二本松・観音丘陵遊歩道から霞ヶ城をめぐる
福島県
hadzuki
その他1人 
体力度について
- GPS
- 04:44
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 255m
- 下り
- 252m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:46
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 4:44
| 天候 | 曇り時々小雨（夕方晴れ間） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
一般道の町歩きと舗装された遊歩道ですので危険な個所はありません。 |
| その他周辺情報 | 二本松駅から福島県道129号二本松安達線県道を少し東進した亀谷坂入口交差点の先に和菓子屋「まつもと」さんがあり、ネコ顔のどらやき焼きなど、可愛い和菓子がいただけます。 |
写真
さて最終の第三ステージは城めぐり。駅前ロータリーには二本松少年隊士像「霞城の太刀風」がありました。二本松少年隊とは、幕末の二本松藩で戊辰戦争に出陣した12歳から17歳の少年兵部隊のことです。
2
門をくぐると手水舎。コロナ禍で中止になってしまった二本松市の一大イベント「二本松の菊人形」ですが、それでも菊の素晴らしさを感じて欲しいと、市内各地で「菊手水」が設置されているそうです。
6
県道まで戻ると、二本松御城郭全図がありました。なるほど〜今回めぐろうと思っていた範囲は昔はどうなっていたのか、分かりやすい案内図です。
2
店内で「芋鼓」をいただくま〜気さくな店主さんがお茶まで淹れてくださいました、感謝。名物の「くろべえ」は霞ヶ城の出店で食べられるとのこと、行ってみます！
3
先ほど通過した亀谷坂入口交差点から、亀谷坂を上っていきます。昔の城郭図では、この辺りを歩いているんですね〜この先に観音堂があるようです。
1
マジかーー！倒木と重機で遊歩道への接続部が塞がってます。階段下の入口には「通行止め」とも何も書いてなかったので、そのまま横をすり抜けました〜
気になったので後から二本松市都市計画課さんに確認したところ、今般の強風等による倒木を急遽伐採した際の、発注業者の不手際らしく、閉鎖ではないとのことでした。
2
この時はそれとは知らずに先に進むウサクマ。とくに遊歩道の入口を塞ぐような工事や崩落もないよね〜と話しながら、雨に濡れてしっとりした遊歩道を楽しみます。
何故なら此処に国史跡の「旧二本松藩戒石銘碑」があるからです。行政の模範として、拓本が首相官邸にあるそうです（この先で「くろべえ」売ってるおじさんが言ってた）。
城山第1駐車場から城郭の石垣を見上げます。どうしてウサクマが城に来ると、いつもこんな「風雲た◯し城」みたいな空になるんだろう・・・
2
霞ヶ池の池端も紅葉が進んできてます。山の中に静かに佇む池という風情ですね。いまは葉ばかりですが、夏には蓮の花を楽しめそうです。
2
城内マップで丹羽霊祠殿の下に描かれた「円」は何だろうと思ったら、独特の形状をした霞ヶ城の傘マツでした。“八千代の松”ともいわれるアカマツの巨木で、推定樹齢約350年。樹勢は今も旺盛です。
2
16時を越え、だいぶ時間の余裕が無くなってきたので、やはり「城攻めは本丸」。舗装された散策路をショートカットして、本丸めざして石段をどんどん登っていきます。
やはり井戸は城の要ですよね。この「日影の井戸」は「月影に井戸」（千葉県印西市）「星影の井戸」（神奈川県鎌倉市）とともに”日本の三井”と呼ばれるとか。みんな「影」なんだね。
1
