チャレンジ美瑛富士 NO2 頂上直下まで
- GPS
- 06:30
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,039m
- 下り
- 1,032m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 6時間半 登行合計 1100m 気温 朝ー19度 昼直射なのにー11度(笑うよなこんなの) 山で会った人 クロカンPでキャンパー2人 森林限界 1200m 積雪条件 快晴パウダー こんな条件待っていた、イブ、ありがとう! 興味度 強烈に寒いけど、晴れたらアウトドア! |
写真
感想
チャレンジ美瑛富士NO2 頂上直下まで
予報が外れて快晴になった。行こう!
二日前の自分のトレースを辿る。あれから10センチくらい降雪があったか。昨日とか雪雲のガスがかかっていたが、毎日毎日ちょっとずつ降雪があるのが北海道だ。
あの単独のアンちゃんは、けっきょくそれ以上登らずに、二泊して林道だけ歩いて下山したようだ。勘違いしたかな。
以降誰も入っていない。ラッセルもなくトレース辿るのはいいのだが、まだ日が射さないし、寒いし、眠くなった。
でも、少しして真正面に朝日が上がる。晴れると冬山は10倍楽しい。
二日前に4時間半かかったところ、3時間程度で到着する。
ああ、目の前に逆光の朝日とは、前に十勝岳登った時もそうだし、連峰の美瑛側は朝は日陰で眩しい。でも、快晴なんだから、噴煙の十勝岳も見えるし、いや目の前に目的の美瑛富士。隣に美瑛岳。そしてずっと向こうに大雪も。オプタテシケも見える。
二日前はダメ覚悟で直登したが、夏道通りに、大きく左にトラバースすることにした。美瑛富士を大きく迂回して、避難小屋の方を目指す。このなだらかな上部プラトー。ガスに巻かれると戻れないよ。
なんだかオプタテシケが妙に近くて、このままずっとトラバースしたら行けるのかと錯覚する。帰りが楽なように、ほんの少しだけ登りながら行く。
延々と、思いっきりトラバースする。夏は、鬼押し出しのような火山岩とか、背丈のハイマツに案外展望悪いトラバースなのだが、今のこの雪原プラトーのあっさり感はなんだ、積雪は3mくらいはあるのか。
それでも登りすぎたようで、ちょっと谷に下る、そしてまた登る。
いよいよ、このままどんどん登れば、夏の河原みたい道から小屋に通じるはずなのだが、どうにも谷底に降りる気にもならない。斜面をどんどん上がっていく。美瑛富士の頂上がだんだん近くなってくる。
とりあえず小屋に行こうと、思ったが、結果的に小屋は全面積雪の中で、避難小屋とは、夏の避難小屋の意味だった。上越には夏の避難なんてないぞ、全部冬の避難だ。
本当にコルに出たかどうか、裏から美瑛岳が見えればそうなのだと、平地をどんどん行く。しかし、コルに出るにつれ、無風だったのに風が相当に強くなってくる。直射が当たるのだが、反対の方の手の指が相当にしびれて、太陽に向けて温めると、それが融けて、すげえ痛え「指が痛いよお」凍傷か。−20度で強風にあてられれば、二重手袋でも痛いよお。
ガリガリで強風で、上空200mに美瑛富士の頂上があるのだが、行くのはやめた。十勝連峰の稜線に辿り着いただけで十分だ。
そのまま20分戻れば、強風もガリガリもなくなるわけで、シールのまま戻る。風が弱まったところで、下山モードに入る。
今日は快晴で、自分のトレースがずっと下まで見えるから心強い。それを辿れば下山できるというわけで。
さて、二日前の悪夢のモナカはどうなったか。実は、今日のように晴れると、朝の気温−19度とか、そういう日は、モナカもパウダーに変わるって、マジですか、ええ、マジです。慎重に行く。ハードな片斜面で転ぶとちょっと嫌だ。
安定したとこまで下りると、もう自在に滑って、後半の緩傾斜は自分のトレースに入って加速する。樹林に入ればバウバウのパウダーで、樹林にぶつからないようにスピード狂。
美瑛富士、冬に何度かチャレンジして、夏にも下見して、ついに直下まで。十勝の豊かな幅広連峰の稜線に立ちました。ああそうだ、向こうにニペソツなんて見えちゃったよ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する