電波塔から双珠別岳偵察−熊?の威嚇声におびえながら
- GPS
- 05:20
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 445m
- 下り
- 445m
天候 | 晴れ後、見通しの良い曇り。 日当たり0℃、頂上マイナス5℃。無風なり。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
それ以外路面もOK |
コース状況/ 危険箇所等 |
谷の方から熊らしきうなり声、ほんとに怒っているような声、サホロのベアマウンテンで聞いた威嚇の声、ホントに怖かった。でも帰りにも足跡はなかったので穴蔵から出てくる元気はなかった模様。 |
写真
感想
今シーズン初の山スキー。
トレーニング、足慣らし、偵察を兼ねて双珠別岳へ。
日勝峠10合目の積雪量がライブカメラでは20センチ台から増えないのはおかしい!と思い、真偽を確かめるために。
林道に残っているのは動物の足跡とかなり前に除雪した痕跡。
ラッセルきつい。荷物重い。汗出る。
自転車通勤中断して2ヶ月。これほどなまっていたとは。
水筒にショッツの電解質タブレット入れてくるの忘れた。
双珠別登頂は止めて、電波塔に行ってみよう!あっち側の斜面、前から気になっていたし、双珠別からあっち側に降りるとどうなるのか知っておくのも良い。
ということで目標変更。
林道3000メートル地点あたりから、なんか変な音が後ろから聞こえる。動作を完全に止めても定期的に聞こえる。風で木々がこすれてる?いや無風だ。工事?日勝峠を越えるトラック?なんだろう?まあいっか、と足を進める。
まだ聞こえる。移動している?付けられてる?あの音、ベアマウンテンで聞いたことあるかも。まさか、熊?急に心拍数マックス〜!さすがに熊鈴は持って来てない。ラジオもない。ホイッスル吹き鳴らしながら急ぎ足で前進。時々後ろを振り返る。姿は見えない。
林道は谷をぐるっと巻いている。どうも谷の方から聞こえるようだ。長いこと聞こえた。電波塔への最終コーナーあたりでも小さく聞こえた。ほんとよけいな体力使ってしまった。あとは帰りの遭遇が心配だ。山側にも谷側にもすばらしい斜面が広がっているが、帰りの体力を残すべく涙を飲んだ。
最後の登りは吹きだまりで凸凹。これは帰りの滑りも快適ではないわ。ここら辺まで来ると、双珠別岳と東側の凸もばっちり見える。双珠別の上の方はブッシュが出ている。下の方は気持ちよく滑れそう。
ついに電波塔に着いた。東側はどうなっているのだろうと縁まで行ってみるとどうでしょう。あまりのすばらしさに「行っちゃえ、行っちゃえ、せっかくここまで来たんだから行かなきゃ損!」と悪魔のささやきが。
断腸の思いで踏みとどまった。それほど帰りの熊との遭遇が恐ろしかった。雪の浅い場所でスープとスターバックスインスタントコーヒーをすすり、シールを剥がして滑走モードになった。
しかし、林道は登ってきた時に感じたほどの斜度はなく、一気に下までスーっとはいかない。少なくとも熊のうなり声が聞こえた区間は音を立てずにサーっと通過したかったのに。幸い、帰り道、付けられた足跡は認められず、声も聞こえなかった。車に着いた時は心底ホッした。今までの山行で今日のが一番怖かった。
双珠別に入る方、充分気をつけて。
スノーモービル持ってたら電波塔まで楽に行って、5回くらい登り返して滑れるんだろうか?
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
初めまして、今年の日勝峠の情報を待ってました。日勝ピークももう滑れるのでしょうか? 私も峠の積雪情報を見て日勝だけ雨でも降っていたのかと思っていたのですが、どうやら違うようですね。
しかし、まだクマさんが寝てないとは。ちょっと怖いですね。
h2013mさん
毎回尊敬の念をもって山行記録を見させて頂いております。
日勝ピーク方面を撮影した写真を大きめのサイズで追加しました。遠目での印象では、まだブッシュが多いかなと思いましたが、上から下まで通しての積雪はあるようです。詳細は行ってみないと分かりません。駐車場には工事車両が多数あり、ぱっと見、入山者がいるかどうかまでは判断できませんでした。
丁寧に写真まで載せていただいて、ありがとうございました。月曜日、出張の移動日で、日勝かサホロか考えているところです。何とか滑れそうですが、山頂部はハイマツ漕ぎっぽいですね。
これからの記録も楽しみにしています。ありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する