記録ID: 25530
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積雪期ピークハント/縦走
祖母・傾
祖母山
2008年03月19日(水) 〜
2008年03月24日(月)
nojima
その他1人
- GPS
- 125:30
- 距離
- 49.1km
- 登り
- 3,824m
- 下り
- 3,783m
コースタイム
還暦おっさん2人組の祖母・大崩縦走
2008年3月196:30日 雨 山中3泊・予備日1 野嶋 豊・花田 六郎
八幡を22時出発03時道の駅原尻ノ滝 仮眠
3月20日 曇り・雨・後晴れ・夜猛烈な風
6:30上畑健男社下登山口
ここまで送ってくれた、妻に礼を言って分かれる。7:20登山開始 h400
登山口で警察車両が10数台通り過ぎるのを見ながら歩き始め、最後の民家の庭先に出ている清水を満タンにする。祖母・傾間の水は豊富だが後半の傾・大崩間で水を確保出来ないと敗退しかない。入山者のいない登路は、昨日からの雨ですべりまた倒木・落枝が多く、踏み越たり回避行動で体力を消耗し予定どおりに進まない。h800位で雨が降り出し、雨具を着用する。11:45障子岩(h1409前障子) 霧雨で大障子岩を確認出来ないので、呼吸を整えすぐに歩き出すが今日の幕営予定地天狗岩付近は遥かかなた。12:55大障子岩(h1541)雨具を外し遥か前方に白い祖母山が見え昨日からの雨は山頂付近では雪か。ヘリコプターの爆音が聞こえ始め、しばらく歩くと捜索をしている県警救助隊と会い捜索3日めで要救者は、77歳男性と聞く。別れの挨拶し先を急ぐが倒木・落枝で体力も底をつきバテバテで尾平鉱山からの三叉路宮原に着く15:35(h1402) ここからの道は歩きやすく、真っ白になった祖母山を見上げながら幕営予定地に急ぐが、水は底を尽き日没が近い。小屋下の幕営地までが体力の限界で本日はここまで17:10(h1680) 明日は九折小屋より先には行けないだろう。予備日も繰り入れ山中4泊と腹をくくる
3月21日 晴れ *焼酎2.5L残
7:40幕営地発 昨日は雪と見えていのは大きく成長した樹氷で昨夜の風で残雪の上に落ちて、クラッシュアイスで不安定な足場を踏み締めて歩く8:00祖母山頂(h1755)
東縦走路入り口の下部は完全にアイスバーンになっているので慎重に下降し難所を抜ける。
古祖母(h1500)までは、雪かクラッシュアイスで道は覆われている。13:20尾平越 もうここまで来ると、春山でブナ広場の水場で補給をして歩くが、自然現象かあれほど苦労した縦走路の、スズ竹がほとんど枯れ又樹は立ち枯れで尾根が異常広い、おかげで歩きやすいけど複雑な気持ち。今日も日没との競争で18:30九折小屋 食事の支度や水汲みに追われ寝酒を飲んで就寝
3月22日 晴れ *焼酎1.9L残
6:45小屋発 今日は水の補給を考えながら霜柱を踏みつつ歩き8:00杉ケ越分岐
傾山頂をピストンし杉ケ越まで急下降のアップダウンを嫌になるほど繰り返しやっと12:45杉ケ越 ここで車道まで降りて水を探しに行くか縦走路の中で見つけるか悩むが、登り返しを考えるとおっくうになり何とかなるで、先を急ぐ。下降でくたびれた脚に又新百姓までアップダウンが続く。途中で登山者とすれ違い、水と栄養ドリンクを分けていただき感謝だが、お名前を聞くのを忘れたのが心残りです。15:00新百姓 桧山から小鋸・大鋸にかかる鞍部で水を発見し(h50・l200)下降して岩に染み出す水を、ほおの葉で樋を作り4Lの水を確保できて残りと合わせ5Lあるので安心して今日は、早いが行動終了17:20
3月23日 終日雨 *焼酎0.9L残
7:.20幕営地 水の残量2.5L。雨の中を小鋸・大鋸の岩峰群に取り付き慎重に登下行するが、大鋸の崩壊地点でのトラバースは大変でハーケンはグラグラし抜けそうでフッイックスロープに体重はかけられないし、カッパのフードが邪魔をして視界が狭くなり周りの確認が出来ず気が抜けない。なんとか抜け出し、後は滑る道を登ったり下ったりひたすら歩いて夏木・五葉を越えh1549で岩場の乗越しをせず東にミストレースしてh1517(乙女山)のピークで気付き引き返すが40分のロスになった。私のカッパは14年選手で雨には役に立たない、服も靴も水浸し。