初冬の北八ヶ岳（渋の湯〜黒百合ヒュッテ〜東天狗岳ピストン）

2012年11月24日(土) 〜 2012年11月25日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 8.8km
• 登り: 804m
• 下り: 803m

コースタイム

一日目
11:50（渋の湯）〜14:13（黒百合ヒュッテ）
※実所要時間は2時間程です。途中登山届を書いたり、アイゼンつけたり、落とした手袋の捜索等で時間が潰れたため。
※凍結道⇒踏まれた雪道 by 4本爪アイゼン

二日目
07:58（黒百合ヒュッテ）〜09:28（東天狗岳）09:56〜10:43（黒百合ヒュッテ）12:35〜14:45（渋の湯）
※踏まれた雪道⇒凍結道 by 12本爪アイゼン

※山行時の体型…170cm/82kg
※山行時の荷物…22kg

天候

一日目 晴れ
黒百合ヒュッテ前14:00頃の気温…マイナス7度
黒百合ヒュッテ前夜の気温…マイナス12度

二日目 晴れ
黒百合ヒュッテ前5:00頃の気温…マイナス18度

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

茅野〜渋の湯…1100円/1時間程

コース状況／危険箇所等

＜コースコンディション＞
度合いについては省略しますが、今は冬山の状態です。
24、25日の状況では、全体的に少なくとも6本爪以上のアイゼンが必要だと思います。
見かけた人は10〜12本である事が多かったですし、12本の私は歩きやすかったです。
中山峠〜東天狗岳への急登では前寄りの爪が大活躍でした。
（1）渋の湯〜八方台分岐までの急登…アイスバーン部分を含む踏まれた雪道
（2）八方台分岐〜黒百合ヒュッテ…踏まれた雪道
（3）黒百合ヒュッテ〜東天狗岳…踏ますれた雪道

＜危険箇所＞
特になし。

＜膝的コース所見＞
私的には気になる箇所はありませんでした。
ただ気になる方は以下の箇所が気になるかもしれません。
（勾配がきついので）
・黒百合、渋の湯、八方台分岐〜渋の湯への下り。
・東天狗岳〜中山峠への下り。

＜黒百合ヒュッテ情報＞
・私が接したスタッフは皆感じの良い方たちでした。
・トイレがとてもキレイ。作りは違うが北岳の白根小池小屋クラスのキレイさ。
・二階の大部屋が全面埋まっていたが、閑散期とのこと。1人当たりふとん一枚分のスペースはありました。
・ふとんはキレイでニオイませんでした。
・二階の大部屋で宿泊する場合、一階の居間に荷物をおいて置く。
・消灯後？は居間の暖房が止まる。ガスバーナーのガスカートリッジに冬季仕様でないものを持参したが、凍結はしておらず、翌朝普通に使えた。
・照明は昔ながらの電球で、小屋の中の雰囲気がよい。
・自炊部屋はないが、居間で調理可能。

写真

11/26 7:42

【1日目】
11:50 渋の湯を出発

11/26 7:42

直ぐ先に届出をする小屋がある。

11/26 7:42

黒百合ヒュッテ手前付近の雪の具合。
アイゼンの爪が靴の裏全体にあると、ここに引っかかりまくります。

11/26 7:42

黒百合ヒュッテ手前付近の雪の具合。

11/26 7:42

14:13 黒百合ヒュッテに到着！

11/26 7:43

【2日目】
朝ごはんは前日夜に続きおでん。

11/26 7:43

中山峠への途中で。

11/26 7:43

中山峠。

11/26 7:43

峠の向こうには街が見える。

11/26 7:43

中山峠の先から東、西天狗岳をのぞむ。

11/26 7:43

東天狗岳へ。
こちらは後述のエピソードに出てくるカップルの彼氏の方。

11/26 7:43

東天狗岳への急登。
この辺りの登りでアイゼンの前寄りの爪が大活躍。

11/26 7:44

東天狗岳頂上に立つ登山者。
右側は後述のエピソードに出てくるWさん。
ニコンF6の使い手。

11/26 7:44

東天狗岳頂上！
頂上の看板越しに西天狗岳！

11/26 7:44

天狗岳から下山後、黒百合ヒュッテにて。
わたくしでございます。ブタも練習すれば山に登れるのです。

撮影機器：

D7000 ニコン

感想

cityofhoge

＜感想＞
最高の山行で、山がまた好きになりました。それは、下記のエピソードに書いてあるような出会いであったり、初めてのまともな雪山体験だったり、最高な景色だったり理由はいろいろです。

また発見もありました。冬の山には冬の山特有の良さがある事です。
突き刺すような寒さの中での山小屋や食事の暖かさ、冬特有の澄みきった青い空＋遠望の効くヌケた空気、雪道を歩く楽しさ（条件にもよりますが）などなどです。
今冬も今の装備でいける範囲で冬山を楽しみたいです。

＜エピソード＞
茅野〜渋の湯のバスの中で隣だった山歴が非常に長くて写真もお好きなWさん。山の話やカメラの話が大いに盛り上がり、黒百合ヒュッテまでの道のりでは同行しなかったものの、黒百合ヒュッテについてからも色んな話に花が咲きました。
翌日は八ヶ岳界隈にも詳しいWさんに同行させていただき、おしゃべりしながらの山行はあっという間に過ぎて行き、とても楽しい山行になりました。

Wさんとは違いますが、他の出会いもありました。
彼（旦那さん？）が山通で、彼女（奥さん？）が写真好きなカップルには東天狗岳への登りで出会いました。彼女さんは、フルサイズのデジイチ（プロやハイアマが使うゴツいデジイチ）＋単焦点レンズというかなりツウなものを所持するかなりの写真好きと見え、風景や彼をパチリパチリと撮る姿が非常に印象的で、とても良いコンビに感じるカップルでした。

それ以外にも、色んな方々とおしゃべりタイムを過ごすことができ、山の魅力を改めて感じさせられました。

＜身体の故障＞
なし