沼原から日の出平、茶臼岳、姥ヶ平周回
- GPS
- 05:17
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 918m
- 下り
- 901m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 5:01
天候 | 曇り後晴れ、山頂付近は朝のうち雪 微風だが茶臼岳付近は弱風・強風で、時と場所により立っていられないほどの風が吹いていた。 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは明瞭で分かり易く危険箇所は特になかったが、茶臼岳周辺は強風で立っていられないほどの時もあった。このあたりは強い風が吹くことが多い。 |
写真
感想
昨日に続いて那須の山を歩いてきた。今日は沼原から日の出平、茶臼岳、姥ヶ平を周回で歩くルート。
駐車場には5時過ぎに到着。既に準備をしている人多数だが、風が強くそのため寒く感じる。暗い中ヘッドライトを点灯して準備をし、5:25に出発。地図をロクに見ないで歩き始めたのが運の尽き。誤って白笹山のほうに進んでしまい15分ほど時間をロス。再度駐車場に戻って歩き始めるも、沼原の分岐に向かう際に遠回りの道を利用してしまう。朝からドタバタが続いたが、気を取り直して進む。出発時強風のため重ね着でいたが、樹林帯歩きが続くので風がなくなり、暑く感じるようになる。日の出平との分岐点でシャツ2枚だけになって登り始める。天気は風が強いのはよく分かっていたが、登るにつれて暗い空から雪が舞い始めた。昨日の霧雨といい朝は天気が良くない。更に進むと登山道や周囲の笹の上にうっすらと積もる雪が見られた。風も強く、音がゴーゴー聞こえる。シャツだけでは寒くて、出発時に着ていたジャケットを再度羽織ってちょうど良いくらい。日の出平へ向けての平坦路に入ると、本来なら茶臼岳が見える景色の良いポイントのはずだが、今日は真っ白で何も見えない。風の音がするだけで、しかも雪が横殴りで吹き付けてくる。顔が痛いくらい。秋山というよりは初冬の吹雪の様相だった。7:28に日の出平に到着するも、ガスが濃く何も見えない。ハイカーも全くいない。写真数枚で先に進む。この先も同様で、うっすらと積もった雪の上を歩く。気温は温度計が手元にないので不明だが、薄手の防水グローブでは手先がかじかんだので、体感で0℃くらいか。真冬に比べたら楽なものだが、装備がほぼ夏山なので油断はできない。横殴りの雪の中で牛ヶ首へ向かい、その直前でガスが一瞬晴れて茶臼岳の姿を見ることができた。山腹から上がる噴気が真横になっていたので、風が強いことは容易に想像できた。それよりも不思議に思ったのは、人気の茶臼岳に人の姿が全く見えなかったことだ。後で分かったのは、茶臼岳付近に強風が吹いていて、山頂まで行こうとする人は少なかったのと、牛ヶ首まで来ようとする人もいなかったのだ。ただこの時点では理由は分からず、とにかく進んでみることに。
牛ヶ首からロープウェイの山頂駅方向に標高を下げながら進むと、ガスが取れて周囲が見渡せるようになってきた。しかし登って来る人は全くいない。このあたりで薄々強風のために行動をためらう人が多いのでは?と思い始めた。山頂駅には向かわずに茶臼岳の山頂を目指すと、ここからが強風の本番だった。時折服強風に何度も煽られる。よろけることも多数。道理で人が来ない訳だ。茶臼岳から下りてくる人も見られたが、ほんの少数しかいなかった。風によろけつつも岩の登山道を進んで、山頂直下付近へ至る。このあたりもかなり風は強かった。久々にしびれる風の強さで、強風の那須を体感できた。8:25になんとか山頂に到着。いつもなら多くの人で賑わう山頂だが、今日は数人のみ。みな山頂で写真を撮ってさっさと退散しているようだった。自分もそれに倣い、写真数枚のみで下山開始。とはいえ下山になったからと言って風が弱まるものではなく、下りも風によろけながらとなった。下りは峰の茶屋跡の方向に下るが、強い風のため停滞することもあった。何とか下るも誤って避難小屋まで下ってしまい、ここでも時間をロス。避難小屋は、扉を開けて中身の確認まではしなかったが、外で風待ちと思われる人が多数いた。避難小屋から再度登り返して牛ヶ首方面へ向かう。誰も歩いていないのでよほどの強い風かと思ったら、この平坦な区間は大した風もなく楽勝だった。鼻歌交じりでも歩けるくらいだった。
姥ヶ平への分岐から下り始める。上部はやはり強風が吹き荒れていたが、標高が下がるに連れて風は弱まる。姥ヶ平の木道付近まで下がるともう風はほとんどなくなっていた。結構な時間強風に吹かれていたので、歩いた距離は大したことはなかったが、なんだかとても疲労してしまった。木道を歩いて茶臼岳の堂々とした姿を眺める。昨日大倉山付近から見た時も思ったが、茶臼岳はやはりよく目立つ。帰りの道路の渋滞に巻き込まれたくないので、茶臼岳見物もそこそこに沼原へ戻り始める。ここからはほぼ平坦で、濡れ落ち葉が時折敷き詰められて滑り易かった以外は問題なく歩けたが、これからどこかに向かうハイカー多数とすれ違うことになった。こちらは遅くとも10時台には下山したかったが、渋滞等特に関係ない人であれば、晴れた明るい時間に歩いたほうが良いだろう。人がいないと熊でも出てきそうなコースを歩いて戻り、10:36に駐車場到着。歩き出しや途中でルートミスがあり、それらがなければもっと早く戻れたと思うが、強風の中無事に歩き切れたので良しとしたい。
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