チャレンジ美瑛富士
- GPS
- 05:30
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 730m
- 下り
- 722m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登行合計 700m 行動時間 5時間半 森林限界 1200m ちょっとだけその上にでた。 積雪条件 ドカ雪モナカ 興味度 天気が良ければ コンビニ なし 日帰り温泉 白金温泉宿泊 |
写真
感想
チャレンジ美瑛富士
条件がよければ、美瑛富士に登れるだろうと思う。今年の夏に、この道から登った。冬に同じことができればOKである。それに今年の冬は、北海道でもドカ雪で、積雪量は多い。どんなバウダーが待っているか。
白金温泉のホテルでぬくぬくしながら、登山とスキーをやることになるとは、ちょっと前までは信じられないことだ。白金は、ホテルを出ればそこが雪山の取り付きである。美瑛富士の取り付きまでは車で1キロ移動すればいいし、十勝岳への望岳台へは、5キロ移動すればいいだけ。
今日はやっぱり予報通りに曇りである。視界は300mくらいか。でも、夏の林道を今日は歩けばいいだけで、いつものように行けるところまで行こうと、気が楽だ。
除雪終了点までいって、車を置く。そこからスタート。スタートしたところが、美瑛のクロカンコースになっていた。夏の林道に、モービルで圧雪すれば、それがクロカンコースということで、こういう冬の遊びは北海道ならではで、上信越にこんな優雅な遊びはない。15分くらいで、夏には例のダイヤルキーを開錠して、マイカーを乗り入れるという林道に入る。
少し登ってわかったのだが、昨日ツボ足一人が、先に入っているのだ。クロカンスキーのトレースが消えた後に、ツボ足だけが奥に続く。30分歩いて、その彼に追いついた。なんと、ツェルトで幕営していた。ゆっくりで、8時半なのに、ようやく出るところ。先に私が出た。いよいよラッセルする。ブーツサイズは軽く潜るが、でもこのくらいならストレスはない。その彼はついてこない。
夏道林道から登山道に入って、適当なところからショートカットで直上する。大きなシラビソは近くによるとストレスがあるから避けて、白樺とかダケカンバ帯を選んで登っていく。
いくら曇っていても、せめて樹林を超えて、見晴らしのいいだろう、ハイマツ帯くらいまでは登りたいと思うのだが、なかなか到達しない。
今日は標高650mスタートだったが、1200mまで登るとようやく上部が開けてきた。晴れていれば、相当見えるはずだ。
北海道パウダーを滑りに来たのに、なんだか上部はモナカというのは、どうしてか。ストックが、ボコボコボコと言いながら、50センチ以上ズブズブ潜る。こんな雪おかしいよと、思いながら登る。あのサラサラ感が、どこにもなくて。でっかい40mを超えるようなシラビソは、北海道ならでは。隣の三段山に登っても、やはりこういうでかいのがある。
ああ、ホテルの人にも言われたが「今年は三段山で遭難がありましたから」。雪崩に注意しろということだ。こんなくそモナカなんだから、積雪不安定だよなあと、思う。
森林限界を超えた美瑛富士のすそ野を大きく回り込めば、避難小屋のコルの方に行くのだが、登り始めて4時間過ぎて、昼になった。今日は風もなくて穏やかなのだが、岩が出ているところで、ガリガリにクラストしていて、登るの躊躇した。今日はここまでにしようか。滑降の用意する。
穏やかな緩傾斜でどこまでも広がる斜面だ。でも滑り始めてやっぱり動揺したのだが、このモナカではボーゲンしかできない。ありえねえ。でもこのまま安全に下るか。
下って樹林に入りこんだ方が、はるかに雪質がいい。でもこんな緩傾斜じゃ、トレース加速で、新雪ブレーキってやつで、北海道のドカ雪は上越に似ていて、やっぱりベタ感がある。まあいいか。
自分のトレースにそってどんどん下っていく。林道にでると、朝の彼が、ちょっとだけ進んでまた幕営していた。
なんだかご苦労。多少の目的は達せたかな。
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