江戸川河川敷 大雪 アイゼン歩行練習!?
- GPS
- 03:30
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 6m
- 下り
- 7m
コースタイム
天候 | 降雪 大雪警報 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス | 徒歩 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1月14日関東全域で大雪。 危険個所:土手なし 河辺 ルートが雪で分からず。一部ブッシュあり。 |
写真
感想
三連休最終日。今日は首都圏も大雪でした。
雪上歩行の練習にいいかな?!と思い出掛ける。
妻には「タバコ買って、ついでに散歩してきまーす。」と。。。
妻からは「雪かきぐらいしらたどうなの?もー!怒」と刺されました。
服装
通常、山に行く格好。ザックなし。適当なメッセンジャーバックにいろいろ詰めた。
手袋はウールのインナー、アウターにオーバーミントを加えた。
一応、アイゼンも持って行く。使わないだろうな〜って。。。
スパッツ?置いて行こうw これが後になって裏目にでる。。。
さてさて、家を出たらスゴイ!雪が積もり出しています。
なんか〜期待できるな〜ってニコニコして出掛けました。
途中、篠崎公園を横切る。踏み跡がない木の間とかを選んで進む。
傘を差して来たが、雪の重みと風であっという間に柄から折れる。。。
コンビニでビールを購入。準備万端w
で、江戸川河川敷に登った途端、物凄い北風による猛吹雪状態。なんじゃ〜こりゃ〜!w
雪が顔に当たって痛い!! 目指すは国府台なんので、向かい風に沿って歩き出す。
しばらく、土手の斜面とか歩いていたら、滑って転倒。尻餅を着く。。。
う〜ん。。。以外に積雪量があるな。場所により足首まで潜ります。
周りを見渡して。。。河原は僕の貸し切り状態w
おまけにアイゼンを履いても地面にはインパクトは弱そう。
早速、取付を始める。立ってみると。。。この歩き易さ!w いいね〜。
ここで、白状しておくと、アイゼンは持っていたが、雪の上での装着は初めてだった。
今回もこのくらいの積雪だったら、アイゼンは。。。必要ないかも知れない。
ズボンの裾に引っかからないか、とか最初は心配したが、大丈夫でした。元々、がに股?w
ラッセルは「ごっこ」ですが、やはり大変と理解しました。本当に人の踏み足をトレースすると歩き易かったですが、自らラッセルとなると、こんな積雪量でも体力を少しずつ食われます。
下りは特に必要性を感じました。
しかし、東京でこんなに吹雪くのは久々だな。。。ってか、河川敷は吹去らしですからね。
でも雪質はボタ雪よりも更に湿っぽい。
15年位前に買ったパタゴニア Back Bowl Anorak にはニクワックスを処理しているが、あまり効かずベショベショ状態になってきた。
こんなに凄い天候とは思わなかったので、ゴアのカッパも自宅に置いて来てしまった。。。
最初に影響し始めたのが、グローブであった。
iPhoneで画像を撮ったりしていると、右手だけ脱着回数も多くなる。いろんな所を触るので、まずインナーグローブが濡れて来た。はじめはウールの特徴でもある、ある程度濡れても暖かみを感じる。。。と云うのはなるほどな、と思ってた。
化学繊維の目出し帽は、最初から口の周りが、息と鼻水でべちょりとなってしまった。
歩いているうちに市川橋まで着く。上着はもう防水をしていない。橋を渡れば国府台まで目前だったが、吹雪も収まらないので折り返す事にした。
この判断は、今回唯一良かった点だと思う。笑
折り返してから、一旦河辺に向かう。小さい時はよく遊んでいたが、久々川に近づいた。奥にはホームレスの建物が数件。
道は雪で分からない。ブッシュを踏んで脱出を図るが、結構足が踏み抜けたりと厄介な場所だった。
誰も居ないグランドに出る。積雪は結構あったので、土までアイゼンの刃が到達していなようだった。そのまま歩く。
猛吹雪の原野を進む、って感じだろうかw 東部戦線のドイツ兵や、満州奥地の日本軍もこんな感じの所を途方も無く渡り歩いたんだろうか。。。よくホワイトアウトって聞きますが、指標も無い河原でも自然と曲がってしまう。。。と思いました。
しばらくして休憩を取る。ビールでお一人様乾杯だw もうこの時は着ている衣服もヤバくなってきた。
アノラックに沁み込んだ溶けた雪は、ウールグローブが水分を吸い込みだしていた。毛血管現象ってやつでしょうか。
タバコを吸う為に1分ぐらい素手になったら、思いっきり一気にかじかんでしまった。かなりヤバいと感じた。気温は全然氷点下はいってないけど、風が強かったので体感温度は。。。
上着に沁み込んだ水分は、ミドラー、インナー、帽子、パンツ、ズボンにも染みてきた。
また、追い風は背中、お尻、ふくらはぎを執拗に冷やした。特にお尻が冷えて表面が痛いと感じたのは初めてだった。もう今では見ない「尻皮」って実はとっても素敵なアイティムだったりするのではないか。。。と痛切に感じた。
篠崎公園前に着いた時は、もう日没間近で暗くなり始めていた。近くに居た小学生に一枚、写真を取ってもらう。
ピッケルでも持っていれば、どこかの山頂ぽっいが、標高7mの江戸川緑地一帯であるw
この時、既に靴に浸水が始まっている。。。スパッツ、カッパを着用していなかったツケだ。
もう、冷えて来てどうしょうもない!
篠崎公園は公園内を一直線に斜めに横断して、トイレに逃げ込む。都会の避難小屋状態であるw
自宅まで1〜2kmだったが、もう遭難状態である。これが山だったら本当に恐ろしい。
帰宅したら、お腹の部分を残し、全てびしょ濡れ状態だった。
今回のトレーニングでは、いろいろな収穫があった。
特にグローブシステムは良かったが、替えがなければ無力同然。
上着に含んだ水分で全てがダメになる事も理解できた。
雪は雨と同じと再確認が出来た。
アイゼンは雪中では有効に活用すべき。
などなど。。。(;´▽`A``
やはり、いきなりの雪山は経験が無いと、本当に危険な目に遭う、と思いました(。。;
コメント
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やっぱり雪って怖いんですね〜
高尾山があまりにも拍子抜けだったので、うっかり甘く見るところでした。
雪に限らずですが、山全般、一旦アクシデントに出会ったら命を落としかねないですから、油断せずに準備しなきゃダメですね
今度、大雪が降ったら、私も近所の河川敷に出てみようかな
muniさん>
こんにちは。返事が遅れました!
う〜ん、僕も長年、雪に恵まれ?なかったので経験値が薄れていました。
現状は日記で書いた通りですが、言い尽くせない辛さもありましたね。
本当に、何か一つでも装備システムがダメになると総崩れになりかねません。その為のバックアップも必要と痛感しました。
特にアウターは面積も大きく、温度も高い。
よくよく考えないとヤバいですね。
高尾山も立派な山ですので、同じ様な状況だったら一発で遭難だったと思います。。。
事前の河原の歩行練習はとてもいいと思います。
どこかの山でお会いできたらいいですねw
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