待望の裏那須（三倉山〜流石山〜三本槍岳）

2020年10月03日(土) [日帰り]

• GPS: 08:25
• 距離: 19.4km
• 登り: 1,823m
• 下り: 1,478m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:43
• 休憩: 0:43
• 合計: 8:26

6:10 スタート地点
6:18 6:18 三倉山登山口
8:21 8:29 空沢山
9:26 9:35 三倉山
9:49 9:49 大倉山(三角点)
10:07 10:09 大倉山
10:22 10:22 五葉の泉
10:59 11:00 流石山
11:30 11:30 大峠
12:27 12:28 三本槍・甲子山・大峠・三斗小屋温泉分岐
12:35 12:53 三本槍岳
12:58 12:59 三本槍・甲子山・大峠・三斗小屋温泉分岐
13:12 13:13 三本槍・甲子山・鏡が沼分岐
13:24 13:24 鏡ヶ沼
13:29 13:29 鏡が沼
13:52 13:54 鏡沼分岐点
14:04 14:04 林道大峠線終点駐車場
14:36 ゴール地点

天候

くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

白河IC〜日暮滝に自転車デポ〜音金公民館に駐車
・大峠林道は崩壊のため日暮滝より先は通行止め

コース状況／危険箇所等

・唐沢山〜三倉山、鏡ヶ沼分岐（その手前も一部）〜鏡ヶ沼は
　笹藪が胸ぐらいまである箇所もあります。
　朝は雨具を付けないと相当濡れます。
・三倉山〜流石山の笹藪はせいぜい膝下程度。
　大峠〜三本槍岳はきれいに刈払いされてました。
・鏡ヶ沼分岐〜鏡ヶ沼は足場の悪い急斜面。下りはスリップ要注意。

