岡山県鏡野町 遠藤集落〜妹山 地元警察も知らぬ山の絶景&動植物



- GPS
- 05:45
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 652m
- 下り
- 642m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 5:44
歩行距離11km、歩行時間5時間、歩行数18,900歩、消費カロリー2,400Kcal
天候 | 晴れのち曇りのち一時小雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
きついヤブコギはありませんが、少しでも道から外れるとヤブコギと滑落の可能性があります。GPS機器など現在位置がわかる物を携帯し、ヤブコギ慣れした人以外はおすすめしません。 スタート&ゴール地点の林道舗装部分終点から花知ヶ仙山頂まで600m道標<写真10>までは整備されており歩きやすいです。そこから標高870mの大岩のすぐ脇で砂利の林道(地形図の破線の道)に出合うまでは、基本、ちょろちょろと水が流れる谷で水深のごく浅い渡渉を繰り返しながら進みますが、多少不明瞭な所があります。砂利の林道は、一部ススキが生えていますが普通に歩けます。地形図にはない分岐がいくつかあるので、外れないよう注意すれば妹山北北東尾根取り付き点<写真18>に辿り着きます。 妹山北北東尾根取り付き点<写真18>から頂上<写真19〜26>までは道迷いや滑落の危険があり要注意です。取り付き点には赤いビニールテープが巻かれた木の枝が落ちており、斜面はここだけ黄土色の土が露出しています。根曲がり竹をかき分けて中に入ると、しばらくは迷いようがない細道が続きます。おそらく、標高1,070〜1,080mが大きな岩場で、すぐ東に巻き道とピンクテープがあり、見落とさないように気を付けて辿れば、また根曲がり竹の間の細道が復活、頂上の岩が見え始めるとほどなく頂上<写真19〜26>に到着するようです。我々は往路、復路ともに標高1,070〜1,080mの大きな岩場で一部コースアウトしました。ちょうどこの間に道があるので、踏み跡やピンクテープを探しながら歩くと大丈夫でしょう。 スタート&ゴール地点の林道舗装部分終点から花知ヶ仙山頂まで600m道標<写真10>までは整備されています。 花知ヶ仙(はなちがせん)登山口<写真07>までは、未舗装林道で、小石ゴロゴロ、溝掘れ、ぬかるみや水たまりがあります。自動車での通行はあまりおすすめしませんが、歩くのに支障はありません。 標高845m辺りの分岐には道標はありませんが、西に入るとすぐに目印となる通行止めの標識が見えます。 標高990m辺りで右に道とピンクテープがあり、ちょろちょろ流れをまたいで進みます。うっかり直進するとすぐに前方が怪しくなるのでわかると思います。 花知ヶ仙山頂まで600m道標<写真10>から標高870mの大岩のすぐ脇で砂利の林道(地形図の破線の道)に出合うまでは、基本、ちょろちょろと水が流れる谷で水深のごく浅い渡渉を繰り返しながら進みますが、多少不明瞭な所があります。 道の入口は明瞭ですぐに標高1,000mでちょろちょろ流れをまたぐと沢沿いルートになります。復路では、直進方向に明瞭な道が見えていたのにうっかり沢沿いに南下しすぎて引き返しました。 標高980mに倒木がありますが、またいで通れます。踏み跡レベルの道がある程度はついており、たまにピンクテープがあります。ぬかるみは避けられませんが、あまりひどくはありませんでした。 何度も渡渉するポイントがあり、度々ルートファインディングを強いられましたが、幸いまたげる程度の幅が多く、水深も靴底が濡れる程度だったので、登山靴の中に水が入ってくることはありませんでした。 標高960mから急に沢から離れてきれいな歩きやすい道になり、標高940mでまた沢沿いルートが復活しました。