若御子山・大反山・東大演習林「影森祭」でミニ門松作り
- GPS
- 05:19
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 802m
- 下り
- 799m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
若御子山周辺は標高が低い割りに、道標がない上に踏み跡が不明瞭で岩場周辺が急峻で、「侮れない山」という評判だったが、実際登って見たら、テープもあり、注意すればそれほど難しくなかった。あるいは以前より踏み跡なども明瞭になったものか? 若御子神社ー国見の広場(606mピーク):主として階段の遊歩道でほとんど問題はないが、若御子断層洞は洞の中に入らないと次にいけないこと、案内板が古く読めないこと、などの問題がある。また冬は落ち葉が多く、道や階段が見えにくいので慎重に見極めること。斜面自体はかなり急。また途中、稜線の先端のピークにいく踏み跡もあるが、道のはっきりした国見の広場の下に直接出る階段の道がお勧め。 国見の広場〜若御子山:国見の広場から若御子山へは道標はないが、南に下る階段があり、そこを下って尾根筋を進むと鞍部の辻に出る。道標はいこいの広場と国見の広場しか書いていないがこの鞍部の場所そのものは若御子峠であろう。左に進むと浦山ダム方面に行く道は地形図にもあるが、通行できるかどうか不明。若御子山には尾根を真直ぐ登り、手書き道標がある。その先で道は不明瞭になるが、赤テープなどを注意して進めば、特に危険はなさそう。岩場の直下で右に進むまき道があり、それを進めば岩場を巻いてロープのある急斜面になるが、滑らないように慎重に歩くこと、滑って骨折した人の記録がヤマレコにある。 若御子山ータクシノクビレ: 若御子山から大反山までは急に尾根が広くなるので方向に注意。テープや踏み跡を追えば、大反山に導かれる。タクシノクビレへの下降路は山頂南の赤テープに従うこと。浦山ダム方面にも赤テープがあり、そこには入らないこと。タクシノクビレまでは急斜面だが特には危険はない。 タクシノクビレでは武州中川駅への手書き道標だけがある。直進すると矢岳方面だが、長く、かなりの難コースらしい。埼玉県警の警告板が至るところにある。 タクシノクビレー林道:基本的には東電の巡視路なので、道はよいが、部分的に急斜面のトラバースで崩れているところがあるので慎重に。 なお林道に出る場合は最後鹿柵をくぐる方が近く、そこに道標がある。また若御子神社に戻るには、そこから4〜500mほど舗装林道をジグザグに下ると川を渡るダートの道があり、そこが近道になり、直接神社入口に出ることができる。 |
写真
感想
先月東大の千葉演習林を公開日に歩いたが、今回は秩父演習林祭に出かけてみた。お目当てはミニ門松とクリスマスリースづくり。その後、近くの若御子山、大反山を歩いてみる予定。
西武池袋線で輪行中、飯能駅手前で車が踏み切り上で立ち往生、このトラブルで5分の遅れだが9時15分には到着、なお時間が少しあるので、御花畑駅前の名物蕎麦屋「はなよし」で350円の天ぷらそばを食べて温まる。彩甲斐街道を三峰口方面に進み、9時50分過ぎには「影森祭」会場になっている東大秩父演習林の苗畑に到着。入口には地元の親子と思われる人々が並んでいた。特にクリスマスリース作りは人気があり、大勢がテーブルに向かった。こちらはMTBを駐車場においてから、門松作りを申し込む。こちらは人はまばら。どちらも材料代500円を払えばすぐつくれる。
門松は材料の松はすでにミニ桶の中に縛ってあり、松とセンリョウを配置するだけで終わり。すぐ終了し、リースの方を見学するが、大勢が待っていてこれは時間がかかるのであきらめる。ボランティアの方々と演習林の見学に関して少し話をして会場を後にする。時間があればまた帰路立ち寄るつもり。予定より1時間近く早く出発。彩甲斐街道を25分くらい走り、10時45分には若御子神社に到着。MTBをトイレの裏にデポし、荷物を入れ替えて、必要なものだけをサブザックにつめて出発。
若御子神社は天平時代創建という由緒ある神社で、藤原秀郷、頼朝、足利将軍義晴などと関係が深く、庇護された。武田軍により放火消失後再建されている。
