伊勢沢大滝【絵瀬尾根からピンポイント下降】


- GPS
- 07:00
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 1,010m
- 下り
- 996m
コースタイム
※ルートは手書きで正確ではありません。(特に絵瀬尾根1140m付近平坦地から伊勢沢大滝間の下りと登りは適当です。)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
始めに伊勢沢大滝(F4)へは沢登りの技術と装備をもった方が伊勢沢出合から遡行すべきルートで、絵瀬尾根からピンポイントで大滝(F4)下に下降するルートは邪道だと思います。 ※転倒、滑落、道迷い、落石等の危険がありますので安易に踏み込む領域では無いと思います。 <絵瀬尾根(伊勢沢左岸尾根)> 登りは地蔵平に向かって高い方向へ進めば問題ありませんが、下降は難易度が明らかに違います。 特にP1148からの下降では尾根の乗り換えで数箇所難しいところがあります。 個人的には取付の急登、浮き石が多いこと、尾根の乗り換え、林業関連の残置物など、すぐ隣の地蔵尾根に似ているように感じます。 なお、地蔵尾根にはマーキングがありますが、絵瀬尾根にマーキングはありません。 是非、このままマーキングの無いクリーンな尾根であってほしいもので、マーキングが必要な方は踏み込まない方が良いと思います。(・・・って生意気なことを書いていますが、思いっきり下降ミスしてます。) <絵瀬尾根1140m付近平坦〜伊勢沢大滝間> 急斜面、ガレ場、谷、支沢を進むことになりますので、転倒、滑落、落石等の危険があります。 <伊勢沢大滝巻き道> 左岸にロープや鎖のある、みごとな巻き道があります。 ※季節、天候、体調、スキル等により難易度も変わりますので、あくまでも参考程度として下さい。 |
写真
感想
沢登りをする技術や装備が無いくせに、登山靴を濡らさずに伊勢沢大滝は見たいという何ともわがままな山歩きです。
今回は伊勢沢出合から絵瀬尾根に取付き、1140付近平坦地から大滝(F4)下へ下降し、大滝を高巻きしてから、1140m付近平坦地に登り返し、絵瀬尾根を下降するルートを取りました。
<日蔭沢橋林道ゲート〜伊勢沢出合(絵瀬尾根取付)>
神ノ川右岸へは靴を脱いで渡渉しました。(深いところでも膝下です。)
飛び石で渡れそうなところもありますが、明らかに滑りそうな石なので、安全策を取ります。
朝で気温が低かったためか、水温がそれほど冷たいと感じませんでした。
(帰りは冷たいを通り越して痛かったです。)
<絵瀬尾根取付〜1140m付近平坦地>
取付きからの最初の登りと1140m付近平坦地に向かう登りは、そこそこ急登です。
登りは高みを目指して進めば良いので特に問題無いと思います。
<1140m付近平坦地〜大滝下>
詳細は記載しませんが、下降途中に林業関連の残置物があります。
ここまでは歩き易いですが、更に下降していくと、傾斜が厳しくなります。
私はロープが必要となる下降はしないのですが、かなりギリギリのところです。
立ち木に摑まりながら慎重に下降します。
(安全を考えればロープを出した方が良いでしょう。)
すると右手に大滝の全景が見えてきます。
早く沢に降りたいという気持ちを抑えて慎重に下ります。
<伊勢沢大滝(F4)>
素晴らしいです。
左右が凍り付いて迫力があります。
大滝下は回廊の中庭のような空間になっていて神秘的です。
実は今回が2回目で、1回目は畏怖してしまいゆっくり景色を楽しむ余裕も無く、写真だけ撮って逃げるように帰りました。
今回はゆっくり休憩して大滝を観賞しました。
巻き道は左岸の窪み(支沢)を登ると左手斜面にロープが見えます。
この時期窪みは凍っていて滑りますので注意が必要です。
高巻きは非常に上手く出来たルートで安全(?)に大滝上の落ち口まで行けます。
<大滝上〜1140m付近平坦地>
左岸の支沢(水流があります)を登って1140m付近平坦地を目指そうと思ったのですが、凍結している部分もあり、転倒の危険もあるので、右手の斜面を上がって尾根に乗って1140m付近平坦地に戻りました。
<1140m付近平坦地>
絵瀬尾根1148m付近平坦地には丹沢主稜(蛭ヶ岳から檜洞丸)を一望出来る南東が開けた絶景のビューポイントが2箇所あります。
絵瀬尾根下降に向けて小休止します。
<1140m付近平坦地〜伊勢沢出合(絵瀬尾根取付)>
絵瀬尾根下降で凡ミスをしてしまったので、自戒を込めて書きます。
今回の凡ミスを除いて、P1148からの下降で4箇所迷いそうな尾根の乗り換えがあるように私は感じます。
・1100mから下っていったところ
・1050mから下っていったところ
・P978から先の下り(特に分かり難いです。)
・800m付近からの下り
※上記はあくまでも個人的感想ですので、季節、気候、体調及びスキルによって感じ方は異なります。また標高にズレがあるかもしれません。
まずは、地形図、コンパス及び周囲の状況を確認しながら、P978に繋がる平坦地に向けて慎重に下ります。
この後990付近平坦地に乗って、P978から先の下りことを考え始めたのが凡ミスの始まりです。
P978に向かって平坦地を歩いているときに右手に幅広の尾根が見えたのですが、そのまま歩を進めました。(それが正解なのです。)
魔が差したというのでしょうか、何故かその尾根が気になり、歩を戻して方向を確認すると、北西を指しているように見えたました。
絵瀬尾根はポイントポイントで北西に向かうことが多く、頭の中に北西がインプットされていて、疑いもせずにこの尾根を下ってしまいました。
悪いことに、斜度が増しても、大滝への下降斜度で感覚が麻痺してしまったのか、調子に乗ってどんどん下っていきます。
何か怪しいと思い方向を確認すると方向は北西には向かっているようですが、、、でも何か怪しい。
ここで冷静になり左手(西側)に目を向けると、尾根が一本綺麗にあるではないですか。
自分自身の不甲斐無さに頭にきて無理矢理トラバースしてやろうとも思いましたが、この状態ではかなり危険なので、戒めのため登り返します。
ミスをした場所に戻って小休止しながらひとり反省会。
(方向だけでは無く地形図も確認していれば、990付近から北北西へ向かう尾根と分かったでしょう。)
気を取り直してP978に向かいます。
P978からの下りで800m付近の西向きの尾根に乗り換える箇所が本当は一番難しいところだと思います。
900m近辺は斜面が急で800mに向かう尾根が隠れているような感じで、左右の神ノ川方向と伊勢沢方向に向かう尾根に行かないように注意が必要となります。
特に伊勢沢方向に向かう尾根には騙され易いように感じます。
(実は過去2回ともこの尾根に乗ってしまっているのですが、下りだすとすぐに尾根の方向が違うことに気が付きます。)
900m下あたりで神企境界柱(山火事注意)の杭があるところを通れば800m先まで行けます。
800m先は、とにかく北西に向かって下っていけば問題無しです。
神ノ川が見えてきますので、多少方向が間違っていてもトラバースしながら伊勢沢出合まで下降出来ます。
無事に戻ってきましたが今回は反省すべき点が多いです。
絵瀬尾根の下降は3度目なのにまたまたルートミスをしてしまいました。
(これで3連敗です。特に今回は今までより30分は時間を要してしまったのでコールド負けです。)
今までは一度下降した尾根に、また行きたいとはそれほど思わないのですが、何故か絵瀬尾根はまたリベンジしたい気持ちなります。
以上、だらだら長く書いてしまいました。
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