【快晴と泥濘】塔ノ岳(表尾根)


- GPS
- 05:20
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,315m
- 下り
- 1,316m
コースタイム
ニノ塔0825
三ノ塔0835
烏尾山0900
行者岳0915
(政次郎ノ頭0930)
新大日0945
(木ノ又大日0955)
塔ノ岳1010-1040(コーヒーブレイク)
行者岳1125
烏尾山1145
三ノ塔1210
ニノ塔1220
(表尾根2看板/林道分岐1250)
菩提峠駐車場1300
天候 | 3日(木)晴れのち曇り(ふわ雪) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
富士見山荘から脇道に入り菩提峠ゲート前の駐車スペース (駐車スペース30台↑)(未舗装・トイレ無) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【菩提峠駐車場】 ヤビツ峠道から林道に入って直ぐに広い未舗装の駐車場。 7:30到着で既に20台以上が駐車。 トイレ・水場等は無いので、ヤビツ峠BSやコンビニで対応。 【表尾根登り】 THE丹沢な木道&階段がメイン。 でも一番キツかったのは序盤の急登。氷点下でも汗が滴る。 道中「泥濘が凍っている」のでゴツゴツして歩きにくい箇所が散見。 三ノ塔からは稜線歩き。ただ、100m±標高落としてから登り返すポイントも。 早い時間&晴天時は富士山と目的地が徐々に近くなるので楽しい。 【表尾根下り】 山頂から下る頃(11時前後)には既に泥濘地獄。 往路で歩きにくかった泥濘凍結が全て解凍されドロドロ。 ほぼコース全体に配置されているので、泥を落とせど落とせど…。 ラストは往路と違う箇所から戻ったため登り返し無くゲート裏到着。 |
写真
感想
昨年末は仲間内で「忘年会登山in高水山」にて登り納め。
例年であれば春頃まで登山はお休みしてゲレンデに繰り出すところ、
体重増加に伴う危機感に苛まれて、登山3年目にして初めて正月山登り。
2日前に購入したハイキング用の靴を試す良い機会、と後付け理由も。
翌日に遠出する予定のため、近場で未登頂の山を検索。
昨年、軽アイゼンの試用で鍋割山&塔ノ岳を目指して行ったものの、
鍋割山で鍋割うどん食べてそのまま帰って来た事を思い出す。リベンジ。
相模湖は「朝は晴れますが昼頃から曇が出ます」とウェザーニュース。
カーナビが推奨する通りに、ヤビツ峠を南からアプローチ。
グングン標高あげると、南に広がる相模湾がお目見え、朝日に反射して眩しい。
菩提峠のゲート前に駐車。山と高原の地図では林道を戻って所が登山口。
準備していると2人組のお父さんから声を掛けられ
「地図に無い近道ってこのゲートの先かな?」と尋ねられる。
私は初めて来たのでわかりません、とお伝え。先方も諦めて林道を下った。
林道を少し戻って「表尾根1」の看板を発見。ここからアプローチ。
ほどなくして先程のお二人をパス。急登を進むと砂利の林道に出る。
15m先に「表尾根2」の看板。どうやらこの林道が菩提峠ゲートの先の様子。
後々地図をよーーく見たら繋がっていました。お父さん方、すいませんでした。
ニノ塔までは樹林帯歩き。ただし針葉樹と枯れ木のため寂しい雰囲気。
少しひらけたガレ場に出て、振り返ると相模湾と大山。…アンテナ目立つ。
ニノ塔過ぎた頃、お決まりのTHE丹沢「木の階段」がはじまる。
周辺が雲に覆われなければ、この辺りから富士山が顔見せ。
三ノ塔は山頂が広くてのんびりするには丁度良い環境。
丹沢山・塔ノ岳方面の展望も良く、ある意味ここ目当てでも楽しい山行。
ここより先は稜線歩き多い。「ぬかるみ形状のまま凍結した凸凹道」が目立つ。
ただし、一旦標高を100m±落して若干の登り返し。
烏尾山にはトタンで出来た三角小屋がある。なんだか△の雰囲気カワイイ。
山頂方位盤から富士山方面をジッと見ると並びに南アルプスも見える…かも。
行者岳及び新大日までは足場は変わらず、地味な登りが中心。痩せ尾根も続々。
東南方向から日差しも射して、10時前後には霜柱が各所で音を立てて崩落。
新大日から先は、また階段が続いたり枯れ木の樹林帯が来たり。
飽きる頃には目の前に塔ノ岳。山頂に到着すると広さ以上に人の多さにビックリ。
適当に数えても40人以上。主に単独または2人組。主に大倉方面から続々。
ともあれ山頂は評判通りに展望が良く、360度パノラマで頭上は快晴。
東に富士山と南アルプス、西に新宿高層ビル群と(ぼんやり)スカイツリー。
南は相模湾と箱根の山々、北には主峰丹沢山や先月お邪魔した檜洞丸がひっそりと。
たまにはコーヒーでも淹れてみる。が、吹き晒しの風で一瞬にして体が冷え冷え。
(山頂に温度計が設置されていて、見たら氷点下5℃…いや、体感は更に寒い)
今回は周回ルートがやり辛かったため、ピストンで帰路。
思いの外に迂闊だった点は「ぬかるみ形状のまま凍結した凸凹道」が
11時頃には「ただのぬかるみ」に姿を変えていたこと。もはや罠レベル。
振り返れば下山時は景色よりも足元ばかり見ていた様な。
ゲイターが無いと、ズボン裾や靴全体がどろんこ必至。
下山時の階段ステップすべて泥濘のため、トレッキングポールがあると安定。
そういえば鎖場も数か所、ただし好天時は補助利用に留め、無理に使わなくて可。
午後になると青空が徐々に厚めの雲に覆われる。
「表尾根2」看板に着いた時、そのまま往路をトレースせずに、右手の砂利道を下る。
ほぼ平坦な道を10分歩くと、ゲート到着。確実にこちらが早い、お父さん方(略
足元を見ると、おニューの靴が見事に年季の入った様相に。
駐車場を出てヤビツ峠を北上すると白い何かがフワフワ舞っている。
虫にしては大小あるなぁーと眺めていると、徐々に量が増える…。
停車して窓を開けると、綿飴の様なふわっっとした軽い雪。
汗は引いていたので温泉寄らず。目当てのご飯処は正月休み。大人しく帰宅。
正月早々、登山好き多いなぁと実感する山行。子連れファミリーから熟年カップルまで。
この山は「雪山登山」か「ご来光登山」か。泥濘には戦々恐々、もう沢山。
コメント
この記録に関連する登山ルート

いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する