入口から境内に上り、更に奥の本社に登る入り口に若御子遊歩道の道標。本社を見ながら遊歩道の階段を上る。分岐があるが、手すりのある方に進むとすぐ若御子
断層の洞があった。そばの立て札は文字が読めない。そのすぐ上には断層掻痕の表示板、この先は断崖となり、戻って登り返すが断層の関係は何も見えなかった。実は先の穴に入っていくとその先により大きな断層洞(だんそうどう)と解説があったようだ。残念。この若御子断層洞は秩父盆地の地層と奥秩父山系の秩父層群の境界で発生した日野断層の中にあり、この断層は標高差1000m以上の広範囲な場所で地層がずたずたに切断され、その亀裂の中でこの若御子断層洞も生じたようだ。この日野断層や若御子断層洞は秩父盆地形成過程を知るうえでも地質学上も重要なものらしい。機会があれば再訪したい。
天狗の架け橋のそばを登り、稜線を目指す。途中、稜線の突端のピークに回り込む踏み跡もあったが、今回は真直ぐ国見広場(606mピーク)を目指す。遊歩道の階段は落ち葉で見えにくい。ひとしきり登ると稜線に出る。浦山ダム方面に下る道が分岐、右に進むとすぐ国見の広場に出た。
ここで軽く補給し、急な階段を下って尾根道を進むと分岐の道標はいこいの広場と浦山ダム方面のみをさしている。若御子山はここから中央のヤセ尾根を上っていく。
しばらく進むと左に巻き道のような林業用なのか作業道が見えるが、赤テープは中央の急な尾根を指している。踏み跡は不明瞭だがテープ方向に進む。不明瞭な尾根道を進むとすぐ壊れた社が出てくる。その上には新しい社があり、踏み跡を探しながら尾根を進むとやがて大岩の岩峰が見えてきた。この大岩を巻く道を探すが、テープは大岩直下まで続いている。谷は急激に落ち込んでいるので、テープの指示通り岩峰直下まで登って見る。すると大岩の右側に抜けていく踏み跡が見つかり、そこを進むと右に大岩を巻いて稜線に向かう踏み跡があるのでこれを進む。
ロープのある急な斜面だが、ロープに頼らずとも傾斜のゆるい場所を探していけば登れそうだが、今回はロープのあるところを進む。やがて稜線が近づき、左にさくら湖が見えてきた。稜線に出るとすぐ一登りで若御子山山頂に。一息入れて大反山に向かう。途中今日唯一のハイカーグループとであった。大反山まで往復という。若御子神社の駐車場には車はなかったので、おそらく浦山ダム方面からの往復であろうか?
大反山を通過し、タクシノクビレに向かって急斜面を下る。赤テープが続いている。鞍部まで一気に下ると東電巡視路が走っている。矢岳への道標はなく、埼玉県警の行方不明者が出ている警告板と武州中川への道標だけがあった。今日は時間が遅いので、少し矢岳方面に進んでみて、東電の黄色いポールを見てすぐ下りにかかる。巡視路なので道は概ねよいが、ところどころに崩れかけた斜面のトラバースがある。しかしさほどの危険な箇所はなく、すぐに70号鉄塔に出る。一時10分前、両神山方面が見えるが白い雪雲の中に入っているように見える。
下山を急ぐ。一時過ぎに右手に先ほど登ってきた大反山の稜線が見え、巡視路の巻き道んは矢岳方面を示す手書きの赤いテープが木に巻いてある。県警の警告板も時々出てきておかしい。20分ほど下り、沢を渡ってさらに進むと福寿草のいこいの広場分岐、ここは何年か前に福寿草を見に歩いたことがある。いこいの広場にはむかわず、くだり、鹿柵方面と左の集落方面の道が分岐、鹿柵を抜けて林道に下りる。若御子遊歩道入口にフクジュソウと浦山ダム、中川駅の道標がある。林道を下り、神社のMTBデポ地に戻る。
荷物をまとめMTB出発。まだ二時前なのでとりあえず、影森祭に戻ってみる。二時過ぎでもう店じまいの最中。挨拶をして残ったクリスマスリースを購入できるかどうかたずねる。500円というが、飾りがポロリと取れる。交渉の結果100円でゲット。ラッキー。その後、苗畑を後にして秩父駅の先にある武甲酒造を訪ねる。新酒が出ている。「なましぼり」「濁り酒」「のんべえ」「純金酒」など多くの新酒。すこし試飲させていただき、数種類を購入し、酒粕も追加。宅配を依頼。帰路はなましぼりの小瓶を西武線快速でゆっくり味わながら帰宅。
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