豊は・・・
3連休がとれたら飯豊に行くつもりだったのですが、今回は2日だけだったので中止しました
もう今年は無理かなぁ・・・
来年に期待してください^^;
2012/11/28 21:30
Luskeさん♪
そうでしたか。
僕も初日は仕事で2連休でしたよ。

2000m級の山はもう厳冬期でしょうから、ソロでは厳しいでしょうね。
来年の飯豊も楽しみですね
僕は春に石ころび沢を歩きに行かないといけません

Luskeさんの飯豊レコを多いに参考にさせて頂きますよ。
2012/11/28 23:14
プロフィール画像
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