本丸下南面大石垣が姿を現わしました。西の空に白い石垣が美しい。なんかアイルランドにあるケルト文化の古代遺跡のような雰囲気ですね。
大石垣を下から見上げます。この石垣は霞ヶ城に築かれた最も古い石垣のひとつで、野面石（自然石）と荒割石を古式の「穴太積み」で積んでいるそうです。
3
本丸石垣は平成期前半に修築されたものですが、時代性と伝統技術を熟慮した復元とのこと。歴史云々を差し引いても、十分に美しい石垣でです。
2
階段を登り切ると、本丸石垣下から二本松市街方面の展望が広がりました。これが登ってきた甲斐がある眺めです（すぐ近くまで車で来れて、ピンヒールのお姉さんとかもいるんだけどね）。
2
霞ヶ城は様式的は平山城ですが、二本松の城下から遠く阿武隈山地の山並みが一望できるこの本丸。本丸と平地の比高は約120mもあって、まるで山城ですね。
2
最高地点となる天守台跡。天守台は造られたが天守閣はなかったところも山城っぽい。いまは方位同定盤が立っています。ウサさんが眺める方向には・・・
2
ドドーーンと安達太良連峰！山頂の乳首あたりは、まだまだガスが掛かっていますが、昨日から今日にかけて見た安達太良山では、一番穏やかな姿です。
3
今回の福島ウサトレの最後に夕陽に映える美しいシルエットを見せてくれたので、周囲の紅葉を交えて、ぐる〜っとパノラマ撮影しておきます。
2
さあ16時半を過ぎました。あと30分で二本松歴史資料館へ行かないと日本100名城スタンプが押せません！と脱兎のごとく下城。途中で大きな建物。でも雰囲気は資材置き場・・・
17時前に歴史資料館に到着〜〜あれ、入口の前に「本日閉館」の札が。まだエントランスの灯りは点いてるよね、クマ、ダーーーーッシュ！
夕月のかかる二本松駅に到着〜今回の一泊二日福島ウサトレも無事に完了です。あとは郡山駅まで戻って、新幹線で東京へ。あ、でもその前に・・・
1
郡山駅で、福島路ビールと馬刺しと麓山高原豚の角煮といかにんじんで、軽〜く打ち上げ♬宿泊先の「あだたらふれあいセンター」でもらった地域共通クーポン券を有効利用させていただきます。
7
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図（地形図）
GPS
携帯
時計
タオル
カメラ
|
|---|
感想
今回の一泊二日の福島ウサトレ。第1ステージの安達太良山は強風のため登頂を断念し、山麓のあだたら渓谷奥岳自然遊歩道を散策。第2ステージは宿泊先の岳温泉で源泉かけ流しの温泉を堪能しつつ、偶然みつけた「岳ウォーキングトレイル」を、昨日の夕方と今日の午前中を使ってのんびり散策。
そして、ついに最終ステージに。
岳温泉からバスに乗り、お昼過ぎにはJR二本松駅に降り立ち、散策開始。最後の目的地は、日本100名城のひとつ二本松城（別名の「霞ヶ城」のほうが趣きがあるので、ウサトレではこちらを使います）です。
でもその前に、行きたいところがあるんだよ〜ん、とウサさん先行でスタスタ。駅から1kmほど離れた菓子処「まつもと」さんの「ねこどら」を狙っています。駅前通りをしばらく歩くと、お店発見‼️しかもハロウィン限定の「黒ねこどら」まで。チョコ、チーズ、クリームの全種抱え込みつつも、シュークリームもおいしそう〜店内で食べてもよいとの店主さんのお言葉で、パクつくウサクマ。その食べっぷりが気に入ったのか、お茶まで出していただいて、痛み入ります〜せっかくお茶までいただいたのだから、さつま芋のお菓子もパクり。おいおい、最終ステージはどうなった〜？
店主さんと楽しくおしゃべりしながら美味しいスイーツを堪能し、出がけにふと壁を見てみると「揚げまんじゅう くろべえ」？今いただけるか聞いてみると、霞ヶ城公園に出しているお店で揚げたてがいただけるらしい。おお、ちょうど今から目指しているところではないですか。ヨシ！くろべえ…じゃなくて、霞ヶ城址へ出発〜
