佐野川往還（横山宿→上野原宿）

2020年07月24日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 33.7km
• 登り: 977m
• 下り: 822m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 10:30

8:10 横山宿
18:40 上野原宿

天候

曇り時々雨（27/22）

アクセス

利用交通機関：

電車

★行き
JR中央線八王子駅

★帰り
JR中央線上野原駅

写真

7/24 8:05

八王子横山宿から佐野川往還歩きをスタート！ 気にならない程度の小雨が降っています。

7/24 8:34

追分。ここで左に行く甲州道中と別れます。

7/24 8:36

道標には、「左 甲州道中 高尾山道」「右 あんげ道」とあります。我々は右へ道をとります。

7/24 9:07

城山川を渡ると、街道は西蓮寺を回り込むように進む旧道になります。

7/24 9:27

諏訪神社がある諏訪宿。宿と言っても宿場ではありません。ちょっとした町場といった意味合いだったのでしょう。

7/24 10:01

北浅川が近づくと、街道は車道を離れ、江戸時代の橋もこんな感じだったのではと思わせる仮設橋で川を渡ります。楽しい！

7/24 10:40

北浅川を渡ると、宅地化によって道筋が明らかでない部分もありますが、ところどころに石造物がありました。

7/24 11:12

松竹橋で再度北浅川を渡ると、街道は川沿いに少し進み、公民館の先で渡河していました。

7/24 11:18

我々も渡河を試みるも、雨で増水しているのもさることながら、対岸に歩けそうな場所がないので断念。

7/24 11:43

東大沢橋の手前で街道に復帰。復帰した地点の近くに石造物群がありましたが、渡河地点からそこまでの道は消滅している様子。

7/24 12:01

東大沢橋から先、いかにも旧道らしい雰囲気の道を歩きます。楽しいです。

7/24 13:05

上恩方郵便局と口留番所跡。無事に番所を通過しました。

7/24 13:36

口留番所を過ぎると、徐々に上りがきつくなり、車の交通量も減ってきました。

7/24 14:00

案下の集落を過ぎると民家もなくなり、車道ではありますが、本気的な上りに。下ってくるハイカーが多くちょいと不安……。

7/24 14:41

和田峠手前のヘアピンカーブ。かつての道は直線的に上っているので、その痕跡を探しましたが、見つけられず。

7/24 15:06

武相国境の和田峠着。 茶屋で一服し、相模国に密入国！

7/24 15:34

「やすらぎの小径」なるルートが紹介されていたので、車道を歩くより面白そうだし、旧道に近いようにも思えるのでそっちを歩くことに。

7/24 15:37

急な小径をたどって鍋こわしの滝まで下りたものの、その先の道がないのであきらめて車道を歩きます。

7/24 16:28

どんどん下ります。雨が本降りになってきました。

7/24 17:28

佐野川村まで下ってひと息、あとは倉子峠を越えるだけ。娘を励ましながら上りましたが、これがなかなかキツい！

7/24 17:30

暮六つまで多少時間があるものの、山の日は短い。たどり着いた倉子峠は霧が出て、まるで異界に続いていそうな雰囲。

7/24 17:47

この辺りで相模国から甲斐国へ。

7/24 17:58

リサーチ不足もあって、倉子峠を下ってから上野原宿までのルートはよく分かりません。今昔マップのみを頼りに歩きました。

7/24 18:16

上野原宿まであと少し。隧道通るは街道ウォーカーの恥！ グリーンヒルトンネルの上を越えます。

7/24 18:35

月見ヶ池の脇を通り、金仏横丁から上野原宿の甲州道中に合流。ここをゴールとします。

感想

musashinokoyu

　7月末の4連休中、長女と予定が合う唯一の日。まったくの思い付きで佐野川往還（陣馬街道）を歩くことにしました。

　佐野川往還は八王子宿の外れで甲州道中と別れ、案下村や佐野川村などを経由し、上野原宿で再び甲州道中に合流する道。陣馬街道、 案下道、また甲州道中の裏道として機能したため、甲州裏街道とも呼ばれました。

　旅の様子は写真をご覧ください（サボり）。

　新型コロナウイルスの影響で、3月以降、都内を中心とする市街地ばかり歩いていたのでひさしぶりの峠越えはとても楽しかった。
　もっとも、悪天候のため割愛した旧道探索区間が複数あるので、いずれいい季節にまた歩きたいです。

　そう言えば、初めて「天狗倒し」を経験しました。
　暮六つ迫るなか倉子峠に向かって歩いていたら、突然メキメキメキビシビシ！ って感じの大音響がして、娘共々度肝を抜かれました。
　音のした方を見ても何の異変もない。雨で地盤が緩み、倒れた木が山の斜面を滑り落ちた音じゃないかと思いますが、とにかく突然の大音響でビビりました！