お姫・鹿納の野から鹿納山と歩くが鹿納山頂の岩峰を通過しないので、又ミストレースとばかり地形図で確認するが方向に間違いは無い。ほどなく鹿納山・大崩・宇土内の三叉路に着く。鹿納山は通過してしまったが、道は間違っていないので安心した。最近は岩場のエスケープルートが多く作られているのを思い出した。この大崩に向かう分岐は地形図に載っている沢越えのルートでなく尾根通しのショートカットで有る事がテントで確認し判る。現在位置を取りこぼして日没。急ぎスズタケの中の空き地でテントを張り行動を終わる。水が1L少々しか無いので、食事を作るのに水が使えない。餅を焼いて晩飯。ぬれた衣類を乾かす為ガスを使い過ぎて燃料切れだが乾かないので下山した時のよそゆきの服に替える。小雨になったが風も強く気温が急激に下がり始める。
3月24日 霧雨から曇り *焼酎0.2L残
0.5Lの水をわずかに残ったガスで湯を沸かしテルモスに入れ、熱いのでガブ飲みできない様にする。7:00出発 10分位で宇土内ルートと合流し20分位で大崩山頂直下の三叉路h1628に到着。昨日はh1500まで登っていたみたい。風も強くそれに樹氷が成長しているので、さっさとやっつけて長居は無用とすぐに下山にかかる。あとは歩き慣れた涌塚ルートを一目散中で下り、中涌塚下の湧き水で乾いた喉を潤す。12:50美人の湯バス停 私の宿題であった縦走(約52km)を終わる。風呂そして相棒と生ビールで乾杯し、仕事を終えて帰宅した大崩の茶屋の石本夫妻と歓談し、別れの時には椎茸のお土産も頂いて17:05のバスで延岡に出て最終の電車で帰宅する。
今回の反省点
1・倒木など整理され登山道が、しっかりした晩秋か初冬に計画するのが楽で良い。
2・雨具の装着時は帽子を被り視界を確保する。雨具の袋に帽子も入れておく
3・木綿の下着を付けていた為、体温で乾かすことが出来なかった
4・又腕時計を無くした。バンドは緩くしているが、力が入るとピンが外れる
5・登路の下調べが不完全だった
6・予備日も使ってしまうのは、体力不足である。ボッカ訓練をまじめにしないと
7・カメラが不調で写真記録が無い。行く前に確認しなければ
8・酒が無ければ、荷物も軽く水の消費も抑えられるが、私は絶対はずせない。
2008年3月196:30日 雨 山中3泊・予備日1 野嶋 豊・花田 六郎
八幡を22時出発03時道の駅原尻ノ滝 仮眠
3月20日 曇り・雨・後晴れ・夜猛烈な風
6:30上畑健男社下登山口
ここまで送ってくれた、妻に礼を言って分かれる。7:20登山開始 h400
登山口で警察車両が10数台通り過ぎるのを見ながら歩き始め、最後の民家の庭先に出ている清水を満タンにする。祖母・傾間の水は豊富だが後半の傾・大崩間で水を確保出来ないと敗退しかない。入山者のいない登路は、昨日からの雨ですべりまた倒木・落枝が多く、踏み越たり回避行動で体力を消耗し予定どおりに進まない。h800位で雨が降り出し、雨具を着用する。11:45障子岩(h1409前障子) 霧雨で大障子岩を確認出来ないので、呼吸を整えすぐに歩き出すが今日の幕営予定地天狗岩付近は遥かかなた。12:55大障子岩(h1541)雨具を外し遥か前方に白い祖母山が見え昨日からの雨は山頂付近では雪か。ヘリコプターの爆音が聞こえ始め、しばらく歩くと捜索をしている県警救助隊と会い捜索3日めで要救者は、77歳男性と聞く。別れの挨拶し先を急ぐが倒木・落枝で体力も底をつきバテバテで尾平鉱山からの三叉路宮原に着く15:35(h1402) ここからの道は歩きやすく、真っ白になった祖母山を見上げながら幕営予定地に急ぐが、水は底を尽き日没が近い。小屋下の幕営地までが体力の限界で本日はここまで17:10(h1680) 明日は九折小屋より先には行けないだろう。予備日も繰り入れ山中4泊と腹をくくる
3月21日 晴れ *焼酎2.5L残
7:40幕営地発 昨日は雪と見えていのは大きく成長した樹氷で昨夜の風で残雪の上に落ちて、クラッシュアイスで不安定な足場を踏み締めて歩く8:00祖母山頂(h1755)
東縦走路入り口の下部は完全にアイスバーンになっているので慎重に下降し難所を抜ける。
古祖母(h1500)までは、雪かクラッシュアイスで道は覆われている。13:20尾平越 もうここまで来ると、春山でブナ広場の水場で補給をして歩くが、自然現象かあれほど苦労した縦走路の、スズ竹がほとんど枯れ又樹は立ち枯れで尾根が異常広い、おかげで歩きやすいけど複雑な気持ち。今日も日没との競争で18:30九折小屋 食事の支度や水汲みに追われ寝酒を飲んで就寝
