【オジサンのボッカ訓練】北ア剱岳・馬場島から早月小屋往復


- GPS
- 08:37
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,625m
- 下り
- 1,632m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 8:47
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
出だしの遊歩道的な整備状況から一転、中盤以降は山慣れたひと以外は厳しい。 |
その他周辺情報 | 馬場島荘の外に自販機がないため、県道333号線をずっと下った剱橋のたもとにある自販機で飲み物(カルピスソーダを\130で)購入。TJARの選手たちも使う自販機として有名(苦笑)。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
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備考 | 行動食を多めに持ってたけど、ゼリー系以外は体が受け付けなかった。 |
感想
長らく娘たちとの日帰りファミリーハイクばかりが続き、テントを担いでの本格的登山は長らく行っていない。テントを担いでの登山は2年前の立山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1551986.html)で、この時は室堂から雷鳥沢までだった(テント2つ背負ったけど…苦笑)。その前となると、弟子(妻)との黒部五郎(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1463777.html)で、今から6年も前の話となる。こんなにブランクがあってもテントを担ぐだけの体力が今も残っているか確認するため、早月尾根を早月小屋まで往復してきた。私が大学時代に所属してたワンゲル部など、石などをザックに詰めて25 kg背負う特訓を行ってたけど、そういう荷物だと通常の山の荷物と重心が異なってしまうため、あくまでもテント、燃料、食糧、水、着替えなどは通常のモノを詰めた。早月小屋まで行って、もし、体力に余裕がありそうなら剱を軽装で往復し、1泊。翌日早月小屋から下山の計画だった。
厳しい暑さが予想されたため、朝3時に起床し、3時半に『キャラメルハウス』を出発。馬場島へ向かう。馬場島には4時半過ぎに着いたけど、馬場島荘の前の駐車場は満車のため、下流の駐車場への移動を余儀なくされた。
5時に駐車場を出発。途中水分補給のためキャンプ場の炊事棟に立ち寄った。今回は2リットルの水×2本と500 mlペットのドリンクで挑む。早月小屋が営業していれば、2リットルの水×1本にしたんだけどね。登山開始前からパラパラと雨が落ちてくるなど、最初から雲行きがアヤしい…。
最初のうちは階段状に道が整備されていて、急登であることを忘れるくらい(後に比べれば)サクサクと進んだ。松尾平も快適に通過してく。ここまで順調だった反動で松尾平を抜けた直後の急登から大いに苦しめられた。1回目の休憩ポイントで、トレイルランのお兄さんのほか、後続の登山者に抜かれてしまい、たまに下りてくる登山者を見かけるだけの静かな山歩き。陽はささないけど、気温が高いのか尋常じゃない量の汗が出た。標高1,400m標識で2回目の休憩を取った時点で500 mlペットのドリンクは早くもカラ(苦笑)。
地形図の1,551 m標高点に着いた!と思ったら、そこには標高1,600m標識があった。電解質補給のためにミニカップゼリーを喰いまくる(苦笑)。ここからは標高の標識ごとに10分の休憩を入れた。標高1,800m標識と標高2,000m標識の間が長く(苦笑)、陽が差してきたので標高2,000m標識まで頑張ってから日焼け止めを塗るつもりでいたのに、着いた時にはガスで日焼け止めは用無しになった。
早月小屋には10:10に到着。十分剱岳を往復して早月小屋まで戻る時間があるけど、天気が芳しくないのと、大量の汗をかき脱塩症状により肝心な時に脚がつりそうで怖かったのとで、予定どおり早月小屋で引き返すことを決断。
今シーズンは開設されないことになった早月小屋は閉鎖されたままの状態。小屋が営業してないので水の確保もできず、登山者は馬場島から担ぎ上げた量でなんとかするしかないけど、小屋の前のバケツに貯まった雨水や、小屋に来る途中にあった池塘の水などは煮沸すれば使えるかもしれない(苦笑)。
上りは200 mごとの標高標識ごとに休憩を入れたけど、下りは400 mごとにした。下山最初の休憩ポイントは標高1,800m標識となるけど、なかなか出てこない…(苦笑)。そうしているうちに(やっぱり脚への負担が大きかったんだろう)足を滑らせてしまい、右手を着いた時に小指の付け根をスパッと切って、おびただしく出血した…。止血のため急遽15分の休憩を入れたけど、上りで抜かされたトレイルランのお兄さんに、下りでもここで抜かされた(苦笑)。手を切ってから血痕がポタポタ落ちてて、気になる登山者はいただろうか? せいぜい鼻血の跡くらいにしか思われていないかもしれない(苦笑)。それでも短パンに血痕を付け、患部に包帯がわりのバンダナをぐるぐる巻きにしてた私の姿は見る人が見れば負傷者だったようで、すれ違った上りの女性登山者からは「お気をつけて」と声をかけられた(苦笑)。
13:40に登山口まで下山。早々にクルマに戻りグショ濡れのシャツを脱ぎ、着替えた後、『キャラメルハウス』に戻った。
標高差約1,400 mを休憩込みで5時間+αという結果となり、まだキャンプ泊の登山が大丈夫との結果が得られ、有意義だった(笑)。
【後日談】下山後に荷物を確認したら、ストーブが入ってなかった…。もしも早月小屋前でテント泊を選択してたら、シャリバテでとんでもないことになってましたね。下山を選択してよかった〜(汗)。
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