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記録ID: 2511443
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ハイキング
谷川・武尊

松ノ木沢の頭登頂直前で哀れUターン・急登連続と酷暑に惨敗の巻

2020年08月17日(月) [日帰り]
 - 拍手
eikobo その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:31
距離
3.8km
登り
676m
下り
669m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:09
休憩
0:22
合計
5:31
距離 3.8km 登り 676m 下り 687m
8:58
162
11:40
12:00
138
松ノ木沢の頭手前標高約1370m
14:18
14:20
4
14:24
ゴール地点
東黒沢:714m〜松ノ木沢の頭手前:1349m
標高差:635m/移動距離:1700m
平均勾配:37%/平均傾斜:20.5度
天候 薄曇り〜晴れ(猛暑・酷暑、風少し)
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
関越道を水上ICで下り、谷川岳ロープウェイを目指した手前(右側)にある「白毛門登山口駐車場」(無料だが、トイレ売店等がないので、手間のドライブイン等で済ます必要)
コース状況/
危険箇所等
白毛門の登頂を目指したが、すでに登頂口から急登。どこまで行っても急登。段差の深い木の根子や石・岩の登りが隨所に。白毛門の手前の8合目松ノ木沢の頭からは、さらに過激な急登だったとか(私は行けなかった)。なお、急登の下山は上りとほぼ同じ時間が必要だった。
白毛門登山口駐車場を出発。
2020年08月17日 08:53撮影 by  iPhone 7, Apple
1
8/17 8:53
白毛門登山口駐車場を出発。
登山道の入口の「谷川連峰馬蹄形概念図」。
2020年08月17日 08:55撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 8:55
登山道の入口の「谷川連峰馬蹄形概念図」。
白毛門登山口「頂上まで3時間20分」とありました。ピストンすると7時間コース。ほぼ9時なので、もどってこれるのは16時になります。
2020年08月17日 08:55撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 8:55
白毛門登山口「頂上まで3時間20分」とありました。ピストンすると7時間コース。ほぼ9時なので、もどってこれるのは16時になります。
登り口からすぐに始まる急登。稜線の岩盤に根をがっちりと張った巨木がつぎつぎと現われます。
2020年08月17日 09:35撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 9:35
登り口からすぐに始まる急登。稜線の岩盤に根をがっちりと張った巨木がつぎつぎと現われます。
1000mの標識。急登のため最初から脹ら脛がパンパン。ごまかしごまかしやっとここまで登ったが、猛暑で暑くて暑くて大量の汗。
2020年08月17日 09:45撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 9:45
1000mの標識。急登のため最初から脹ら脛がパンパン。ごまかしごまかしやっとここまで登ったが、猛暑で暑くて暑くて大量の汗。
「ここは白毛門登山口→白毛門ブロックA−3」という標識。
2020年08月17日 09:50撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 9:50
「ここは白毛門登山口→白毛門ブロックA−3」という標識。
急登が終わって、やっと横歩きできるかと思いきや、ほんの数mくらいて急登がつづきます。
2020年08月17日 10:11撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 10:11
急登が終わって、やっと横歩きできるかと思いきや、ほんの数mくらいて急登がつづきます。
倒木もある、登りにくい急登。
2020年08月17日 10:24撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 10:24
倒木もある、登りにくい急登。
深い谷間からは沢を流れる水の音が聞こえてきます。
2020年08月17日 10:34撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 10:34
深い谷間からは沢を流れる水の音が聞こえてきます。
谷川岳方向。頂上、ガスっています。
2020年08月17日 10:35撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 10:35
谷川岳方向。頂上、ガスっています。
1200mの標識。それにしても木の根子のすごいこと。命が漲っています。
2020年08月17日 10:44撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 10:44
1200mの標識。それにしても木の根子のすごいこと。命が漲っています。
開けた東側の山のコクのある深い緑。
2020年08月17日 10:45撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 10:45
開けた東側の山のコクのある深い緑。
白毛門の8合目、松ノ木沢の頭まで、あと100メートル登りの途中で11時半になったので、松ノ木沢の頭登頂を諦め、ここで休息と昼食。
2020年08月17日 11:47撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 11:47
白毛門の8合目、松ノ木沢の頭まで、あと100メートル登りの途中で11時半になったので、松ノ木沢の頭登頂を諦め、ここで休息と昼食。
12時まで休息・昼食後、松ノ木沢の頭(1484 m)より約100m下のポイントから折り返して下山開始。
2020年08月17日 12:01撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 12:01
12時まで休息・昼食後、松ノ木沢の頭(1484 m)より約100m下のポイントから折り返して下山開始。
谷川岳方向。爽やかな涼風がことのほか心地よい。
2020年08月17日 12:08撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 12:08
谷川岳方向。爽やかな涼風がことのほか心地よい。
東が大きく開けて深い山間の緑と空気を楽しみました。
2020年08月17日 12:22撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 12:22
東が大きく開けて深い山間の緑と空気を楽しみました。
猛獣のような巨木。すごい迫力です。
2020年08月17日 12:51撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 12:51
猛獣のような巨木。すごい迫力です。
どういう生え方をしているのか、奇怪な巨木。
2020年08月17日 13:07撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 13:07
どういう生え方をしているのか、奇怪な巨木。
まるでユダヤ教の象徴的存在、メノーラー(7枝の燭台)のような巨木に思わず唸った。
2020年08月17日 13:52撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 13:52
まるでユダヤ教の象徴的存在、メノーラー(7枝の燭台)のような巨木に思わず唸った。
急登の連続がやっと終わった山との分岐。左が土合、右が白毛門、笠ヶ岳、朝日岳への縦走方向。
2020年08月17日 14:16撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 14:16
急登の連続がやっと終わった山との分岐。左が土合、右が白毛門、笠ヶ岳、朝日岳への縦走方向。
写真奥の湯檜曽川に流れ込む支流の橋を渡って、出発地点の駐車場(写真左方向)に向かいます。
2020年08月17日 14:22撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 14:22
写真奥の湯檜曽川に流れ込む支流の橋を渡って、出発地点の駐車場(写真左方向)に向かいます。
黄色い野菊(?)にほっとします。
2020年08月17日 14:23撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 14:23
黄色い野菊(?)にほっとします。
白毛門登山口駐車場に戻ってきました。
2020年08月17日 14:24撮影 by  iPhone 7, Apple
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8/17 14:24
白毛門登山口駐車場に戻ってきました。
撮影機器:

