松ノ木沢の頭登頂直前で哀れUターン・急登連続と酷暑に惨敗の巻


- GPS
- 05:31
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 676m
- 下り
- 669m
コースタイム
天候 | 薄曇り〜晴れ(猛暑・酷暑、風少し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白毛門の登頂を目指したが、すでに登頂口から急登。どこまで行っても急登。段差の深い木の根子や石・岩の登りが隨所に。白毛門の手前の8合目松ノ木沢の頭からは、さらに過激な急登だったとか(私は行けなかった)。なお、急登の下山は上りとほぼ同じ時間が必要だった。 |
写真
感想
今回は、体力の無さを自ら暴露した哀れな独り言です。自分のために書いた回顧なので、読いでいただくのは無駄です。もっと有意義なレポートに翔んでください。
●−−−
今回は、ベテランの美魔女とアスリート系美人の連れで酷暑を避けて谷川岳ロープウエイを利用して谷川岳のメジャーコースを往復する予定でしたが、着いてみると機器故障のため終日運休。これは困った。ベテランの美魔女が善後策を練りだし、すぐ近くの「白毛門」に変更。「だけど急登だよ」と予告されましたが、右も左もわからない私は、従うしかありません。
こうして登山開始。樹林帯のなかのほの暗い登山道はいきなり急登。ゆけどもゆけども急登。大木の根子がびっしりの、深い段差をよじ登りますが、あまりの急登に私の両足首、脹ら脛のところがぱんぱんになって悲鳴。だましだまし、休み休み進むうちに、連れの美魔女とアスリート系美人はすぐに見えなくなり、遠くで私を呼ぶ声が。「大丈夫だよーーー」「先に行ってていいよーーー」という信号を最後に、下山するまで私は独り、マイペースでノッソリ、ノッソリと亀さん歩行。
暑い。暑いです。どうも登り口あたりで摂氏30度超え。大量の汗が頭から顔から染みだして滴り、メガネレンズは汗水の中。すべてが歪んで見えました。
途中で16キロのリュックを担いだベテラン氏に出会い、しばらくの間、ベテラン氏のスタミナ配分を考えた登りを学びました。途中で前回登山で両脚部が攣った体験を話したら、なんと親切に、漢方芍藥甘草湯を分けてくださいました。ありがとうございます。
あまりの急登の連続。ピークまで、これほどの急登で登りつめなければならない登山道、初めてです。しかも両手でよじ登るところも多々あって、暑さと汗は尋常ではなく、あまりの苦痛に悟りを得ました。
「この山は、私には無理」
この日の予定は、埼玉の上尾市に18時にもどらなければならい事情があり、そこから逆算すると、15時には下山完了して帰路につかなければなりません。となると、下山が登りと同じ時間がかかると想定し、折り返しのピーク時は12時となります。そこで11時半になったなら、そこが目的地ではなくても、引き返すことにしました。
私はリスクをとって早めに下山しました。15時過ぎ、連れの美魔女と美人がくたくたになった形相で下りてきました。さすがに7時間コースを6時間で踏破しました。猛女の二人です。しかし普段はおしゃべりばかりしているのに、とうとう会話がなくなるほどのしんどさだったようです。
「ずうっと頂上まで急登だよ」
「途中数メートルの垂直の岩場があって、足の踏み場がなくて困った」
「白毛門の山頂近くは急登のガレ場」
「眺めはよかったよーーー」
「松ノ木沢の頭も開けていて眺めが最高!」
「ええっ、そこまで登ってないのぉ?」
そのあと車中で私は散々に「筋トレしないとダメだよ」と、二人の猛女から何度も何度も責めたてられました。
「こんな歳になって筋トレかぁ」
人生は残酷なこともあります。
いつものことですが、山を登って辛い時、「何でこんな険しい道、登ってるんだろうなぁ」と自分に問いかけます。反省しているのです。が、下山をしてしまうと、あの時の辛さをすぐに棚上げしてしまい、次の登山のことを考えているのです。
人生は不思議です。
――いや、人間はバカなのでは……。
――えっ、バカはオマエだろうって?