以降は、ぬかるみがあったり、何度かちょろちょろ流れをまたいだり水の中を歩いたりしましたが、かなりマシでした。 標高870mの大岩のすぐ脇で砂利の林道(地形図の破線の道)に出合うと、妹山北北東尾根取り付き点<写真18>までは広い砂利の林道です。標高960m辺りからススキが生えている箇所がありましたが、間を普通に歩けました。 標高900m手前は地形図にはない分岐で、直進(北西)方向に新しそうな土道が延びていましたが、地形図の林道に合流するのかどうかはわかりませんでした。右折し砂利道をキープしました。 標高910m辺りはT字路で、左折し北上しました。右(南)は、同じような砂利道で、我々が辿った谷沿いのすぐ北まで南下後、並行して東に進むのかもしれません。 標高965m辺りのミゾホオズキ<写真14>撮影地点はT字路で、左(南)は地形図にはない土道、右は砂利道でした。右折して地形図の実線の道を進みました。 このように、いくつか地形図にはない分岐があります。これらを利用してショートカットできれば楽ですが、今回は探索はやめておきました。 妹山北北東尾根取り付き点<写真18>から頂上<写真19〜26>までは道迷いや滑落の危険があり要注意です。 取り付き点には赤いビニールテープが巻かれた木の枝が落ちており、斜面はここだけ黄土色の土が露出しています。根曲がり竹をかき分けて中に入ると、背丈をはるかに超える根曲がり竹の間に一人分の幅があります。たまにある赤いビニールテープを探すまでもなく、しばらくは迷いようがない細道が続きました。 おそらく、標高1,070〜1,080mが大きな岩場で、根曲がり竹のヤブはなくなります。すぐ東に巻き道とピンクテープがあり、見落とさないように気を付けて辿れば、また根曲がり竹の間の細道が復活、頂上の岩が見え始めるとほどなく頂上<写真19〜26>に到着するようです。 往路は、この岩場の右(西)を巻いてしまい、そのまま周辺の木の枝などを掴みながら適当に上っていると、頂上付近では急に明瞭な細道が出てきました。こうして、往路は岩場から頂上まで西寄りに進み過ぎたおかげで、根曲がり竹には遭わずにすみました。急なので、下りは避けたほうがいいでしょう。 復路は、下山開始早々に根曲がり竹の間の細道に入りました。このほうが下りやすく楽でした。ところが、例の岩場から今度は右(東)に逸れ過ぎたらしく、サルノコシカケの仲間<写真27>撮影地点からさらに高度10m下った辺りで足元がほぼ切れ落ちた箇所に出ました。標高1,080m辺りまで登り返すと、なんとなく踏み跡らしきものに入り、微妙に西に進むと、標高1,075m辺りにピンクテープがありました。細道を辿り、おそらく標高1,065m辺りで少し広い道に出たのだと思いますが、そこからすぐに微妙に東寄りに逸れてしまい、根曲がり竹がまばらな中をさらに北東に進みました。幸い、連れがGPSで気づき、なんとなくこんもりした西方面へと方向転換、標高1,060m辺りで根曲がり竹の間の細道に戻れました。 |
その他周辺情報 | 妹山の西、国道179号線を南下すると、道の駅奥津温泉があります。地元の旬の野菜や菓子類などの購入ができる他、「温泉亭」ではランチバイキングが楽しめます。今回のスタート&ゴール地点から自動車で20分程かかります。 |
写真
出発して間もなく、4頭見られましたが、2頭はすぐに逃げてしまいました。道路のミネラル分を吸っているようでした。カラスアゲハとは違い、翅の明るい部分の幅が一定ですが、わかりにくいこともあります。また、後翅裏側のオレンジ色の斑紋の内側に黄白色帯があります。西日本の夏型ではほとんどないタイプが多いのですが、よく見るとうっすら白い部分がわかります。
ミヤマカラスアゲハ夏型♂
2か月前よりも道路にちょろちょろと水が流れている所が多く、彼らにとっては都合がよかったようです。なんと、2頭が重なっています。経緯は動画で紹介しています。