感想

 今回は、体力の無さを自ら暴露した哀れな独り言です。自分のために書いた回顧なので、読いでいただくのは無駄です。もっと有意義なレポートに翔んでください。
●−−−
 今回は、ベテランの美魔女とアスリート系美人の連れで酷暑を避けて谷川岳ロープウエイを利用して谷川岳のメジャーコースを往復する予定でしたが、着いてみると機器故障のため終日運休。これは困った。ベテランの美魔女が善後策を練りだし、すぐ近くの「白毛門」に変更。「だけど急登だよ」と予告されましたが、右も左もわからない私は、従うしかありません。
 こうして登山開始。樹林帯のなかのほの暗い登山道はいきなり急登。ゆけどもゆけども急登。大木の根子がびっしりの、深い段差をよじ登りますが、あまりの急登に私の両足首、脹ら脛のところがぱんぱんになって悲鳴。だましだまし、休み休み進むうちに、連れの美魔女とアスリート系美人はすぐに見えなくなり、遠くで私を呼ぶ声が。「大丈夫だよーーー」「先に行ってていいよーーー」という信号を最後に、下山するまで私は独り、マイペースでノッソリ、ノッソリと亀さん歩行。
 暑い。暑いです。どうも登り口あたりで摂氏30度超え。大量の汗が頭から顔から染みだして滴り、メガネレンズは汗水の中。すべてが歪んで見えました。
 途中で16キロのリュックを担いだベテラン氏に出会い、しばらくの間、ベテラン氏のスタミナ配分を考えた登りを学びました。途中で前回登山で両脚部が攣った体験を話したら、なんと親切に、漢方芍藥甘草湯を分けてくださいました。ありがとうございます。
 あまりの急登の連続。ピークまで、これほどの急登で登りつめなければならない登山道、初めてです。しかも両手でよじ登るところも多々あって、暑さと汗は尋常ではなく、あまりの苦痛に悟りを得ました。
「この山は、私には無理」
 この日の予定は、埼玉の上尾市に18時にもどらなければならい事情があり、そこから逆算すると、15時には下山完了して帰路につかなければなりません。となると、下山が登りと同じ時間がかかると想定し、折り返しのピーク時は12時となります。そこで11時半になったなら、そこが目的地ではなくても、引き返すことにしました。
 私はリスクをとって早めに下山しました。15時過ぎ、連れの美魔女と美人がくたくたになった形相で下りてきました。さすがに7時間コースを6時間で踏破しました。猛女の二人です。しかし普段はおしゃべりばかりしているのに、とうとう会話がなくなるほどのしんどさだったようです。
「ずうっと頂上まで急登だよ」
「途中数メートルの垂直の岩場があって、足の踏み場がなくて困った」
「白毛門の山頂近くは急登のガレ場」
「眺めはよかったよーーー」
「松ノ木沢の頭も開けていて眺めが最高!」
「ええっ、そこまで登ってないのぉ?」
 そのあと車中で私は散々に「筋トレしないとダメだよ」と、二人の猛女から何度も何度も責めたてられました。
「こんな歳になって筋トレかぁ」
 人生は残酷なこともあります。
 いつものことですが、山を登って辛い時、「何でこんな険しい道、登ってるんだろうなぁ」と自分に問いかけます。反省しているのです。が、下山をしてしまうと、あの時の辛さをすぐに棚上げしてしまい、次の登山のことを考えているのです。
 人生は不思議です。
 ――いや、人間はバカなのでは……。
 ――えっ、バカはオマエだろうって?
 確かに貴重な学びがありました。
 「オレ、バカだったんだ」
 こんな歳になって、やっと気づけたのは、登山を始めたお蔭です。
●−−−
 ところで、白毛門(シラガモン)の名前の由来、こうありました。引用します。
「樹林帯の急登から、ようやく8合目にあたる松ノ木沢ノ頭(1484m)に出ると、すばらしい眺めが始まる。冬季、ここから東側に見える2つの岩塔(ジジ岩・ババ岩)が、ちょうど門のように見えるのが山名の起こりという」
●−−−
 ところで、私の登山の問題の一つが、汗対策でした。普段でも、ちょっとした運動で、盛大な汗をかく体質のためか、特に夏場は昨年大量汗で全身がずぶ濡れになりました。
 その教訓を踏まえ、二つの対策をし、大成功をしました。
1)下着をミレーのアミアミを着用しました。上下ともです。これは前回の登山でも同様だったのですが、この下着は、皮膚から吹いた汗を外部のウェアーにどんどん吸収して放出してくれました。汗は皮膚にはあまり残らず、ほとんどが外のウェアに移ります。そのため、汗冷えがなく、びしゃびしゃ濡れた感触もありません。さらさらしているのです。下山してびしゃびしゃなTシャツを脱ぐと、何とミレーのアミアミ下着は、なんとなく乾いていました。これはすごい下着です。
2)リュックを背負っていると、素材がメッシュであっても背中が汗でムレムレになります。しかも温度がこもり暑くてたまりません。そこで今回は(前回から)、リュックの背があたる部分に、樹脂のスノコのような風が通る隙間があるものをあてがいました。たしか名称は「汗とおるくん」とかいう名だったか? これ、たいへんに効果的だと思います。背負っていても違和感はありません。風があれば、背中を風が抜ける感触があります。これも大成功です。

