雪上訓練の見学@吉田口
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 807m
- 下り
- 798m
コースタイム
12時5合目佐藤小屋
14時下山開始
15時井上小屋?で休憩1時間くらい
17時頃下山
参考記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-258863.html
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-258445.html
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-258448.html
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-253719.html
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-253980.html
天候 | はれ 無風快晴 お昼過ぎまでは、北アルプスが見えました |
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過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りの小仏トンネルは渋滞ナシ。あっという間に帰宅。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トレースはしっかり付いていた この週末も雪訓で20〜30人は入っていた模様 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
先週、雪山勉強会を企画していたのだが、熱発の為、延期していた。とはいえ、新品のアイゼンを購入したponiさんにも申し訳ないので、雪上訓練のメッカ、富士吉田口、佐藤小屋を目指してみた。
朝、吉田の浅間神社に立ち寄る。鳥居の前の清流に朝日が輝いていて、心が洗われる。ちょうど節分なので、社務所の人がいろいろ準備をしていた。浅間神社は、鳥居もご神木も立派で、大きなカラスと天狗のお面が掲げてある。さすが日本一の富士の山って感じのスケール感。近所の神明社とは迫力が違う。お賽銭を奮発して安全祈願してから馬返しへ移動。
凍結した林道でつるつる滑ったり、チェーン巻いたりしながら8時半頃馬返し着。のんびり準備して9時過ぎ発。杉だか松だかの林の中をてくてく歩く。一日中日陰かと思っていたら、意外と日当たりが良く、ポカポカ春陽気にTシャツになってしまった。
かなりタイムリミットな12時頃に佐藤小屋着。富士山は随分昔5合目から登った事があるけど、真っ白で後光を浴びて、なんだか大層な迫力で聳えていた。佐藤小屋周辺は北方の視界も開けていて、遠く北アルプスまで春靄もなく素敵な景色を堪能。
鬼役をやるべきおとーさんとしては、いささか時間オーバーだったけど、折角、氷の斜面もあるので小一時間アイゼン歩行の練習をしてみた。あれこれ説明するのは面倒なので、できれば他人の雪訓を眺めながら、巧い人と下手な人の違いでも肴にグダグダしようと思っていたのだが、残念ながら皆さん既に下山モード。
3時前にガスが出てきて、佐藤小屋のおかみさんも下山していったので、僕らも下山。やはり山小屋の管理人さんには長靴がよく似合う。途中の4合5尺の井上小屋でどーにもお腹が減ってしまったので大休止。ちょうど管理&宴会をしに小屋に縁のある人達が入っていたお陰で、楽しい話をいろいろ聞くことができた。しかし、無人小屋の管理ってのは、やはり面倒らしい。薪ストーブの香りについついのんびりし過ぎてしまい、馬返しに下りたのは17時頃だった。
poniさん、初めてのアイゼン歩行お疲れさま。アイゼンもピッケルも習うより慣れろですね。今回6時間くらい履けたのでもう免許皆伝です。下りは疲れるし気も抜けるのでお互い気をつけましょー♪ではまた来週〜
<メモ>
閉鎖中の林道にも雪がたくさん積もっていたので、こどもと一緒にクロカンしに来られそう。立川から1時間ちょっとだし、一番楽に楽しめる感じ。今の時期でもお昼頃まで日当たり良好
延期になった雪山勉強会。
また誰か風邪を引いたりして中止になってもなんなので、その前に富士裾野でアイゼンの練習でもしておきますか、と声をかけていただいたので、喜んでお願いすることに。
富士裾野と聞いてなんとなくゆるゆるした平地みたいなとこかなと思いながら、具体的にコースを聞いたら…
富士山吉田口から5合目往復、とな。
ええっ、5合目?@@
それ裾野ぢゃない、中腹や…。
富士山を見に山に登ったことはあっても、富士山そのものの懐に入るのはこれが初めて。
なのにいきなり冬富士中腹とは。
一瞬ビビリましたが、他の方の記録を見る限り大体は樹林帯のよう。
それならば何とかなりそうです。
馬返しの駐車場からは、お試しということでiharaさんに6本爪の軽アイゼンを貸してもらいました。
いやー、快適ですね。
凍り付いてバーンになっているところでも全く不安ナシ。
5合目までは急な斜面もなくゆるゆると登っていくので、これでも十分な感じでした。
ただ私の足にはちょっと大きかったらしく、途中で数回外れてしまいました。やっぱ靴との相性は重要なようです。
で、師匠の方は登りは最後までノーアイゼン。それでも私よりずっと速い。
さすがです。
5合目までは古来からの富士詣の道を辿りつつ、快適な森歩き。
雪面にはたくさんの落し物。サルオガセ、玉ねぎの皮みたいな樺の皮、コメツガの実などなど。
展望もなく道そのものにはあまり変化はありませんが、雪質や雪の深さや植生の変化が確実に標高が上がっていくことを教えてくれました。
佐藤小屋直前で、またアイゼンが外れて直している私の上から、
「富士さーん!」「河口湖ー!!」とかの奇声が。
変な人がいるなあ、と思ったら案の定?、先に絶景スポットに到着したiharaさんでした(笑)。
でも叫びたくなるのがわかるくらい、絶景が待っていました!
