天平尾根から三条の湯(クマ注意!)


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 930m
- 下り
- 840m
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:丹羽山温泉前BS〜JR奥多摩駅 復路のバスは、平日にもかかわらず超満員になりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
サオラ峠〜丹羽天平の区間でクマに遭遇しました。 現在は後山林道が土砂崩れで(歩行者も)通行不能のため、三条の湯に向かう多くの人がサオラ峠を通過するルートを利用すると思います。 私が今回歩いたルートは丹羽から天平尾根経由の周回コースで、三条の湯には行っていません。三条の湯を利用する方の注意を喚起するため、検索で引っかかるように記事タイトルにはあえて「三条の湯」としました。 |
写真
獣避けゲートの先のここで足元を蛇(シマヘビ)が猛スピードで横切って飛び上がりました。
さらにその先ではこの斜面を滑落!(草に隠れた大きな段差に気づかなかった)
草をつかんで這い上がりました。
装備
個人装備 |
クマ鈴
クマ避けスプレー
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感想
丹羽天平を過ぎてから3組のパーティとすれ違いました。
三条の湯に泊まったとしても、下山に天平尾根を利用する登山者が多いとは思えません。「???」、そういえばバスの車窓から見た後山林道の入り口に通行止めの立て看があったなと思い出しました。
帰宅後に見たら、三条の湯のHPとツイッターに通行止めの掲載がありました。後山林道は毎年のように崩壊が起きているので、出かける前には要チェクです。
さて、クマですが。
ご存知のように今年はクマの目撃情報が日本海側の秋田、新潟、石川を中心に相次いでいます。冬眠前の活動が活発な時期なのでしょう。
こちらはこちらで、コロナ禍で半年間の山行ブランクがあり、久しぶりの足慣らしにやってきました。
しょっぱなからクマらしき足跡が複数ありました。まさかとは思いましたが、「クマと遭遇したら、あの太い木の反対側に回り込んで逃げよう」などと考えながら歩きます。
ちなみにいつもクマ鈴とクマ避けスプレーは必需品として携行しています。
途中の道は狭く、切れ落ちた谷側に傾き、小石の乗った嫌な箇所がいくつもあります。他の方の記録を見てもほとんど記述はないのですが、自分はかなり嫌な道だなと思いました。
さて、丹羽天平を過ぎて冒頭の3パーティをやり過ごしてから少しして、クマを目撃しました。距離にして20〜30メートルぐらい先でしょうか。本当にすごいスピードで木を登りかけました。しかし、こちらのクマ鈴の音に気がついたようで、あっという間に駆け下りてどこかに消え去りました。その瞬間を首から下げていたカメラで撮影したのですが、クマは写っていませんでした。
ものの数秒程度の出来事でした。自分でも夢の出来事のようでしたが、その後に新鮮な糞が落ちていたので、やはり現実でした。
その後はクマ避けスプレーの誤噴射防止用の安全弁を外して右手に持ち、声を発しながらサヲラ峠まで歩きました。
サヲラ峠からの下りも最初は小石の乗ったトラバース道で歩きにくいところがありました。
野生動物に出会ったり軽い滑落をしたりと、ほろ苦い足慣らしになりました。
最新情報では10月いっぱいは後山林道は通行止めのようなので、サヲラ峠を利用する方は多いと思います。
クマ鈴はもちろんのこと、クマ避けスプレーを持参してください。
滑りやすい路面があるので、気温が下がりそうな時は軽アイゼンも必須です。
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