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Yamareco

記録ID: 265508
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

焼岳 下堀沢左岸尾根(悪天のため撤退)

2012年12月29日(土) 〜 2012年12月30日(日)
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chunkichi その他3人
GPS
32:00
距離
10.1km
登り
1,319m
下り
1,319m

コースタイム

【1日目】0853釜トンネル入口…0921釜トンネル出口…1033大正池付近、下堀沢左岸尾根(仮称)取り付き…1234下堀沢左岸尾根1700m付近にて幕営
※その後、1900m付近までトレースをつける作業。と同時に翌日のルート偵察。

【2日目】0741雨天のため撤退決定、下山開始…0835大正池付近
天候 【29日】晴れ。なんならドピーカン。気温が高くて暑い。
【30日】朝から雨。のため即撤退。
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
沢渡にあるアルピコタクシーの乗り場に車を止めさせてもらい(無料)、
そこからタクシーを電話で呼んで釜トンネル入口まで送ってもらいました。
帰りも、下山後すぐに電話をかけ(大正池付近、au電波入りました)、
釜トンネル出たところで待ち合わせて、そこから駐車場まで送ってもらいました。
タクシー代は確か片道2800円だったと思います。
コース状況/
危険箇所等
さらさらの雪で、スノーシューをはいても太ももくらいまで潜りました。
取り付きがよく分からなかったです。ルーファイ得意な先輩がいて良かったです。
かなり傾斜が急な場所が出てくるので、ザックが重くて体が上がりませんでした。

ちなみに、夏はヤブなので登れません。
一日目の朝。タクシー会社の乗り場前にて。結構雪が多い。
一日目の朝。タクシー会社の乗り場前にて。結構雪が多い。
うわ、来ちゃったよ、冬の釜トンネル。ろくに冬山経験ないのに…いいのかな……
うわ、来ちゃったよ、冬の釜トンネル。ろくに冬山経験ないのに…いいのかな……
釜トンネル出口、振り返って先輩をパシャリ。
釜トンネル出口、振り返って先輩をパシャリ。
先頭を行く男性陣。心強い大ベテランの先輩です。
先頭を行く男性陣。心強い大ベテランの先輩です。
このころはまだあんまり天気良くなかった。薄曇。
このころはまだあんまり天気良くなかった。薄曇。
体力も経験も自分より上の先輩達に新人が混じり、かなり気が引ける。
体力も経験も自分より上の先輩達に新人が混じり、かなり気が引ける。
下堀沢左岸尾根(仮称)に取り付く先輩。「歩いたところが道になる」ってこれのことか。
下堀沢左岸尾根(仮称)に取り付く先輩。「歩いたところが道になる」ってこれのことか。
自撮り(笑)。
スノーシューでラッセルにあえぐ。4人で先頭を交代しながらトレースをつけました。私も生まれて初めてやりましたが、息が上がって苦しいのなんの。
スノーシューでラッセルにあえぐ。4人で先頭を交代しながらトレースをつけました。私も生まれて初めてやりましたが、息が上がって苦しいのなんの。
すっかり晴れ。気温も高く、木の枝から溶けた雪がポタポタ落ちてくる。そして気味が悪いほどの無風。
すっかり晴れ。気温も高く、木の枝から溶けた雪がポタポタ落ちてくる。そして気味が悪いほどの無風。
途中、林業か何かで使っていると思われる小さな小屋が左手に見えました。
途中、林業か何かで使っていると思われる小さな小屋が左手に見えました。
振り返って、我らのトレース。
振り返って、我らのトレース。
お日さまがまぶしい。
お日さまがまぶしい。
結構ね、傾斜が急なの。ここは夏はヤブ道で入れないんですって。雪が付いたときだけ歩けるのね。
結構ね、傾斜が急なの。ここは夏はヤブ道で入れないんですって。雪が付いたときだけ歩けるのね。
振り返ってー明神岳ドーン!!!!下には梓川が見える。
振り返ってー明神岳ドーン!!!!下には梓川が見える。
明神アップ。あーやべぇ、たまんねー。ホントに冬の北アルプス来ちゃったんだな…。
明神アップ。あーやべぇ、たまんねー。ホントに冬の北アルプス来ちゃったんだな…。
なんかもうよく分かんないけど(笑)360度カッコよすぎる。
なんかもうよく分かんないけど(笑)360度カッコよすぎる。
振り返って。
先頭を行く先輩たち。
先頭を行く先輩たち。
写真撮るのに夢中で置いてかれた(笑)。
写真撮るのに夢中で置いてかれた(笑)。
すごいよ、雲ひとつないよ。この日は本当にラッキーでした。
すごいよ、雲ひとつないよ。この日は本当にラッキーでした。
日が昇るにつれて、さらに気温があがる。とにかく暑い。
日が昇るにつれて、さらに気温があがる。とにかく暑い。
焼岳ドーン!!いわいわしてるね。ゴツいね。
焼岳ドーン!!いわいわしてるね。ゴツいね。
本日の別荘地はこちら。ステキなテン場でしょ♪ちなみに私はこの日が雪山テントデビューです。
本日の別荘地はこちら。ステキなテン場でしょ♪ちなみに私はこの日が雪山テントデビューです。
明日の登頂のため途中までトレースを付けに行った時の一枚。日が傾きはじめてる。
明日の登頂のため途中までトレースを付けに行った時の一枚。日が傾きはじめてる。
この日は本当に天気が良かったの…まさかこの翌日があんなに天気が崩れるなんて。
この日は本当に天気が良かったの…まさかこの翌日があんなに天気が崩れるなんて。
稜線まで出たところで振り返って。結構クタクタ。この後ろには焼岳があったのに撮るの忘れた。
稜線まで出たところで振り返って。結構クタクタ。この後ろには焼岳があったのに撮るの忘れた。
翌日、登頂を諦め下山前の一枚。ポツポツと振り出した雨、大正池に着いた時にはズブ濡れでした。
翌日、登頂を諦め下山前の一枚。ポツポツと振り出した雨、大正池に着いた時にはズブ濡れでした。

感想

もう1ヶ月以上前の山行を今さら書いたところでどなたの参考にもならないのですが…。

初めての冬山テントだったので、登頂はできませんでしたが記念に残しておく事にしました。



山岳会の大ベテランの先輩方と、冬の焼岳に行く機会に恵まれました。
今回自分は1日目の夜の食事当番で、メニューは鍋料理にしました。
肉やら野菜やらを前日に切り刻んでジップロックに入れたんですが、
これが想像以上に重かった…。
あげく冬用の寝袋を持たない自分は、夏用のダウンと化繊の2つの寝袋を持っていったので、
重いしがさばるしで、ザックはエラいことに。
真剣に軽量化を考えねばなりません。
でもみんなで囲んだ鍋は美味しかったです♪お酒も美味しかったです♪

スノーシューは会の先輩から借りました。
これも初めて使いましたが、すごーく便利!全然沈まないの!!
ただ、下りはちょっと難しかったです。結構コツが要りますね。

1700m付近にはテント適地があって、しかも広くてもうテント張り放題。
夜におトイレに出ると、満月に照らされた焼岳が目の前に聳え立ち、
闇夜に我々のテントが浮かび上がって見える様は、感動しました。
何かの雑誌の一ページみたい。

この日の夜は気温が高くて、全然寒くありませんでした。
きっと、みんなで一つのテントに入っていたおかげもあるかもしれません。
快眠、安眠できました。



翌日は、朝からポツポツと雨がテントをつついていました。
先輩がラジオで一生懸命に天気予報を聞いていました。
朝食が終わって、先輩が一言。
「撤退!」
日の出とほぼ同時にテントの片づけを始め、早々にテント場を後にしました。
前日に4時間近くかけて登ってきた道を、ほんの1時間で降りちゃいました。あっけない。
下山中、少しずつ雨足が強くなり、大正池へ着いた頃にはビショビショ。
それでも、上高地へ入っていく登山者と結構すれ違いました。



ここまで順調に来ていながら、最後の最後、釜トンネルの手前のアスファルト道で、
雨が凍ってアイスリンクみたいになったところで、モノの見事に大コケ。
笑いながらすれ違う登山者…遠くでこちらを見てニヤニヤする先輩…


だれか起こしてくれよ(笑)。
背中の荷物がデカいうえ、足元が滑って立ち上がれない…今思い出しても恥ずかしい。



そんなこんなで、ステキな雪山テン泊デビューだったのでした。

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