林道を歩いていると常に水音が聞こえてきます。ひときわ水音が大きくなった場所で川に下り、落差は2mもないものの美しい滝を動画に撮りました。雨上がりなのか、少し崩れやすくなっていたので、GPSを持った連れは道路で待機していました。
右折し、車両通行止めの道標と遠藤杉の案内板を過ぎると見えてきます。この3本の杉はなんと根元の方で繋がっています。栄養がどれかに偏ることなく、3本ともすくすくと生長を続けています。おそらく、伐採せずこのまま残しておくのでしょう。
オトギリソウの仲間の中で最も小さく、草丈は10cm前後、花の直径は3〜4mmしかありませんでした。あまりにも小さくコケのように見えることからその名が付けられました。ヒメオトギリとは違い、花のすぐ下にある苞は細長くはなく葉と同じ形です。周辺に群生していました。
コケオトギリ<写真08>よりも花は大きく、直径1cm前後で、花弁や葉の縁に黒点があります。ここは少なかったのですが、妹山頂上近くの林道ではたまに見かけました。ここを過ぎると、水がたまりかけてぬかるんでいる所がありました。
背中線は内側に「く」の字に曲がり、指先は丸みを帯びます。特に兵庫県との県境に近い後山山系では、4〜5月にキュー、ゴッゴッゴッと地中から鳴き声が聞こえてくるように思えます。我々にとってはお馴染みのカエルですが、岡山県のレッドデータブックでは準絶滅危惧種になっていることを、最近知りました。
花の終わった後の果実がホオズキに似ていて湿った場所に生えることからこの名が付けられました。ここはT字路で、左(南)は地形図にはない土道、右は砂利道でした。右折して地形図の実線の道を進みました。どうやら、新しくできた林道がいくつかあるようで、注意が必要です。
日当たりのよい山地に自生するので林道の中央部に堂々と咲いていました。花一輪の寿命はそれほど長くなく、2〜3日ほどです。麓のほうでは花はほぼ終わり、ここも花は少なく、そろそろ見納めです。
取り付き点より妹山
いよいよ根曲がり竹のヤブに突入です(´・ω・`)ヤブの左(東)端が入口だと思い、押し広げてしまいましたが、本来の入口には赤いビニールテープが巻かれた木の枝が落ちており、斜面はここだけ黄土色の土が露出しています。一応、入口に木の枝で“入”という文字を立てておきました。かき分けて中に入るとすぐに赤いビニールテープが見え、思ったより歩きやすかったです。
標高1,121.0mの三角点<点名:芋山>を探しましたが、“電”と書かれた石柱以外見つけることができませんでした。山名プレートの背後に花知ヶ仙(はなちがせん)<写真20>が見えました。
南方系の蝶ですが、岡山県北部にも進出しています。動画を撮っていると、強風にあおられて必死に耐えていました。これは、風が収まってほっとしたところです。とぼけたような愛嬌のある顔は、彼らヒョウモンチョウの仲間の特徴で、なんとも愛らしいです(*^^*)
花期が他のツツジとは異なり、文字通り穂状の花を咲かせます。長く突き出た花柱は、ミヤマホツツジとは違い、まっすぐ伸びます。蜜には毒があり、蝶は大丈夫ですが、人間には危険です。妹山の山名プレート<写真19>のすぐ手前で咲き始めでした。
その名の通り武士が身につけた赤い糸でつづられた“緋縅(ひおどし)の鎧”の色に似ています。成虫で越冬するので、春先に県南などの暖地でよく見られます。夏にはこのように標高の少し高い山地に移動するようです。
岩の右(東)を巻いたら、東寄りに進み過ぎたらしく、おかげでこれを発見しました。倒木に生えており、カサの直径は30cm程でした。周辺は広葉樹しか生えてなさそうだったので、ツリガネタケ<写真12>の大型タイプかもしれません。
今まで、あっちこっちの山でギャー、ジャーと鳴き声はよく聞いてきましたが、姿をはっきり見たのは初めてです。こちらが気になるのか、動画を撮っていると覗き込んできました。カメラ目線バッチリです!(^^)!
