鳥海山(遊佐駅から万助小屋泊)


- GPS
- 8785:00
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 2,440m
- 下り
- 1,439m
コースタイム
7/26 万助小屋5:30―9:00河原宿9:30-11:30新山山頂11:50−13:30御浜―15:10鉾立
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
真夏に遊佐の駅から歩いて鳥海山に登った記録です。 もう随分昔の山行なので全く参考にはならないとおもいますが、二、三点。 夏の盛りの万助コースにはさすがに人影がありませんでしたが、小屋までの道ははっきりしていて迷いませんでした。(地形図では途中、南折川の上流を左岸から右岸に渡り、小屋の手前で左岸に渡り返すようになっていますが、実際には道は左岸通しについていました)。空梅雨の年だったので水は心配していたのですが、渡戸の水場[地形図上登山道が南折川を左岸から右岸にわたる場所]、小屋の水場とも豊富に流れていました。 最近の記録にもありますが、万助小屋の設備の充実と素晴らしい管理は本当に感動ものでした。 小屋からは千畳ヶ原を経て河原宿に回り込む変則的なコースを取りましたが、千畳ヶ原にはルートが分かりにくい箇所があり、迷いました。 心字雪渓から七高山、新山、また千蛇谷の下りから御浜までは問題なし。 大平への下りは、登山道に中途半端な舗装(?)がされており、暑かったせいもあって意外に疲れました。 |
写真
感想
前日の夜は青森県岩木山頂上付近の避難小屋に宿泊。(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-26272.html)をご参照ください。早朝、山頂に上ってから百沢の岩木山神社に下山。入浴して弘前からの特急に乗り、鳥海山麓の遊佐駅についたのは一番暑い時刻でした。
手拭いを被って暑さ除けをし歩き出しました。駅を出てすぐに月光川の朝日橋を渡りましたが、鳥海山の上のほうは雲に隠れ、両側に引いた美しい裾野が印象的でした。映画「おくりびと」では、この朝日橋付近で主人公がチェロを弾く印象的な場面があり、見ていて懐かしくなりました。
田んぼの中の道をひたすら歩いて、白井集落奥の登山口についた頃には日も大分傾いていました。草に覆われたか細い道、空梅雨で水場の枯れている心配に加え、樹林帯の道でほとんど真っ暗になったときの心細さ。突然夕闇の中に現れた小屋と前に流れる豊富な湧水。そしてたどり着いた小屋の中が綺麗なのに感動したのは今でも忘れられません。
翌日はところどころ雪田で分かりにくい道をたどり、千畳ヶ原から南の心字雪渓に回りこんで登り、新山へ。大平へと一般コースを下り、バスで吹浦に下山しました。吹浦は絵の中から飛び出したような風情のある漁村で、駅前から大物忌神社の里宮へ続く道など、短いながらえも言われぬ風情のあるところでした。
吹浦の海岸に出て松風に吹かれたこと、漁港の家並みのを包み込むようにそびえる鳥海山の大きさと人の営みの小ささ。翌日月山に登るために鶴岡に向かい、泊まった羽黒山の宿坊の風情。
随分前の話ですが、忘れられない山行です。鳥海山はまた登ってみたい山の一つです。
この後登った月山の記録はこちら(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-26273.html)
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