確かに貴重な学びがありました。
「オレ、バカだったんだ」
こんな歳になって、やっと気づけたのは、登山を始めたお蔭です。
●−−−
ところで、白毛門(シラガモン)の名前の由来、こうありました。引用します。
「樹林帯の急登から、ようやく8合目にあたる松ノ木沢ノ頭(1484m)に出ると、すばらしい眺めが始まる。冬季、ここから東側に見える2つの岩塔(ジジ岩・ババ岩)が、ちょうど門のように見えるのが山名の起こりという」
●−−−
ところで、私の登山の問題の一つが、汗対策でした。普段でも、ちょっとした運動で、盛大な汗をかく体質のためか、特に夏場は昨年大量汗で全身がずぶ濡れになりました。
その教訓を踏まえ、二つの対策をし、大成功をしました。
1)下着をミレーのアミアミを着用しました。上下ともです。これは前回の登山でも同様だったのですが、この下着は、皮膚から吹いた汗を外部のウェアーにどんどん吸収して放出してくれました。汗は皮膚にはあまり残らず、ほとんどが外のウェアに移ります。そのため、汗冷えがなく、びしゃびしゃ濡れた感触もありません。さらさらしているのです。下山してびしゃびしゃなTシャツを脱ぐと、何とミレーのアミアミ下着は、なんとなく乾いていました。これはすごい下着です。
2)リュックを背負っていると、素材がメッシュであっても背中が汗でムレムレになります。しかも温度がこもり暑くてたまりません。そこで今回は(前回から)、リュックの背があたる部分に、樹脂のスノコのような風が通る隙間があるものをあてがいました。たしか名称は「汗とおるくん」とかいう名だったか? これ、たいへんに効果的だと思います。背負っていても違和感はありません。風があれば、背中を風が抜ける感触があります。これも大成功です。
コメント
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私も松ノ木沢の頭で撤退しました。
松ノ木沢の頭で食事中に、連れのお二人と思われる女性をお見かけしました。
この日は、
暑くて全然ダメでした。
kazuacky様、こちらこそ、お疲れさまです。
連れの二人は白毛門まで6時間で往復しました。実は、二人とも若くはありません。一人は、ほぼ私と同じ高齢者で、猛烈な女子です。二人の足元にも及びませんでした。もっと筋トレして体力をつけないとダメです。がんばります。ご指導よろしく。コメント、励みになりました。ありがとうございます。
多分お連れの方?親子登山?と思ってましたが、違ったのですね。
eikoboさんとも何処かですれ違ったと思いますが・・・座って休んでた人かな?
この山は急登が凄いし、この日は半端なく暑かった。。。
また暑くない時にチャレンジして見て下さいね。
暑かったです。たぶんmobiさんとは下山中にお目にかかりました。健脚振りに目を見張りました。私は白髪の小さなジジイです。身体をかなり鍛えないとダメですね〜。mobiさんは笠ヶ岳までピストンされたんですね。あの猛暑と急登・直登をすごいスピードで往復されるなんて、私からしたら、異次元の登山家です。ご指導よろしく、お願いいたします。コメントありがとうございます。とっても嬉しいです。
白毛門の名前の由来そうなんだ!!初めその姿を見たとき頂上はあそこ❣!もう少し❣!でも下山してきた人がそこでなくもっと奥だよ!!目指せ!!そこからの登りはロッククライミングみたいで
つらかったよ!!頂上で喜びの声を上げたよ!!
多分、"もっと奥、まだ頂上は見えてない"と話した男です😊暑かったですが、登頂成功されたのですね。良かった良かった😊
熱中症とか、大丈夫かなぁーとか、相方と話していたので安心しました😁
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