3月22日 晴れ *焼酎1.9L残
6:45小屋発 今日は水の補給を考えながら霜柱を踏みつつ歩き8:00杉ケ越分岐
傾山頂をピストンし杉ケ越まで急下降のアップダウンを嫌になるほど繰り返しやっと12:45杉ケ越 ここで車道まで降りて水を探しに行くか縦走路の中で見つけるか悩むが、登り返しを考えるとおっくうになり何とかなるで、先を急ぐ。下降でくたびれた脚に又新百姓までアップダウンが続く。途中で登山者とすれ違い、水と栄養ドリンクを分けていただき感謝だが、お名前を聞くのを忘れたのが心残りです。15:00新百姓 桧山から小鋸・大鋸にかかる鞍部で水を発見し(h50・l200)下降して岩に染み出す水を、ほおの葉で樋を作り4Lの水を確保できて残りと合わせ5Lあるので安心して今日は、早いが行動終了17:20
3月23日 終日雨 *焼酎0.9L残
7:.20幕営地 水の残量2.5L。雨の中を小鋸・大鋸の岩峰群に取り付き慎重に登下行するが、大鋸の崩壊地点でのトラバースは大変でハーケンはグラグラし抜けそうでフッイックスロープに体重はかけられないし、カッパのフードが邪魔をして視界が狭くなり周りの確認が出来ず気が抜けない。なんとか抜け出し、後は滑る道を登ったり下ったりひたすら歩いて夏木・五葉を越えh1549で岩場の乗越しをせず東にミストレースしてh1517(乙女山)のピークで気付き引き返すが40分のロスになった。私のカッパは14年選手で雨には役に立たない、服も靴も水浸し。お姫・鹿納の野から鹿納山と歩くが鹿納山頂の岩峰を通過しないので、又ミストレースとばかり地形図で確認するが方向に間違いは無い。ほどなく鹿納山・大崩・宇土内の三叉路に着く。鹿納山は通過してしまったが、道は間違っていないので安心した。最近は岩場のエスケープルートが多く作られているのを思い出した。この大崩に向かう分岐は地形図に載っている沢越えのルートでなく尾根通しのショートカットで有る事がテントで確認し判る。現在位置を取りこぼして日没。急ぎスズタケの中の空き地でテントを張り行動を終わる。水が1L少々しか無いので、食事を作るのに水が使えない。餅を焼いて晩飯。ぬれた衣類を乾かす為ガスを使い過ぎて燃料切れだが乾かないので下山した時のよそゆきの服に替える。小雨になったが風も強く気温が急激に下がり始める。
3月24日 霧雨から曇り *焼酎0.2L残
0.5Lの水をわずかに残ったガスで湯を沸かしテルモスに入れ、熱いのでガブ飲みできない様にする。7:00出発 10分位で宇土内ルートと合流し20分位で大崩山頂直下の三叉路h1628に到着。昨日はh1500まで登っていたみたい。風も強くそれに樹氷が成長しているので、さっさとやっつけて長居は無用とすぐに下山にかかる。あとは歩き慣れた涌塚ルートを一目散中で下り、中涌塚下の湧き水で乾いた喉を潤す。12:50美人の湯バス停 私の宿題であった縦走(約52km)を終わる。風呂そして相棒と生ビールで乾杯し、仕事を終えて帰宅した大崩の茶屋の石本夫妻と歓談し、別れの時には椎茸のお土産も頂いて17:05のバスで延岡に出て最終の電車で帰宅する。
今回の反省点
1・倒木など整理され登山道が、しっかりした晩秋か初冬に計画するのが楽で良い。
2・雨具の装着時は帽子を被り視界を確保する。雨具の袋に帽子も入れておく
3・木綿の下着を付けていた為、体温で乾かすことが出来なかった
4・又腕時計を無くした。バンドは緩くしているが、力が入るとピンが外れる
5・登路の下調べが不完全だった
6・予備日も使ってしまうのは、体力不足である。ボッカ訓練をまじめにしないと
7・カメラが不調で写真記録が無い。行く前に確認しなければ
8・酒が無ければ、荷物も軽く水の消費も抑えられるが、私は絶対はずせない。
天候 | 雨・雪・晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2008年03月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
終了点が祝子(ほおり)温泉で美人の湯 |
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