布見ヶ岳〜大岩ヶ岳【丸山湿原サギソウ観察】
- GPS
- 07:40
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 568m
- 下り
- 568m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 7:36
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
西谷の森公園〜布見ヶ岳:コースは比較的明瞭だが、細かな標識はなく、ルートの把握が必要 布見ヶ岳〜大岩ヶ岳:道なき道を見つけながら辿るアドベンチャーな山道。一般登山道を期待して入ると道迷い遭難の危険性もある。 大岩ヶ岳〜西谷の森公園:標識も多く道もほどよく整備されているが、枝道が多いので現在地とどこに向かうのかを把握しておかないと道迷いの可能性がある。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
コンパス
時計
タオル
カメラ
双眼鏡
スマートフォン(GPS・地形図)
コンロ
コッヘル
ガスカートリッジ
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感想
大岩ヶ岳には、丸山湿原のサギソウとの組み合わせでここ2年連続で登っている。今年は3人のグループで登ることになった。西谷の森公園にも行きたいということと、未踏のルートを歩いてみたいという思いから西谷の森公園から登ることにした。
西谷の森公園西の谷駐車場に集合、園内を北に進む。すぐに農舎がある。見学とトイレの休憩。農舎から少し歩くとビオトープが見られる。谷筋のおそらくはかつての水田を生かして湿地がつくられている。サギソウも咲いている。もう丸山湿原までいかなくてもいいかも、と思ったりする。ビオトープから少し山道を登ると行き止まりの標識が出てくる。その先は私有地であり、進入できないということだ。北には進めないが、西にはうすい道がある。西折れし、いよいよ公園を離れる。
踏み跡はしっかりとあり、斜面を登っていくと尾根筋に出る。布見ヶ岳に向かう。それほど労せず布見ヶ岳山頂に立つ。山頂は特に展望もなく、小さな山頂標識があるだけだ。しばらく休憩して出発する。
尾根道を歩く。鞍部からさらに登っていく。道らしき踏み跡はあるが、標識やテープの類は見つからない。地形図から先の大岩ヶ岳に道が通じているか不安になったので、鞍部まで引き返し、千刈水源池沿いの道を進むことにする。鞍部から谷筋を下る。谷筋の道もはっきりせず、踏み跡を辿っているとまた登り返しそうだったので歩きやすそうなところを探して谷筋へ下り、そのまま谷沿いに歩いていく。池畔に出る。ここからの道がわからなかったが、少し引き返して巻き道を探す。池畔に沿った巻き道は平坦で歩きやすい。しかし、距離が長いので途中休憩しながら進む。ところどころ池の展望もあり、眺めを楽しむ。どんどん歩いていると、どうやら行き過ぎていることに気がつく。正午も過ぎている。池畔で昼食休憩をとる。
休憩の後、大岩ヶ岳への登り道を探す。ここからがかなり大変だった。はっきりした道がない。ところどころ目印のテープはあるが、標識はなく、誰がつけたテープかもはっきりしない。倒木で塞がれた道を、倒木を跨いだりくぐったりしながら進む。地図、GPSを見ながら歩けそうな道を探す。3人で手分けして進み、道があれば声を掛け合う。暑くて熱中症にもなりそうだ。細目に休憩して水分を補給する。道らしき道が見つかり、登りつめると大岩ヶ岳への標識に出合う。ここからはよく整備された登山道だ。まずは一安心。標識に従い、山頂に向かう。
大岩ヶ岳山頂は展望が開けている。登ってきた布見ヶ岳方面を見やるとけっこうなきょりを歩いてきている。よくここまで辿り着いたものだ。大船山や有馬富士、六甲山方面も眺める。やっぱり山の景色はいいものだ。お湯を沸かしカップ麺を食べる。暑い時だが、意外と熱いものはおいしい。
次の目的地は丸山湿原だ。しかし、大岩ヶ岳を下ってからも湿原までの距離はかなりある。暑い中でのルート探しの山行はかなりダメージがあったようで、集中力も途切れがちだ。何度か分岐を行き過ぎることもあった。この山域、ルートが多く、分岐も多く、気をつけておかないととんでもないところに進んでしまう。暑さに耐えながら丸山湿原に辿り着く。
丸山湿原はかなり乾燥化が進んでいる(by sasayuri41)ようで、サギソウも少なくなってきているようだ。それでも、自然の湿地に咲くサギソウを観るとうれしくなる。
丸山湿原から西谷の森公園管理棟に向かい、しばらく見学そしてトイレ休憩。つかれているので、いくらでもここでのんびりできる。しかし、閉園時間を過ぎるわけにもいかず、出発する。園内の保与谷池、東屋を回って農舎に降りつく。そしてすぐに駐車地に戻る。
今回、十分ルートを調べず、もう少し案内標識やルートが整備されたものと思い込んで入山した。予想以上に荒れたルートで、運悪ければ道迷い遭難、また、熱中症による遭難も可能性があったと反省する。しかし、逆にロングコースを歩き通し、サギソウに出会い、充実した山行であったことも確かだ。今後の山行のためにいい経験となたと思う。
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