ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 253790
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国山地西部

奥の原山

2012年11月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
kariogaryu その他3人
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
コース状況/
危険箇所等
灰郷スマモより市境を西へ

 2012年11月18日(日)新市境シリーズ第6回目。

今回は林道色梨線の熊押峠から灰郷スマモ山(1020.6)に上り、広島市と安芸太田町との境

を西に向かって縦走。そして、もみの木森林公園の奥にある小室井山の手前の奥の原山

(1045)よりオリオ本谷を下降して出発点と同じ色梨林道へ戻るルート。


 前回(2012年6月17日)、偵察がてらオリオ本谷の入口をのぞくと、ヤブがひどくとて

も上れそうにうになかった。ところが、今回出発前にのぞいてみると周囲の木々の葉っぱ

が皆落ちて明るい谷となっておりなんとか下降できそうな気がした。



8時35分 熊押峠より灰郷スマモ山に向かう。峠付近の樹木はすべて落葉し、どこ

でも歩けるが、地形図上の点線にそって凹んだ道があったのでそれをたどる。所々倒木が

あり多少歩きづらい。そのうち稜線から外れたので軌道修正して稜線に向かう。

 熊押峠から40分近く登ったところで、作業に使ったと思われる機械が放置されていた

ジャンクションピーク出くわす。

 ここからブナの点在するスマモ乗越(右手に長いワイヤー有り)を経て15分ばかりで

前回下山した尾根との分岐であるスマモ山手前のピークに達した。このあたりから笹も

肩あたりまで伸びてきたが、前回の6月に比べると格段に歩きやすくわずか5分でスマモ

の山頂に達した(熊押峠から60分。前半は踏み跡らしきものはあったが、後半はほとん

どなし。それでも笹やブッシュは思ったほどではなかったので歩きやすかった)。



 山頂に着くと早速三角点探し。前回、見つけることが出来なかったが今回ようやっと

見つける。周辺の笹を刈り払うと一目瞭然に、これを目的に登ったメンバーもおり、やっ

と肩の荷が降りた感じであった。

 

 その後、小室井山の手前のピークである奥の原山に向かって縦走。ここは10数年前に

一度歩いたことがあるので、簡単だと高をくくっていたが意外とルートファインデングが

難しく2〜3回筒賀側の尾根に迷い鋳込んだ(筒賀側は人工林が多く、湯来町側は自然林

が多く、ブナ林も多数見受けられた)。

 地形図から判断すると1045mのピークである奥の原山は特定するのが難しいのではな

いかと思っていたが、意外と簡単に特定することが出来た(ただし山頂一帯はなだらかで

比較的長い上りを終えた最初のピークかと最初は思ったが)。

 スマモ山から奥の原山まで1時間15分(迷った時間を除く)かかり、ここで昼食を

とり(11:47〜12:29)、市境沿いにオリオ谷に向かって下降する。

 全く踏み跡のない中、出来るだけ忠実に下ろうとするが下りはじめは傾斜がなだらかで

しかもブッシュが少ないのでどこでも下れる。谷と谷に挟まれたなだらかな尾根を奥の原

山山頂から10数分下るとオリオ本谷に出て(すぐ下の川原には苔むした巨岩あり)、対岸

渡った(川幅2〜3mで簡単に渡れる)。すると廃道になった林道の跡があり、2〜3分

ばかり歩いたが、谷から離れだしたので引き返して谷に戻った。


その後谷沿いに右岸をどんどん下る。思ったほどの薮沢でもなく簡単に下れた。する

と間伐された杉林に変わり、歩きやすくなった。20数分続いた杉の人工林が終わると

左岸から枝沢が流れ込んできた。この頃になると谷の様相も変わりちょっとした渓谷と

なり、5m前後の滝(仮称F3)そして3m前後の滝(仮称F2)さらに小滝群が現れ、

ここから10数分下ると7〜8m位のスダレ状の滝(仮称F1、下から上ってくるとこれ

が最初の滝となる)に出くわし、この滝から17分ばかり下ると色梨林道に出て、林道を

5分ばかり歩くと出発点の熊押峠に戻った(14:12)。

 オリオ谷はずっと右岸を下降したが、一部足場の不安定なところもあったが、とくに

危険というほどではなかった。


(参考タイム)

熊押峠 (1.00) 灰郷スマモ山 (1.15) 奥の原山 (1.20)  色梨林道 (0.05) 熊押
(8:35発)

峠(14:12着) 
熊押峠から灰郷スマモに向かう途中、伐採のため用いたのか作業用機械が放置されていた。
2012年11月18日 09:24撮影 by  Canon PowerShot G10, Canon
11/18 9:24
熊押峠から灰郷スマモに向かう途中、伐採のため用いたのか作業用機械が放置されていた。
スマモより奥の原山へ向かう途中、キノコを見つける。コナラに生えていたのでおそらくシイタケに間違いないと思ったが、安全を優先して写真を撮るだけにした。 
2012年11月18日 10:33撮影 by  Canon PowerShot G10, Canon
11/18 10:33
スマモより奥の原山へ向かう途中、キノコを見つける。コナラに生えていたのでおそらくシイタケに間違いないと思ったが、安全を優先して写真を撮るだけにした。 
 広島市と安芸太田町筒賀との境。」周囲の木々は落葉し、比較的歩きやすかった。 
2012年11月18日 10:57撮影 by  Canon PowerShot G10, Canon
11/18 10:57
 広島市と安芸太田町筒賀との境。」周囲の木々は落葉し、比較的歩きやすかった。 
 地形図上、1045mのピークである奥の原山山頂周辺。
2012年11月18日 12:28撮影 by  Canon PowerShot G10, Canon
11/18 12:28
 地形図上、1045mのピークである奥の原山山頂周辺。
オリオ谷を下降中、最初に出会った5m位の滝(仮称F3)
2012年11月18日 13:29撮影 by  Canon PowerShot G10, Canon
11/18 13:29
オリオ谷を下降中、最初に出会った5m位の滝(仮称F3)
 仮称F3を4分ばかり下ると3m位の滝に出くわす(仮称F2)
2012年11月18日 13:31撮影 by  Canon PowerShot G10, Canon
11/18 13:31
 仮称F3を4分ばかり下ると3m位の滝に出くわす(仮称F2)
 仮称F2を3分ばかり下ると苔むした岩の間を縫うように流れる小滝群に出くわした。
2012年11月18日 13:34撮影 by  Canon PowerShot G10, Canon
11/18 13:34
 仮称F2を3分ばかり下ると苔むした岩の間を縫うように流れる小滝群に出くわした。
 小滝群から10数分下ると7〜8mのスダレ状滝に出くわした(仮称F1)。色梨林道から取っ付くと10数分位の所。
 オロオ谷は小規模ながら滝がいくつかあってさながら隠れた秘境と言った感じだった。 
2012年11月18日 13:50撮影 by  Canon PowerShot G10, Canon
11/18 13:50
 小滝群から10数分下ると7〜8mのスダレ状滝に出くわした(仮称F1)。色梨林道から取っ付くと10数分位の所。
 オロオ谷は小規模ながら滝がいくつかあってさながら隠れた秘境と言った感じだった。 
2012年12月15日 21:00撮影
12/15 21:00
 今回(2012年11月18日)歩いた市境(広島市と安芸太田町ならびに廿日市市)
2012年12月20日 18:22撮影
12/20 18:22
 今回(2012年11月18日)歩いた市境(広島市と安芸太田町ならびに廿日市市)
撮影機器:
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:388人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら