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Yamareco

記録ID: 264571
全員に公開
アイスクライミング
甲斐駒・北岳

大武川一ノ沢大滝

2013年01月26日(土) 〜 2013年01月27日(日)
 - 拍手
saito1987 その他1人
GPS
32:00
距離
7.8km
登り
1,164m
下り
1,160m

コースタイム

1/26 大武川左岸の林道810mのゲート手前(8:15)→一ノ沢標高1180m付近C1(11:15)→途中の50m滝(12:15〜45)→大滝(13:15〜16:15)→C1戻り(18:00)
1/27 C1発(7:40)→・1393ポコ(8:20)→車戻り(10:00)
天候 1/26 曇り −5℃〜8℃
1/27 ハレ −5℃
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
大武川左岸の林道を行く
2013年01月26日 08:34撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 8:34
大武川左岸の林道を行く
左岸の林道から目指す一ノ沢の大滝望む
2013年01月28日 11:29撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/28 11:29
左岸の林道から目指す一ノ沢の大滝望む
アプローチの尾根を登る
2013年01月28日 11:29撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/28 11:29
アプローチの尾根を登る
下降する尾根の様子
2013年01月28日 11:29撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/28 11:29
下降する尾根の様子
河原の幕営地
2013年01月28日 11:29撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/28 11:29
河原の幕営地
大滝目指して一ノ沢を溯る
2013年01月26日 11:55撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 11:55
大滝目指して一ノ沢を溯る
出現した大滝の全貌
2013年01月28日 11:30撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/28 11:30
出現した大滝の全貌
大滝直下から
2013年01月28日 11:30撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/28 11:30
大滝直下から
大滝中段をフォローする
2013年01月26日 14:34撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/26 14:34
大滝中段をフォローする
清野師範
2013年01月28日 11:30撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/28 11:30
清野師範
中間から見上げる
2013年01月26日 15:01撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
1/26 15:01
中間から見上げる
一番立っているところ。
スカイラインの裏側を登っている。
2013年01月28日 11:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/28 11:31
一番立っているところ。
スカイラインの裏側を登っている。
さいごのピッチをフォローする清野師範
2013年01月28日 11:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/28 11:31
さいごのピッチをフォローする清野師範
左岸側を懸垂
2013年01月28日 11:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/28 11:31
左岸側を懸垂
日が暮れるので急ぐ
2013年01月28日 11:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/28 11:31
日が暮れるので急ぐ
翌朝、晴れ渡った樹間に甲斐駒
2013年01月28日 11:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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翌朝、晴れ渡った樹間に甲斐駒
陽光を浴びつつ下山
2013年01月28日 11:32撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/28 11:32
陽光を浴びつつ下山

感想

 釜無川の支流、大武川右岸の支沢のひとつ、一ノ沢へ。今回の目的は、支沢の奥深くひっそりと眠る170mの氷瀑。
 車は大武川左岸林道のゲート手前まで(施錠中)。今シーズンは例年と比べて積雪多く、気温は低め。ゲートから少し汗ばむ程度に歩けば、対岸のはるか奥に目指す大滝が見えてくる。アプローチは最近ネットで見た記録から、支沢(一ノ沢)の左岸の尾根を高捲いて直下の沢筋へ降りるルート。巨大な砂防ダムの直下の河原を渡渉し、鹿道を辿って尾根に取付く。途中からアイゼン装着。登りやすい尾根。バリズボのラッセルには閉口するが、沢を忠実に詰めるよりは確実に早い。・1393のポコを確認して一ノ沢へ落ちる東尾根を下降。末端は岩尾根となっていて、途中から南側のルンゼへ入り、河床へ降り立つ。まずは、すぐの平らなところに天場を決める。この先は時間との戦い。そそくさと登攀道具を身に纏い、大滝までの沢筋を詰めていく。途中50mの氷瀑あり。準備運動に軽く1p。標高1450mで目的の大滝。近くで見ると迫力が違う。時間短縮のため、下段はフリーで抜け、30mで雪のバンドまで。
 1p目はバンド上から滝の中央を直上、最後は右岸側ミックス壁のほうへトラバースしてピッチを切る。50m。
 2p目は粉雪のシャワーを浴びながら中央正面を突破。途中でギアが足りなくなり、ピッチを切ることに。30m。
 3p目は最後のピッチ。傾斜の立った最上部を左岸側から抜け、半分枯れ気味の潅木まで。40m。
 終盤から小雪が舞いはじめ、日没も迫ってきた。完登の握手の後、即座に下降に移る。ゆっくりと周囲の景色を眺める余裕はなかったが、この辺りの水系には100m以上の大滝が未だ人知れず眠っているのだろう。下りの懸垂支点は左岸の潅木を2回、下段は油コフ。大滝下から天場に戻る途中、50m滝の懸垂からヘッデン行動となる。

 天場に戻って沢水を沸かし、地元サントリーのウィスキーをお湯で割って飲む(白州を持ち込むべきだったが、誤って山崎を買ってしまった!後悔)。まあどちらにしても冷えた身体には美味い。氷瀑にはウィスキー。

 翌朝、気持ち良すぎるくらい晴れる。昨日は視界に入らなかった甲斐駒、魔利支天、八ヶ岳を樹間に眺めながら、行きのトレースを辿り、半分凍った尾根を下る。大滝登攀の余韻に浸りつつ、大武川の河原に降り立った。
 
 いずれまた、ウヰスキーを片手に氷結した沢筋を遡り、人知れず眠る巨瀑を登ってみたい。できればすぐに取り付けるようなところではなく、静謐な沢の奥深く分け入っていくのが良い。

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