安達太良山

2013年01月20日(日) 〜 2013年01月21日(月)

コースタイム

1月20日
奥岳登山口→（90分）→勢至平→（30分）→くろがね小屋

1月21日
くろがね小屋→（40分）→峰の辻→（30分）→安達太良山山頂
→（90分）→ゴンドラ山頂駅

天候

1月20日　晴れ　のち　暴風雪
1月21日　曇り（強風）　のち　晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

奥岳登山口〜勢至平
　トレースはしっかりしてます。

勢至平〜くろがね小屋
　トレースはついていましたが、強風でかき消されることもしばしば
　樹木などについている赤テープが目印になります。
　ワカン・スノーシューが好ましいです。

くろがね小屋〜峰の辻
　トレースがあったものの、不明瞭で雪深いです。
　ワカン・スノーシュー必須。

峰の辻〜安達太良山・山頂
　ところどころ岩と氷のMIXルートになります。
　アイゼン・ピッケルが望ましいです。

安達太良山・山頂〜ゴンドラ山頂駅
　山頂直下のみアイゼンのほうがよいですが、
　あとはワカン・スノーシューが適しています。
　トレースはありませんでしたが、赤テープが目印になります。

写真

1/20 10:52

今回の山旅は『奥岳登山口（あだたら高原スキー場）』から始まります。

1/20 11:48

トレースはしっかりついています。

1/20 11:59

勢至平が近づくにつれ風はどんどんと強くなっていき、粉雪が舞い上がります。

1/20 12:30

まだ標高1200m程度の樹林帯だってのに、ものすごい吹雪になってきました！

1/20 12:48

やった！くろがね小屋が見えてきました！（画像中央部）
ところでここ安達太良山は、ワカンよりスノーシューを履いた人が多かったです。

1/20 12:58

くろがね小屋です。

1/20 14:07

くろがね小屋の中です。暖かい...（*´∀｀*）

1/20 14:08

『屋小ねがろく』の看板がイイ感じ。時代を感じます。

1/20 14:09

ログハウス？みたいな素敵な雰囲気。

1/20 14:10

昔懐かしきストーブです。これ一台だけでも小屋の中はかなり暖かくなるようです。

1/20 14:03

待ちに待った温泉です！

1/20 16:47

素泊まりで予約したので、夕飯は鍋を自炊しました☆

1/20 16:48

おつまみもたくさん。お酒もあって至れり尽くせりです！

1/20 18:22

相変わらず外で吹き荒れる風の音に一抹の不安を抱えながらも、暖かい布団でぐっすり眠ることができました。

1/21 7:32

翌朝起きると、僅かに晴れ間が覗いてました！

1/21 7:26

くろがね小屋、僕が今まで泊まった中でも一・二を争うくらい快適で素敵でした！

1/21 7:46

風雪は容赦なく視界と足跡をかき消していきます。

1/21 8:01

僅かに残る先行者のトレースと、一定間隔で差してある竹竿が目印です。

1/21 8:05

峰の辻分岐に着きました。ん〜...。山頂からの展望は無理かなぁ。。。

1/21 8:23

この辺りから岩と氷が部分的に混じってくるので、アイゼン・ピッケルに替えました。

1/21 8:50

頂上まであと少し！道標にはエビの尻尾が発達しています。

1/21 8:57

いきなり展望が開けてきました！雲が切れたらしい。

1/21 9:24

さっきまで何も見えなかったのに、今ではこんなにくっきり山頂が！

1/21 9:21

安達太良山の山頂です。どこを登っても良さそう。

1/21 9:03

安達太良山（1700m)、登頂━━（゜∀゜）━━!!!!

1/21 9:04

360度の展望が広がります！最後の最後で晴れて良かった...。

1/21 9:01

山頂の碑が、モンスターになっていました。

1/21 9:04

すっかり晴れて、素晴らしい展望が広がります。

1/21 9:09

和尚山方面です。　無雪期ならあそこまで縦走するのも楽しそう。

1/21 9:21

鉄山方面です。断崖絶壁です。

1/21 9:52

真っ白でもふもふの雪原を、薬師岳方面へ向けて下山していきます。

1/21 9:54

やっぱり白い雪には青い空が似合います。

1/21 9:55

和尚山です。

1/21 9:57

まるで珊瑚みたい(*^ー゜)ノ

1/21 10:02

あの真っ白に見える山はなんだろう？蔵王かな？

1/21 10:20

今朝、歩んできた道のりを仰ぎ見ます。

1/21 10:52

今日は風が穏やかだったので、ゴンドラが運行していました。

1/21 12:21

岳温泉でひとっ風呂浴びて帰ることにします。

いやぁ〜、雪山の後の温泉って最高です（*´∀｀*）

1/21 13:44

ここの名物だと言われる『ソースカツ丼』です（*´∀｀*）

そういえば、木曽駒ヶ岳行ったときも、
駒ヶ根名物はソースカツ丼だったような。。。？

撮影機器：

DMC-LX5 Panasonic

感想

yama_neko

安達太良山は風が強いという噂でしたが、
実際行ってみると果たしてその通りでした。

ただ、驚いたのは稜線に出る前から、
平坦な勢至平辺りからしてかなりの強風が吹き荒れていたことでした。

いわゆる地吹雪というやつでしょうか。
雪煙が舞い上がって視界が悪く、ゴーグルを着けないと眼を開けていられません。

雪も深くて、ワカン・スノーシューなどが必須です。

道中は概ねトレース（もしくは目印の赤テープ）がありますが、
ホワイトアウトしたとき、とくに山頂直下からゴンドラ駅方面に向かう下山道が
分かりにくいと思われ、注意が必要です。

雑誌などで、「初心者向け・少しくらい天気が悪くても山頂を目指してみると良い」
などと書かれていますが、今回のように視界が利かない場合は、
それなりに雪山に慣れた人でなければ危険だと思いました。

逆に晴れて風が穏やかだったら、雪山入門者に最適なコースです。
滑落の危険箇所もありません。

コースタイムが短いので日帰りも十分可能な山ですが、
くろがね小屋の雰囲気・温泉がとても素敵なので、
是非一泊することをオススメします！