すずらん峠から蓼科山と八子ヶ峰
- GPS
- 05:28
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,150m
- 下り
- 1,131m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 5:26
天候 | 晴れ、気温高し 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
蓼科山は急登なれど良く整備されていて、危険箇所などは見当たらなかった。登山者は多い。八子ヶ峰は、すずらん峠からこの区間までは分かり易く歩き易いが、ここから先は登山道が一部笹原に埋没していて不明瞭。踏み跡はあるものの薄い箇所あり。道標やマーキングの類もなし。ハイキングルートと呼ぶには躊躇う。ひょっとすると正規の道から外れて見つけられなかったのかも知れないが、GPSのデータを見る限り登山道上を歩いていた。 |
写真
感想
酷暑の日に、すずらん峠から蓼科山を往復してさらに以前から行ってみたかった八子ヶ峰も往復してきた。
峠の駐車場には4:15頃に到着。この駐車場を利用して蓼科山に行くのは、無雪期は初めて。しかし冬期と比べても違いはなく、違和感は特に感じない。準備をして4:30丁度に出発。まだ暗かったのでヘッドライトを点灯する。はじめはしばらく緩い登りが続く。ウォームアップにちょうど良い。駐車場には数台クルマがあったが先行者はいないようだった。緩い坂が終わるとその後は山頂直下の岩場まで延々急登が続く。気温と湿度が高く暑い。その上樹林帯のため風がないので汗をかきながら歩くしかない。昨日の唐松岳往復の後はたっぷり休息を取ったつもりだったが、良いペースだったのは最初の30分だけで、それ以降はやっとのことで歩いている感じだった。疲労以外に、気温と湿度の高さが主な要因だったと思う。スローペースだが確実に進んで樹林帯の外に出る。岩場歩きが始まるが、この辺りからは風が吹いていて寒いほど。汗をかいて湿ったシャツが乾くのは有り難いが、冷たさを感じるほど。猛暑とは言え、標高が2500メートル程度まで上がると相応に涼しい。というか、朝の時間で風があると寒いくらいだった。結局休憩らしい休憩はせずに6:04に蓼科山の山頂に到着。無人。お盆の週末だし天気も良いのでもっと多くの人出を想像したが、自分以外に誰も折らず貸し切りだった。山頂付近をあちこち歩いているうちにガスが出始める。ここまで順調だったがやはりガスに巻かれてしまう。しかし今日これから歩く予定の八子ヶ峰はよく見ることができた。
山頂には長居せずに元来た道を下る。下り始めて思ったのは、こんな急な坂を良く登ってきたな、ということだった。ペースが悪いのも致し方ない。下り始めてもしばらくは相変わらず無人だったが、その後大勢の登りのハイカーとすれ違うことに。貸し切りで歩けたのは全体の半分程度だった。その後はすれ違いのために待つことを繰り返しつつ標高を下げる。花も特に咲いてないし、樹林帯に入ると眺めもないので退屈。それに樹林帯は風もないため一回乾いた汗を再びかくことに。7:35に駐車場到着。これから登り始める団体や、これから駐車場にクルマをとめて準備を始めるパーティなど様々。自分はクルマに戻って休憩する。早朝は暗くて気付かなかったが、木陰に駐車できたらしく、炎天下にも関わらず快適だった。蓼科山の往復で空になった水筒やその他を置き、少し身軽になってから再度出発。あまり長く休憩すると行動が億劫になりそうだった。
八子ヶ峰は今年4月に一度行こうとしたが、途中の腐れ雪に阻まれて途中で断念していた。その時は白樺湖側から歩いていて、八子ヶ峰まではまだだいぶ距離を残しての敗退だった。今日は敗退地点まで歩いて赤線を繋ぐつもり。駐車場出発が8時前で、自分としてはかなり遅い時間の出発。しかも天気は良くて気温も高いので、稜線までわずかな登りだったが暑くて仕方なかった。しかし稜線に上がると素晴らしい景色が広がっていた。草原の先には八ヶ岳やアルプス、そして朝登ってきた蓼科山がよく見えた。登りの樹林帯は風もなかったが、稜線へ上がると風もあり心地よかった。それでもやはり気温は高いし日差しも強い。日焼け止め必須だった。草原を歩き始めるとすぐにヒュッテアルビレオが見えたが、ここは営業していなかった。宿泊すれば、夜は夜景と星空がきれいに見えるだろう。ヒュッテを過ぎて先に進み、八子ヶ峰には8:22に到着。案外呆気なく着いてしまった。ここまでアップダウンは多少あったものの、険悪な箇所は皆無。歩き易いし眺めも良い。おまけに人もほとんどいない。
八子ヶ峰だけが目当てであれば、ここから元来た道を帰れば良いのだが、今日はこの先まで歩いて赤線を繋ぐつもりで来た。ここまでは登山道は明瞭だし道標も所々にあって迷いようがなかったが、この先は少し様相が違った。ルートがよく分からない。八子ヶ峰はスキー場の最上部になっていて、その先に進むにはスキー場の最上部を歩くしかなさそう。ここまであった道標も消えてしまった。あるいはどこかに別のルートがあってそれを見落としていたのかもしれないが、暑い中正規のルートを探すのも億劫に感じ、取りあえず先に進むことに。スキー場が終わると踏み跡の薄い笹原が見える。これがルートか?と半信半疑で進むと時折しっかり踏まれたトレイルが現れる。不明瞭と明瞭が繰り返されて距離を伸ばす。笹原なので見通しは良いが、本当にこれで正しいのか分からない。念のためGPSを見ても正しいルートを歩いているようには見えたが確信はない。そうこうするうちに、以前来たところまで到着。赤線が繋がったことを確認したらさっさと元来た道を戻る。こんな笹原に長居は無用。帰りは来た道を戻るだけ。時折笹の下にある岩に躓くが、転倒まではしなかった。9:12に八子ヶ峰まで戻りひと安心。ここから先は景色を楽しみつつ歩き、9:50に駐車場到着。やはりと言うか、これから歩き始める人多数の状態だった。こんな暑い日に大丈夫なのか、他人ながら心配になってしまう。
帰りの渋滞を警戒して早めの行動としたが、実際には渋滞は皆無で、むしろ普段よりも道路は空いていた。道路が空いていると予め分かっていたら、蓼科山は退屈な単純往復ではなく、天祥寺原へ下る周回ルートを取れば良かったと思う。
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