オスの翅の表側は光の加減で紫色に輝きます。動画を撮っていると、翅をパタパタさせるたびにちらちらと微妙に紫色が見えました。実は、往路で草に引っかかって慌てているところを撮り損ねたので、復路で見られてうれしかったです。撮影直前も無風なのにバランスを崩し、ドテッと横倒しになりかけていたので、羽化して間もない個体だったのかもしれません。
オスは翅の縁紋が赤、メスは白です。DNA解析しなければニホンカワトンボとは区別不可能ともいわれていますが、翅の縁紋のすぐ下にある脈数である程度区別できるそうです。脈数は4なのでアサヒナのほうだと思います。今日はほとんどトンボを見ませんでした。蝶もトンボもなぜかオスばかりでしたが、アカウシアブやウシアブのメスには集団でつきまとわれ、2,3回刺されました(+_+)
小雨がポツポツしてきたので、出てきたのでしょうか。鼻先からお尻まで3cm程とまだ小さいです。無理に身を潜めようとしているのか、右足が不自然でした(´・ω・`)岡山県のレッドデータブックでは、まさかまさかの準絶滅危惧種(*_*;
ミヤマカラスアゲハ夏型♂
今度は1頭だけでした。動画を撮っていると、砂利道にたまった水を吸い、お尻から水分を出していました。オスはアンモニアを窒素源として摂取し、メスを探したりなわばりを守ったりするのに必要な筋肉や精子の生産に役立てています。おそらく、養分を吸い、余分な水分を排出しているのでしょう。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
今回訪問したのは、鏡野町北部にあり、三ヶ上(さんがじょう)と花知ヶ仙(はなちがせん)のほぼ中央に位置する妹山(いもやま)です。
一般的なルートは国道179号線の山戸原(下斎原)バス停から東に進み、三ッ子原(みつごばら)川沿いを遡るルートですが、花知ヶ仙コースと同じ遠藤から遠藤川沿いを遡るルートを試みました。
途中、地形図上に道がないルートは普通に歩けるのか?夏に植物の生い茂る妹山頂上はパノラマ展望が楽しめるのか?まだ登ったことがなかった山だけにいろいろと期待が膨らみました。
出発して程なくミヤマカラスアゲハの群れに出くわしました。4頭いましたが、2頭はすぐに逃げてしまい、残りの2頭は水がちょろちょろ流れる道路でミネラル補給をしているようでした。時にちょっとした小競り合いをするシーンもありました。
山行中はコムラサキやツマグロヒョウモン、アサヒナカワトンボなど、撮影し性別が特定できた生き物はなぜか、オスばかりでした。妹山周辺は男の世界のようです。うーん、マンダム。
妹山までのルートは花知ヶ仙との分岐<写真10>から谷(三ツ子原川源流)沿いのルートと、妹山の北からアプローチする根曲がり竹のヤブコギルートが少し不明瞭でした。
谷沿いのルートは往路が下りです。踏み跡レベルの道がある程度はついており、たまにピンクテープがありましたが、渡渉するポイントで度々ルートファインディングを強いられました。幸いまたげる程度の幅が多く、水深も靴底が濡れる程度だったので、登山靴の中に水が入ってくることはありませんでしたが、極度に渡渉を怖がる連れは前半にかなりペースダウンしました。
この先も同じ状況かと考えると、途中引き返して、花知ヶ仙に目的地を切り替えることも考えましたが、標高960mから急に沢から離れて歩きやすくなり、その後は沢沿いルートが復活しても、それほどペースダウンせずにすみました。
標高870mの大岩のすぐ脇で砂利の林道に出合うと、そこからは幅広の歩きやすい道が続きました。たまに地形図にはない分岐があり、地形図の道から逸れないように気を付けながらススキが茂った間をのんびり歩き、妹山の北斜面に着いた時、我々の目の前に広がっていたのは、ヤブ界最強の根曲がり竹(チシマザサ)の群生<写真18>でした(´・ω・`)
ヤブコギ前にエネルギー補充をと休憩していると、今までどこにいたのか、アカウシアブ&ウシアブ連合軍が出現、血を吸わせろと襲い掛かってきました(*_*;もちろん、血を吸うのはすべてメス、男の世界は女の園と化しました。うーん、マンダム、いや、マダム。
彼女たちを振り切り、根曲がり竹をかき分けて中に入ると、なぜかついてきましたが、ゆっくり下で待たせてもらうわとすぐに帰っていきました。