真っ白にぴかぴか光る雪面を辿ると、真っ青な空にくっきりと輪郭を描いた稜線が。
ここからじゃさすがに見えているのは頂上じゃないだろうけど、それでも日本最高峰の稜線です。
5合目は無風でしたが、上の方はやっぱり強風なようで雪煙が上がっていました。
で、まったりお昼をしていると、
ほらほら、今日何しに来たと思ってるの?と師匠の声。
え?絶景観賞じゃないの?
と誤魔化そうとしましたが、通用せず(当たり前か)。
オーバーシューズに10本アイゼンに履き替えです。
と、ここでアクシデント発生。
座って膝を外側に向けて曲げ、オーバーシューズを履こうとしたのですが。
いきなりの激痛!!
もともと筋肉の硬いワタクシ、タイトなオーバーシューズを履くための無理な姿勢と力のかけ方で、内腿が付け根から膝にかけて攣ってしまったのです。
しかも両腿。
私が涙目で七転八倒している間に、鬼軍曹が冷徹にオーバーシューズとアイゼンを装着してくれました…。
はっきりいって、いつの間に装着されたのか痛みであまり記憶がありません。
本当非情…じゃなくてありがとうございました。
何とか痛みも治まり一旦立ち上がると大丈夫そうだったので、そのままちょっとピッケルワークのさわりを教えてもらいました。
本格的なのは次回に持ち越しです(多分)。
何だかんだで五合目に2時間も滞在したあと、下山開始。
途中トレースなし急斜面の下り方も教えてもらいました。
1回目は最後勢いがついたまま深雪を踏み抜いてしまい転倒、後ろ向きに降りた2回目はオーバーシューズに雪をてんこ盛りに詰めてしまうという体たらくでしたが…。(上側を絞れるのに気づかず、そのまま長靴のように履いていたのが原因)
他にも、オーバーズボンの内側雪止めをちゃんと止めていなくて靴に雪を入れてしまったり、手袋を踏んでしまったり、無雪期と同じ感覚でストックを倒して置いてしまったり、とシビアな雪山だったら命取りになりかねない失敗の数々。
…いやー、初雪山がこんな暖かくて無風な日で本当に良かった…。
やはりこのガサツな性格を直さない限り、雪山は日帰りハイクくらいにしておいた方が良さそうですorz
アイゼン歩行だけは褒めてもらえましたが…。
とにかく平行に!とのことだったので、膝の間に電話帳を挟んでいるイメージで歩いていたのが良かったのかな。
一度しか引っ掛けませんでしたよ!(自慢できるのか?)
当日はこの時期珍しいほどの暖かさで、富士山の山中にいるとは思えないほどのぽかぽか陽気。登山中は半袖シャツ+薄手ウール+登山シャツ、で暑いくらい。手にも汗をかく位で、手袋は装着せず。
五合目の遮るもののない雪面でも、+フリースで十分でした。
さすがに手はかじかんだけれども。
ピッケル練習時から手袋&オーバーミトンをしました。
いろいろ失敗はしましたが、したからこそ気づけたところも多々あり、今回好天候の中でやっておいてよかったかも。
少なくともいくつかはもう2度としないと思うし。
iharaさん、折角の節分の日に長時間お付き合いいただき、ありがとうございました。
ダメ生徒ですが、次回もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
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