岡山県美作市&兵庫県佐用町 総検行山〜日名倉山 ススキ&好展望
- GPS
- 03:42
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 656m
- 下り
- 651m
コースタイム
- 山行
- 3:13
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 3:42
歩行距離9km、歩行時間3時間10分、歩行数16,000歩、消費カロリー1,840Kcal
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
なお、そのうちのベルピール自然公園駐車場<写真20,21>は、ベルピールホール<写真23〜27>の営業時間(水・木曜をのぞく9〜17時)以外でも利用可能ですが、車中泊やテント泊は事前予約が必要です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。 ミツマタつぼみ<写真04>撮影地点から「愛の村ビューライン」(岡山&兵庫県境尾根沿い登山道)出合いまではほぼ作業道、総検行山(そうけんぎょうさん)頂上<写真08>から登山口(県道556号線出合い)までは整備された登山道(「愛の村ビューライン」)、ベルピールホール<写真23〜27>から日名倉山(ひなくらさん)頂上<写真33>までは一部ススキが茂った遊歩道、これら以外は舗装道路です。 ミツマタつぼみ<写真04>撮影地点から「愛の村ビューライン」(岡山&兵庫県境尾根沿い登山道)出合いまではほぼ作業道です。 グーグルマップの航空写真では、ミツマタつぼみ<写真04>撮影地点からいったん南西に進み南側を大きく巻く作業道が見えるのですが、砂利の作業道に入ると、なぜか北上し、標高635m鞍部で「美作・後山ベルピールトレイルラン大会」の走路の道標を見つけてしまいました。「愛の村ビューライン」に合流してしまったわけですが、これは復路の予定だったので、少し引き返し、西に延びている作業道を進みました。 標高640mで左折しましたが、倒木で前方が怪しくなりまた引き返し、結局、「愛の村ビューライン」のすぐ南の作業道を進むことにしました。最初は濡れると滑りやすそうな土道でたまに倒木があったり、膝下くらいまで草が茂っていたりしますが、歩くのに支障はありません。しかし、まるで迷路のようで、ところどころ枝分かれしており、途中で突然終わります。 標高720〜745m辺りは道はありませんが、ピンクテープがあり、植林帯の中をどこでも歩けました。これを過ぎると、たまに水たまりがありましたが、全体的には砂利のきれいな作業道でした。 結局、総検行山の東斜面標高775m辺りまで作業道を歩き、道がなくなったので総検行山(そうけんぎょうさん)頂上<写真08>と北東ピーク<写真09〜12>の間に向けて北西に直登しました。たまに細い踏み跡らしきものもあり、低いシダの間を適当に歩くと、無事に「愛の村ビューライン」に合流できました。 総検行山頂上<写真08>から登山口(県道556号線出合い)までは整備された登山道(「愛の村ビューライン」)です。 ビューラインはたまに細道になりますが、明瞭で歩きやすいです。ほんの一部、足元が見えづらく滑りやすい箇所がありますが、気を付ければ問題ありません。標高750m辺りに倒木があり、一瞬迷いましたが、周辺にピンクテープがありました。ロープ設置箇所がいくつかありますが、使わずに下れます。 ただし、登山口目前の標高630m辺りのトイレ脇から急に草が茂って足元が見えなくなり、並んだ切り株から逸れないように下りました。舗装道路に出て振り返ると、美作市の道標などはよく見えますが、そのすぐ脇の「総検行山登山口」の道標は草でかなり隠れていました。 ベルピールホール<写真23〜27>から日名倉山(ひなくらさん)頂上<写真33>までは一部ススキが茂った遊歩道です。 ベルピールホール<写真23〜27>からは、遊歩道で階段状の緩やかな土道が多く、往路の標高880mから急にススキが茂ってきますが、すぐに終わります。 復路では標高900mからススキの間の細道に突入しました。足元しか見えないのはほんの2分程で、すぐにススキ斜面に面したきれいな砂利道になりました。 |