写真

10/3 6:19

登山口にある稲荷神社で山行の無事を祈願

10/3 6:44

空沢山の由来はこのカラ沢を詰めることにあるのでしょうか

10/3 7:00

那須とは思えない雰囲気です。

10/3 7:43

地図に急登と書かれていましたが、登りやすい登山道でした

10/3 8:08

二岐山（左）はすぐわかります

10/3 8:15

三本槍岳（右）〜旭岳（左）の縦走路

10/3 8:15

格好いい山が見えてきましたが、三倉山です

10/3 8:20

空沢山（唐沢山）、ここまでは快適な登山道

10/3 8:27

南会津方面を見下ろせます

10/3 8:27

収穫期前の美しい季節

10/3 8:41

右から旭岳、大白森山、小白森山、二岐山

10/3 8:43

三倉山の手前に一倉山があるようです

10/3 8:55

笹が深くなってきて、ズボンびしょ濡れ

10/3 9:04

空沢山を振り返ります

10/3 9:09

一倉山を越えて、三倉山までもう少し

10/3 9:20

いよいよ笹が深くなり上半身も濡れ、遅まきながら雨具装着

10/3 9:27

大展望の三倉山到着

10/3 9:31

次に目指す大倉山

10/3 9:33

旭岳が存在感示してます

10/3 9:39

大倉山への稜線、紅葉もいい感じ

10/3 9:41

三倉山から西に延びる稜線も気持ちよさそうですが、地図見ると道ないです

10/3 9:48

三倉山を振り返りますが、鋭鋒ですね

10/3 9:50

こちらは大倉山

10/3 9:56

遠くに茶臼岳〜朝日岳〜三本槍岳の稜線、手前は流石山への稜線

10/3 9:59

何度も振り返って三倉山を見てしまいます

10/3 10:09

栃木百名山の大倉山は展望なし、三倉山の方がいいのにと思いましたが、三倉山は完全に福島県

10/3 10:09

紅葉が見頃を迎えてます

10/3 10:14

正面に茶臼岳を見ながらの秀逸の稜線歩き

10/3 10:19

こう見ると三本槍岳（左）の存在感が薄い

10/3 10:20

流石山への東北らしい稜線

10/3 10:23

池塘が登場、バックは茶臼岳

10/3 10:24

草紅葉も見られ、火山の対比を見ながら最高の気分です

10/3 10:24

深谷湖と沼原池

10/3 10:26

流石山まではハイライトでしょう

10/3 10:27

紅葉で彩られた斜面

10/3 10:29

流石山とバックに旭岳

10/3 10:32

いい感じに色付いてます

10/3 10:34

茶臼岳〜朝日岳、三斗小屋温泉が見えます

10/3 10:51

流石山

10/3 10:51

大倉山からの歩いてきた東北らしい優しい稜線

10/3 10:58

紅葉もいい感じ

10/3 11:02

茶臼岳をズームで

10/3 11:03

まさかのハクサンフウロ

10/3 11:08

旭岳の存在感が増してきます

10/3 11:11

いよいよ三本槍岳（右端）が迫ってきましたが、それにしても随分と下ります

10/3 11:22

ウツボグサ

10/3 11:29

鞍部の大峠、ここから500m近く登り返します

10/3 11:36

大きな存在の流石山

10/3 11:48

ウメバチソウ

10/3 11:48

これはミツバオウレン？

10/3 11:49

緑バージョンか？

10/3 12:10

旭岳が格好いい

10/3 12:15

流石山を振り返ります、中央奥に三倉山

10/3 12:20

三本槍岳、山頂に人がいるのがわかりました

10/3 12:23

鏡ヶ沼が見えました、奥は旭岳

10/3 12:26

これからもっと色付くのでしょう

10/3 12:47

三本槍岳、久々に人の多い山頂

10/3 12:48

茶臼岳と朝日岳

10/3 12:47

ドーム状の茶臼岳

10/3 12:53

歩いてきた裏那須の稜線

10/3 12:53

旭岳

10/3 12:48

のっぺり見えているのは未踏の男鹿山塊

10/3 13:00

下山開始、朝日岳がまた違う表情に

10/3 13:07

まさかの再度の藪登場、途中からは刈払われてましたが

10/3 13:09

旭岳と須立山（右端）

10/3 13:12

鏡ヶ沼に向けて下ります

10/3 13:19

鏡ヶ沼へは滑りやすい悪路でした

10/3 13:23

しかも胸ぐらいまでの笹藪

10/3 13:27

鏡ヶ沼、確かに風がなく景色が映りこんでました

10/3 13:32

ダケカンバがあって雰囲気が変わります

10/3 13:33

流石山の大きな山容が再び見えました

10/3 13:53

林道の合流

10/3 14:36

車を停めた日暮滝

10/3 14:56

日暮滝からは自転車移動、バックは朝登った空沢山への稜線

10/3 14:51

（自転車移動）観音沼、まだ紅葉には早かったです

10/3 15:07

（自転車移動）収穫間近の下郷町

10/3 15:37

道の駅下郷で会津ラーメン、喜多方ラーメンとの違いは？

撮影機器：

Nikon 1 J1 ニコン

感想

hirok

前回の佐武流山同様、今回も6,7年間から計画していたルートです。
裏那須の美しい時期である紅葉に合わせて計画していたのですが、
9月下旬から10月上旬の天気の巡りあわせもあって、ここまで延びてしまいました。
今週末も天気予報が悪い方へ修正されましたが、
雨が降るような予報ではなかったので決行します。

音金からの登山道は、地図によれば傾斜率35％と那須で最大の急登と書かれており、
どんな道なのか興味深かったです。
実際は木の根も少なく、一定の斜度が続きテンポよく登れます。
高度がグングン上がるので、登りやすい部類ではないでしょうか。
たどり着いた空沢山（唐沢山）からは収穫間近の麓の色づいた様子が見渡せます。

しかし試練はここからで、空沢山から先は笹が生い茂る稜線ルート。
例のごとくズボンはびしょ濡れですが、次第に上半身も濡れます。
さすがにまずいと思い、遅すぎですが雨具を上下付けます。
それでも目の前の立派な山容の三倉山や、最も目を引く旭岳の姿を見るに、
裏那須の稜線の素晴らしさを実感します。
三倉山は山容だけでなく、山頂からの展望も随一。
茶臼岳〜二岐山までの那須連山を一望できました。

ハイライトは大倉山〜流石山の稜線。
茶臼岳を目の前に、そして鋭鋒の旭岳を左に見ながらの稜線歩きは、
草紅葉や灌木の紅葉と相まって、裏那須の魅力がたっぷり。
東北らしい（福島と栃木の県境なので東北ですが）伸びやかな稜線に感動です。

大峠まで350m下って、三本槍岳に500m弱の登り返しが目の前に見え、
那須の山のスケールの大きさを感じましたが、
大峠から先は刈払いも完璧で、とても登りやすいルート。
天気は高曇りで青空はあまりありませんでしたが、
終始遠望は利いて、秋の縦走路を楽しめました。

