雨乞岳
- GPS
- 05:06
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 708m
- 下り
- 249m
コースタイム
天候 | くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ツルベ谷出合以降トレース少ない。初心者は道迷いに注意。 |
写真
感想
先週に予定していたが天気予報がよくなかったので中止にした、千草街道。
雨乞でもイブネでもどっちでもいいから、行ってみたかった。
いけるところまでツボ足でいってみたが千草街道入り口であきらめてワカンを装着しました。
初ワカンにウキウキしながらモフモフ雪道を歩く。
そして、静か…
人気のルート、人気の季節のはずだが…
まさかうちらだけ…
新雪ラッセルや!
とテンションがあがるが後続のために変なトレースはつけられないと
ちょびっと責任も感じるが、唯一今日のものではないスノーシューのトレースを発見して着いて行く。(もちろん、地図とコンパスとGPSも見てますよ)
秋に歩いたときとは異なり、なかなか進まない。
大した登りでもないのでなぜか疲れる。
信長が狙われたといわれる隠れ岩や桜地蔵。
ここくらいまでならなんともない道なのに、雪道、すごいです。
なんとかかんとか蓮如上人御旧跡までたどり着く。
腹が減ったのでお湯とミニドーナッツで小腹を満たす。
うまい。
息子いわく「冬山でドーナッツとお湯は最高や!」
そこからどんどん山は深くなる。
割と大きめの橋を越えるとトレースがどんどん薄くなっていき
そしてついにトレースはなくなる。
ついにここからは正真正銘、新雪ラッセルである。
太ももが張る、息が上がる、沈む、足が抜けない、進まない。
すごいぞ、雪山!
地形図のコースを見ると谷を詰めているようだが
谷筋の雪の深さに笑いが止まらない。
息子のポール約100cmがほぼ全部埋まってしまう。
腰まで埋もれながら「進まへん〜」と言っていると
息子が「この尾根登ってみようよ」とちょっとナイスな提案。
息子がラッセルしてくれる!
がしかし、体重差がおよそ倍の僕が彼のラッセルをフォローすると
踏み固めが足りないのでもう一度沈んでしまう。
何とか「杉峠」まで。
当初は「杉峠手前の小屋」で昼食のはずだったが
時計を見るとすでに12:00。
まだ杉峠どころか小屋にまでたどり着けていない。
帰る時間を考えると「下山開始」するべきだ・・・「敗退」である。
雪を少し掘って風を避けてカップラーメンとおにぎりを食べる。
うまい。
今日は清清しく敗退しよう。
舐めていたわけではないが、甘くみていたところはあるかもしれない。
これが「雪山」の厳しさであることを知る。
ラッセルの過酷さを知る。
まだ低温にはさらされていない分ラッキーだったと思っておこう。
それでも、プチ雪崩が作るアンモナイトのような雪の造形が斜面下にコロコロ落ちている。
歩くと雪のかけらが斜面を落ちて行く。
「真っ黒クロスケ」ならぬ「真っ白シロスケ」が競争しているような風景。
風が作る雪の形、プチ雪庇。
そして、歴史のある鈴鹿の静かな道。
これだけでも十分すぎるくらい満足だ。
秋に大峠から清水頭から目指したときにも雨乞岳にはたどり着けず
今回も敗退。
ぼくにとってはなかなか遠い頂である。
senrakuyaさんこんばんは!yuconです。来月の伊吹山楽しみにしております。よろしくお願いします!
私も前日に「御池岳」(懲りずに)テーブルランド目指して出発しましたがまたもや途中撤退でした。しかも 最初から最後までず〜っと一人でラッセル! 下山の体力がなくなったかと思うほど疲れました。誰も来ないことを不思議に思いましたが違うんです・・・。本当に山を知っている人たちは雪が積もったばかりの時は山へ行かれません。なぜなら しんどいからです。ふかふかの新雪の上なんて疲れるだけということを知っているのです。ある程度登山者に踏まれて融けては凍りを繰り返して雪が適度に締まってから満を持して山へ行かれるんですね。例年この時期ならある程度締まっているのですが今年は降り始めが遅く締まるまでにまだ時間がかかりそうです。昨日今日と雨が降っているのである程度は締まりそうですがどうでしょう?
写真を拝見するとあの深さではMSRやスキーでも無理ですね沈み込んだスノシューやワカンを引揚げるのは難儀です。
この辺では綿向山や藤原岳、伊吹山あたりは登山者も多くてよく踏み固められているようです。
土曜日の山行を御池岳かイブネか迷った末御池岳にしましたがどちらを選んでも結果は同じでしたね
でも息子さんと共に雪山の美しさ 自然のすばらしさ、そして厳しさを満喫されたと思います。
コメントありがとうございます!
伊吹山、楽しみにしています!
>「本当に山を知っている人たち…」
それは知りませんでした!逆やとおもっていました!
新雪を開拓していくのが僕的には醍醐味、贅沢なことやと思っていたので…このまま誰も入らないことを祈って、開拓したいですね
新雪ラッセルの面白さとつらさ・・・確かに両方ありますね
雪山にしても夏山にしても、その道を「歩く」ことそのものが目的になったりしますよね。
そうなると時間切れになってもそこまで歩いたことで大成功です
足の裏に残った雪の感触だったり、お湯が腹を温める快感だったり、お土産に持って帰るものがたくさん
ちなみに私も毎日山専にお湯を入れて仕事に出ています
暖かさが旨さですね
ぼくはそもそもが「ピークハンター」ではないので、「歩く」ことそのものが目的なのは同意ですね
ぼくも普段は朝一のコーヒー以外は、白湯が多いですが雪山で飲む白湯よりおいしいものはありませんね
こんばんは
churaは、トレースの心配は、一人だとすぐに限界が来て敗退しかありませんが、頭数が揃えば、かなり進むことができるとおもいます。先頭から最後尾に移った時にほんとそう思いました。先頭でもがいて踏んだ雪が立派な道になっていましたから。
過日の大谷山でもそう思いました。
それより雪崩の心配をしています。
積雪がどんどん増えていく時期には、
日中溶けて固まった上に雪が積もり、表層が滑りやすい状態になり、雪崩が置きやすいそうです。
昨シーズン終わりに、全層雪崩だと思うのですが、
竜ヶ岳でデブリを見て、ありゃたまらんと思ったのが初めてのchuraですが、この時期も注意は必要だとおもいます。
伊吹山でも、雪崩の判断についてヤマレコでいろいろ勉強させていただきました。
イハイガ山行でも、雪庇を踏み抜かないように気をつけて歩きたいと思います。
雪崩には気をつけたいですね。
イハイガの雪庇にも気をつけましょう。
当初はココが本命でしたので、行ってればラッセル隊に加われましたね
我が家は初山メンバーがいたので、ラッセル可能性大の千種街道はパスしちゃいました
う〜ん、向かってれば期待通りのラッセルだったんだぁ・・・と思うとチト残念であります・・・
雪の時期に、綿向山からイハイガ、そして千種街道を周回したいな・・・なんて思ってますが、車の回収等で中々実行出来ずであります・・・
utaotoさんがラッセルに加わっていただければ杉峠まではいけたかもしれません
周回、いいですね!
人募って、車分乗して、ゴールに車デポしといて周回するなんてのもおもしろいかもしれませんね
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