まずは亀谷坂を登って、そこから店主さんもお勧めの「観音丘陵遊歩道」へ入りました。でも、遊歩道入口を塞ぐ倒木と重機。えーー！通行止めって書いてなかったよね〜まあ、重機の横に隙間あるから、すり抜けちゃえ！（ここが公式に「閉鎖」ではなかったことを、後から二本松市都市計画課公園緑地係さん（長い！）に確認しました）
観音丘陵の尾根沿いに、霞ヶ城公園まで続いている遊歩道。里山を縦走しつつ、お城に向かえるなんて、よきかなよきかな〜〜蔵場山という緑地に、屋根のついた東屋があったので、ちょっと一休み。山並みと町並みが見渡せて気持ちいい〜せっかくなので、ねこどらハロウィンバージョンで、おやつタイムにしました（さっきあれだけ食ったろ！）
でも、見上げれば青空と暗雲が交錯して混在してる、不安定なお天気。なんかいきなり、雨がふってきたぁぁ〜〜カッパを着たとたんに晴れ間だ〜まさに「不安定」。
いくつかのピークを過ぎたら、展望がいいところに出て、おお、町並みのむこうに城郭が見えた〜遊歩道から降りて、城山の方へ向かっていくと、あったぁ〜霞ヶ城公園前に「天ぷら くろべえ」参上‼・・・え？天ぷら？店頭のくろべえ君曰く
「竹炭・えごま・黒ごまを練りこんだ衣をつけて揚げた天ぷらまんじゅうでござる」
お店のおじさんに注文したら、その場で揚げてくれて、しかも店内でいただける♬ ぱくりん ん…んま〜〜〜揚げてあるのに、ぜんぜん油っぽくないよ。
またお茶までいただき、再充電完了！って、朝ごはんのあと菓子しか食ってないぞ、ウサクマ（笑）
もう午後3時もまわり、時間もおしてきたので、霞ヶ城公園へ突撃。とても広い公園は、池や渓流など起伏に富んだ地形で、紅葉は色づき始めですね。これからが本番かな？
標高1300m の安達太良山 薬師岳は紅葉は終わり
標高 900m の渓流遊歩道は紅葉の見頃
標高 600m の岳温泉は紅葉は進行中で上り坂
標高 200m の霞ヶ城公園は水まわりが、やっと色づきはじめた感じ
福島県二本松の紅葉の移り変わりを、こうして楽しめて、とっても贅沢な気分です。
箕輪門、石垣、堀切、井戸など、いくつかの城遺構を見学しつつ、高低差約120m。本丸目指して、ひたすら登っていけば…ど〜〜ん‼️ 奥羽山脈南部・安達太良連峰の裾野にある白旗が峯（標高345m）に築かれた本丸に登城！ま〜さ〜に、360度大パノラマが広がります。
すごい見通しが良くて、ここを攻め落とすのは大変そうですね。東を見れば、二本松の城下を一望。そして西を見れば、山頂に雲の帽子をかぶった安達太良山。その中腹には、安達太良山1500mの源泉から山肌の湯桶で湯もみされた岳温泉郷があるんですよね。あそこからここまで降りてきたんだなぁ〜なんてしみじみながめていたら
「秋の日はつるべ落とし」
安達太良山に沈む夕陽が、神々しい〜素晴らしい体験をさせていただき、ありがとうございました。また山頂を目指します。よろしくおねがいしますね。
安達太良山にご挨拶して、楽しい福島ウサトレは終わりをつげました。
二本松駅から郡山まで移動して、新幹線の時間までは、今日中に福島近辺しか使えない地域共通クーポンを使い切らなくちゃいけないな〜ということで、郡山駅で福島の路ビール（メニューにあえて「路」と書いてあった）と、福島の良質なタンパク源で打ち上げだ！振り返ってみれば、これが朝ごはん以来はじめて食べる、お菓子以外の食べ物でした。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
霞ヶ城の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する