念願の裏那須は噂通りの素晴らしい稜線でした。
そして今回改めて発見したのは、三本槍岳は那須の最高峰ながらすごく地味な山容。
一方、旭岳は盟主たる堂々たる姿で、また茶臼岳や朝日岳といった個性的な山が、
那須連山を構成しているのだなあと感じました。
火山の荒々しさと、裏那須のたおやかな稜線の対比も見事で、
那須の奥深さを実感できた山行となりました。

コメント

satfour

東北らしい
hirokさん、こんばんは。

裏那須でしたか！
さすが、裏那須。日光・尾瀬エリアより紅葉が多いです。
流石〜三倉の稜線、たおやかな感じも東北らしいし、
那須連山がずらりと見えるのもいいし、
また訪れたい山域です。

やはり、下から登って自転車で周回ですね。
今年は、山開きがなかったために、
唐沢から先は、笹を刈ってないのでしょうかね？
笹ヤブは苦手です。

hirok

静かな稜線歩き
satfourさん、こんばんは

ようやく行くことができました。
天気がパッとしませんでしたが、それでも楽しく歩けました。
南行きの場合、茶臼岳から二岐山までの峰々を見ながら歩けるのはいいですね。
個性的な山が多いだけに、わかりやすくていいです。
旭岳の見事さを再認識しました。

三本槍岳を除けばとても静かな山歩きでした。
混雑する紅葉の時期に貴重なエリアですね。
一方で、笹は思ったよりも背丈が高く、
久々に上下の雨具を着ての藪漕ぎになりました。
秋は朝露が付きまとうので、厄介ですね。

youtaro

気持ち的なニアミス？
hirokさん、こんにちは。

驚きました、というのも土曜日は
裏那須へ行こうと考えていまして
自転車利用も計画していたのです。
（道の駅しもごうに車を置いて自転車で音金の登山口へいく計画）
しかし、次男に車をゆずることになり
近場のサイクリングに。。（Cycle-Ringにアップ。。）
おしかったなあ

hirokさんが行っちゃったので、来年以降に
しようかななんて
今年は紅葉が少し遅い感じでしょうか。
私の場合、上半身が濡れてもそのままかも。。（何度か経験あり）

hirok

道の駅ですか
youtaroさん、こんばんは

まさかの音金スタート想定でしたか。
音金から歩く人はあまり多くないので、惜しかったですね。
しかし、道の駅しもごうに車を停めるということは、
甲子峠まで行かれる予定だったのでしょうか

今年は１週間ぐらい紅葉は遅れているような気がします。
裏那須のピークももう少し先のようなので、チャンスがあればいかがでしょう。

私も滅多に雨具は付けないのですが、
あまりの濡れぶりに、このままではさすがにヤバいなあと思いました
晴れていればすぐ乾いて問題なのですが、この日は高曇りだったので。
特にズボンから靴下に浸み出すと、足がふやけて不快極まりないです。

Mersi

裏那須の魅力
hirokさん♪ こんばんわ。
那須岳(茶臼、朝日岳、三本槍岳)は登ったことがありますが、裏那須には、たおやかな稜線のステキな山があるんですね！
そちらの方は、さっぱりわからない山域です。写真を拝見して素敵なところだなあと行ってみたくなりましたが、ちょっと私には難しそうです。
以前に、笹藪を甘くみて辛い思いをしたことがあったので、なるべくカッパを着ようと思いますが、そのタイミングを逃さずに着ることが大事ですね！

秋晴れになることを祈って、
しばらくは、紅葉の秋の山を楽しめそうですね〜。

hirok

横着者
Mersiさん、こんばんは

茶臼、朝日、三本槍岳もそれぞれ特徴あって魅力ありますが、如何せん人が多すぎます。
それと比べると裏那須のたおやかな稜線は、あまり人が歩いてなく、のんびり歩けます。
今回の山以外にも旭岳、赤面山など、那須には魅力ある山がたくさんありますが、
シロヤシオ、ムラサキヤシオの季節は特に好きです。

笹藪は濡れるし、ダニがつくし、勘弁してほしいですよね。
しかも私は横着者なので、いつもびしょ濡れ。
さすがに今回はこのままでは川に落ちたほど濡れそうだったので、
今更とは思いながら、泣く泣く雨具を付けました。

Mersiさんは山病？というコメントがありましたが、
私も重度の山病のようです。
前泊して、ゆっくり温泉に入って美味しいもの食べて、という山行をすればいいのに、
睡眠時間を削って、日の出から日没まで目一杯山を楽しんでしまいます