文殊山 〜久しぶりの里山ハイク〜 [福井県 鯖江市]


- GPS
- 03:11
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 601m
- 下り
- 603m
コースタイム
天候 | 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的に歩きやすい |
写真
感想
この日は疲れで身体がやたらしんどいが、滋賀県内は天気が良いので何処か適当な山に登りたい。
だが、向かったのは相変わらず福井県だ。
目的は登山の後に釣りもしたいからだ。
福井県に入ると雨だったので歯食った気持ちだったが、それならそれで里山に登れば問題はないので、そこで選んだ山が文殊山だ。
福井市民の憩いの山だし気になってたので良い機会だ。
一般的なルートはよく分からないが、やはり駅から駅を繋ぐまさに文殊山の全てを歩き通すのが1番良いので北鯖江駅に車を停めてから通り雨が止むのを待って出発する。
登山口までは1キロ程歩くけど、疲労困憊の為に準備運動と思えばなんともない。
その登山口の場所はあまりにも地味すぎてGPSが無ければ分からないレベルだ。
本当に人気のある山なのかと疑ってしまう。
登山道に入るといきなりの急登だ。
しかもロープ付きの急登なので一気に汗が吹き出て息切れするし、完全に油断していた。
それは標高200mくらいまで続いて、登りきったら気持ちの良い尾根道になる。
尾根道は気持ち良いのだが、人気のある山ってほどの道ではなくどこか地味だし、誰にも会わないまま橋立山にたどり着いた。
その橋立山は驚くほど魅力のない山頂で、鬱蒼とした樹林に覆われているだけの空間だ。
誰もこない理由も分かるものだが、俺みたいなピークハントは訪れなければならない。
それと四等三角点があるのも大きい。
そこから尾根道を歩き続けると、とある分岐から登山道の雰囲気が変わり整備が行き届くようになり道も少し広くなる。
そしてお堂が立つ二等三角点のピークに到着。
橋立山の時もそうだったけど、三角点の名称が書いてある木札があるのは珍しい。
三角点ピークから下るときに、このハイキングで初めて人に会った。
その先の胎内くぐりを抜けて大文珠直下を登り切ると沢山の人で賑わっていた。
雨もすっかり上がって晴れていて景色も良かったので、ここでラーメンを食べようとするもガスを忘れてしまってたみたいで、仕方なくカントリーマアムが昼ご飯になった。
大休止を終えて小文殊に向う道は今まで歩いてきた中では1番広い道で沢山の人が歩いていて、ようやく市民の憩いの山なんだという実感が湧いた。
今まで人に会わなかったから余計に思う。
小文殊を過ぎても広い道は続くが、左に逸れる道があったので入り込んでみる。
するとあんなに賑やかだったのが嘘のように人が消えて、最初の雰囲気と同じになる。
暫く歩くとまた大通りに出るも、直ぐに左に逸れる。
大通りを歩くのは面白くないのもあるが、真っ直ぐ下ってしまうと駅まで遠くなってしまう。
左に逸れた道は文殊山北端の尾根道だ。
完全に人気が消えた道で後ろから音がしたので振り返ると大きなイノシシがいた。
こっちにくる素振りをしつつ、斜面を勢いよく下っていったので少しビビってしまった。
クマよりもイノシシの方が怖いな。
どんなに人気の里山であろうと、こうして人の居ない所に入れば野生動物の住処だということだ。
尾根道は人があまり歩かないのか、蜘蛛の巣を振り払いながらの区間もある。
最後の四等三角点を訪れてから進むと、やがて北陸道のトンネル出口に出てきてそれを下り切ると山から完全に下りたことになる。
下山した場所に文殊山登山口と言うような標識等は一切無いので人が来るわけもないか。
ここから大土呂駅までは少々分かりにくい。
歩いて駅まで向かっていく最中に敦賀行の電車が行ってしまった。
大土呂駅に着いて次の電車の時間を見ると、50分後だということでタイミングが悪かった。
電車はガラガラを予想したが、2両の北陸本線には沢山の若い女子ばかり乗っていたので、登山のカッコをした汗臭い俺は完全に浮いていた。
とりあえず文殊山を端から端まで堪能した事で感じたことは、人が大勢いるところはごく一部なんだという事だ。
春になれば花が多いだろうから、その時にはもっと沢山の人で賑わうのだろうな。
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