その他周辺情報 | ベルピール自然公園には、ベルピールホール<写真23〜27>やその北側に喫茶店があります。利用可能時間はともに水・木曜をのぞく9〜17時です。また、コスプレ撮影や結婚式、キャンプなどは有料で事前予約が必要です。11月14日(土)9〜17時に茅場で有料のコスプレ撮影イベントが行われます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
この日は久しぶりに日曜が好天に恵まれそうでしたので、景色が楽しめるコースを設定しました。出発点は岡山県(美作市)と兵庫県(佐用町)の境にある奥海乢(おねみたわ)から兵庫県寄りに日名倉山(ひなくらさん)方面に進んだ駐車場<写真02>です。
先に総検行山(そうけんぎょうさん)<写真08>を訪問することにしました。2016年の春に国土地理院の地形図に初めて掲載された山です。それまでは三角点名の「杉ノ奥」と呼ばれていました。
岡山&兵庫県境尾根には岡山県美作(みまさか)市が整備した「愛の村ビューライン」という道があるのですが、これは復路で利用することにし、往路ではこのビューラインの南側にある作業道を歩くことにしました。
グーグルマップの航空写真では、いったん南西に進み南側を大きく巻く道が見えるのですが、ミツマタつぼみ<写真04>から砂利の作業道に入ると、なぜか北上し、標高635m鞍部で「美作・後山ベルピールトレイルラン大会」の走路の道標を見つけてしまいました。復路の予定ルートに入るのもと少し引き返し、西に延びている作業道を進みました。
標高640mで左折し、往路の予定ルートに入れるものと思いきや、倒木で前方が怪しくなりまた引き返し(-_-;)ここからは予定外ですが、「愛の村ビューライン」のすぐ南の作業道を進みました。まるで迷路のようで、ところどころ枝分かれしており、途中で突然終わります(*_*;
最後は道がなくなり直登になりましたが、ヤブコギはなく、予定外ルートではあったものの、無事に「愛の村ビューライン」に合流できました。
総検行山頂上は展望が効きませんが、北東ピークからは後山から駒の尾山までの稜線やその麓の旧東粟倉村の集落がよく見えます。さらに、ビューラインを下る途中で、日名倉山の全容が見えます。雨雲がかかる予報も出ていましたが、予想以上に天気がよく、展望もしっかり楽しめました。
いったん奥海乢(おねみたわ)の南まで下りてくると、次は総検行山(そうけんぎょうさん)と逆方向にある日名倉山(ひなくらさん)を目指しました。
ベルピールホールからは、遊歩道で階段状の緩やかな土道が多く、往路の標高880mから急にススキが茂ってきますが、すぐに終わります。実は、周辺は茅(ススキやオギなどの総称)の群生地で、この時期は日本でも有数の広大な茅場(かやば)が見頃となります。日名倉山茅場は全国で指定を受けた13の茅場のうちの一つで、平成24年3月に文化庁の「ふるさと文化財の森」に指定されました。
これを見るために、復路では標高900mからススキの間の細道に突入しました。足元しか見えないのはほんの2分程で、すぐにススキ斜面に面したきれいな砂利道になり、広大な白銀の茅場を見ながらのんびり歩けました。
写真や動画でも紹介していますように、日名倉山はススキが輝きを放つ10月に1年でもっとも魅力的な時期を迎えると感じています。今年は遅めでこれから咲く株も多く、しばらくはさらに白くきれいに見えることでしょう。
また、日名倉山は中腹にあるベルピール自然公園から頂上にかけて展望を楽しめる所がいくつかあります。特に頂上からは岡山県と兵庫県の標高の高い山ベスト5がすべて見えるはずでしたが、那岐山(岡山県4位)や氷ノ山(兵庫県1位)は霞んでほぼ見えない状況でした。ただし、頂上にわずかに雲がかかった後山山系(後山〜駒の尾山)や岡山&鳥取県境尾根、麓の旧東粟倉村の集落は、はっきりと見えたので、十分に展望も楽しむことができました。
ベルピール自然公園に至る市道日名倉線のモミジロードでは、気の早い1,2本が色づきかけたばかりなので、見頃は11月上旬になるでしょう。自然公園内や日名倉山頂上のカラマツは、もう少し遅れるかもしれません。ススキ、モミジ、カラマツの順に見頃を迎える植物もこの山の魅力のひとつです。また訪問したいと思います。
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