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コメント

お疲れ様でした。

私も松ノ木沢の頭で撤退しました。

松ノ木沢の頭で食事中に、連れのお二人と思われる女性をお見かけしました。

この日は、
暑くて全然ダメでした。
2020/8/19 18:43
Re: コメントありがとうございます。
kazuacky様、こちらこそ、お疲れさまです。
連れの二人は白毛門まで6時間で往復しました。実は、二人とも若くはありません。一人は、ほぼ私と同じ高齢者で、猛烈な女子です。二人の足元にも及びませんでした。もっと筋トレして体力をつけないとダメです。がんばります。ご指導よろしく。コメント、励みになりました。ありがとうございます。
2020/8/20 12:07
暑かったですね!
多分お連れの方?親子登山?と思ってましたが、違ったのですね。
eikoboさんとも何処かですれ違ったと思いますが・・・座って休んでた人かな?
この山は急登が凄いし、この日は半端なく暑かった。。。
また暑くない時にチャレンジして見て下さいね。
2020/8/19 23:36
Re: 暑かったですね!
暑かったです。たぶんmobiさんとは下山中にお目にかかりました。健脚振りに目を見張りました。私は白髪の小さなジジイです。身体をかなり鍛えないとダメですね〜。mobiさんは笠ヶ岳までピストンされたんですね。あの猛暑と急登・直登をすごいスピードで往復されるなんて、私からしたら、異次元の登山家です。ご指導よろしく、お願いいたします。コメントありがとうございます。とっても嬉しいです。
2020/8/20 12:17
お疲れ様!!
白毛門の名前の由来そうなんだ!!初めその姿を見たとき頂上はあそこ❣!もう少し❣!でも下山してきた人がそこでなくもっと奥だよ!!目指せ!!そこからの登りはロッククライミングみたいで
つらかったよ!!頂上で喜びの声を上げたよ!!
2020/8/21 18:12
Re: お疲れ様!!
多分、"もっと奥、まだ頂上は見えてない"と話した男です😊暑かったですが、登頂成功されたのですね。良かった良かった😊
熱中症とか、大丈夫かなぁーとか、相方と話していたので安心しました😁
2020/8/21 21:55
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