ヤブの中は一応、人が歩いた形跡があり、たまにある赤いビニールテープを探すまでもなく、背丈をはるかに超える根曲がり竹の間の一人分の幅があるところをとにかく前へと進みました。根曲がり竹のヤブコギ経験者にとっては、ここは天国のような道でした。
おそらく、標高1,070m辺りだったと思いますが、この根曲がり竹の群生を抜けると、次に待ち構えていたのは大きな岩場でした。少しでも足を滑らせると、数十m滑落しそうな急斜面だったので、往路は右(西)を巻きました。連れによれば、2m程登ってから振り返ると、下にピンクテープが見えたので、左(東)に巻き道があったようです。下るほうが危険なので、そのまま周辺の木の枝などを掴みながら適当に上っていると、頂上付近では急に明瞭な細道が出てきました。やはり、西に逸れ過ぎていたようですが、上りだったのでなんとかなりました。
頂上に出ると、そこは360度パノラマ展望を楽しめるロケーションでした。展望に関しては、隣接する花知ヶ仙(はなちがせん)より魅力的でした。
下りは上り以上にルートファインディングに苦労しました。
最初は下山開始早々に根曲がり竹の間の細道が出てきたので、これを辿れば楽勝だと思っていました。
ところが、例の岩場から今度は右(東)に逸れ過ぎたらしく、サルノコシカケの仲間<写真27>撮影地点からさらに高度10m下った辺りで足元がほぼ切れ落ちた箇所に出ました。さすがにこれは無理と判断、さらに上で立ち往生していた連れに声をかけ登り返そうとしたところ、眼鏡が木の枝に引っかかって飛んでしまいました。裸眼視力が0.1もない自分にとっては半径1mぐらいしか見えず、しかも足場が不安定な場所での眼鏡探しは恐怖でした(*_*;上から連れが覗き込んでも見えなかったそうですが、幸い、手探りで探していると、手に奇跡的に引っかかり、無事戻りました。
標高1,080m辺りまで登り返すと、なんとなく踏み跡らしきものに入り、微妙に西に進むと、ピンクテープがありました(*_*;そこからまたしても微妙に東寄りに逸れましたが、連れがGPSですぐに気づき、すんなり根曲がり竹の間の細道に戻れました。
連れはこれですっかり安心したのか、往路ではもたついた谷沿いのコースも、復路ではスムーズに歩いてくれました。
ところが、花知ヶ仙山頂まで600m道標<写真10>の手前でさらに谷沿いに南下してしまい、そのまま花知ヶ仙の登山道に合流しようとしましたが、連れが引き返したほうが早いと譲らず、結局、引き返して5分程ロスしました(*_*;
なお、すっかり忘れていた女軍は、約束通り?根曲がり竹のヤブの外で待ち構えており、自動車に戻るまでに虫よけスプレーをした服の上から2,3回刺されました(*_*;振り切って乗り込むと、車窓に何度も体当たり、女の恐ろしさを思い知らされました(>_<)
実は往路で谷沿いのコースから作業道に出る直前にキャッシュカードを拾得していました。カードだけ落ちていたので、スマホ操作中にスマホケースから落ちたのでしょうか。放っておくのも気が引けるので、山行後に警察に届けることにしました。
現地から最も近い津山警察署上斎原(かみさいばら)駐在所を訪問すると、最初に出て来られたのは、留守番を任されただけなのか、普段着の方でした。勝手がよくわからなかったようで、結局、外出中の警官が戻って来られることになりました。その間、この1か月程の間に旧上齋原村を4度も訪問したことなどをお話ししました。
なぜかサービスで出してくださった冷たい麦茶を飲み干した頃、事情聴取が始まりました。面白かったのは、花知ヶ仙(はなちがせん)はすぐにおわかりだったのに、地元の方にしては妹山(いもやま)をご存知なかったこと、拾得物の書類作成に番地が必要なので無理やり拾得場所の近場の番地を登録したことなどです。面積のうち90%近くを森林が占める地域で落し物が発見されるのはレアケースなのでしょう。拾得場所の近場の集落の名前を特定するだけでも悩んでおられる様子でした。一応、こちらから「三ツ子原(みつごばら)辺りではないでしょうか?」と提案し、合意に至りました。
結局40分程駐在所にいましたが、和やかな雰囲気で時が流れ、冷たくおいしい麦茶までご馳走になり、最後は想定外の警察とのコミュニケーションで終えました(^^♪
鏡野町がますます好きになりました(*^^*)
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