畦ヶ丸-白石峠 晴天の西丹沢でのんびりスノーハイク


- GPS
- 05:49
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,012m
- 下り
- 997m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西丹沢自然教室-畦ヶ丸:沢沿いの道は一部倒木でふさがれ通りにくくなっています。丸木橋の多くに薄く雪が積もっており、凍結してすべりやすくなっているので注意が必要(日々状況は変わるでしょう)。登山口付近はまったく積雪無し。本棚を過ぎて尾根に取りついてから徐々に雪が現れ、善六ノタワを過ぎたあたりから増える。畦ヶ丸山頂直下の登りから突然積雪量が増え、パウダー状のためバランスを崩しやすい。 畦ヶ丸-モロクボ沢ノ頭:このあたりもパウダー状の雪で滑りやすく、注意が必要。 モロクボ沢ノ頭-白石峠:基本的には5−10センチ程度の積雪で歩きやすい。日なたの稜線上では雪の無い箇所もある。ただしところどころで笹が登山道をふさぐようにかぶさっており、雪が付着しているため顔にあたると不快。白石峠に近づくにつれ積雪量は増えてくる。 白石峠-用木沢出合:白石峠から白石の滝間は日当たりが良い箇所で雪が溶けかかっており、急な階段の下りでは注意が必要。白石の滝から沢への取りつきまでのトラバース路はパウダー状の雪が深い所では膝位まであり、バランスを崩しやすい。ルートを外れると踏みぬきに注意。沢に出てからは硬い雪質で歩きやすい。途中からまったく雪は無くなる。 |
写真
感想
昨日の雪で西丹沢が再び雪山となっていることを期待して畦ヶ丸へ登ってきました。
珍しく若者(高校生?)のグループでにぎやかな西丹沢行きのバスを終点で降り、準備をして8:50分に出発します。予想に反して登り始めはまったく雪がありません。しばらく進むと所々にうっすらと雪が現れますが期待していたほどではありません。これは外したかなと思いつつ歩を進め、二つの滝を見てから尾根に取りつきます。ここで先行していた二人の男性に道をゆずってもらい前に行きましたが、登山道にはまだトレースがついていました。前方にもう二人先行者がいるようです。
尾根沿いに進んで行くと次第に雪が厚くなり、畦ヶ丸まで2キロのあたりから次第に雪山らしくなってきました。畦ヶ丸山頂への最後の急登から積雪量が突然増えてきます。パウダー状の軟らかい雪でバランスを崩しやすく注意して登りましたが、先行者のつけたトレースのおかげでかなり楽ができました。
山頂に着くと二人の若い男性登山者が休憩していました。話してみると車で西丹沢自然教室まで来た、これから加入道山、大室山まで周回して帰る予定だと言っていました。
二人のつけてくれたトレースで楽に登ることができたことに礼を言い、一緒に避難小屋まで下ります。しかし彼らはすでに山頂で20分ばかり休憩をとったとのことでそのまま下っていきました。
私はここでカップラーメンを食べようと避難小屋に入ります。すると中には単独行の男性が一人くつろいでいました。どうも見たことのある顔のようだと思って話してみると、やはり新松田から同じバスに乗っていた方でした。この方は大滝橋でバスを降り大滝峠経由で登って来たそうです。私と同じくこれから白石峠経由で帰る予定のようでした。
30分ばかり休憩後出発することにします。男性はトイレに行かれたようでしたのでそのまま一人で小屋を後にしました。山頂直下の下りはやはり深く軟らかい雪のため滑りやすく、注意が必要でした。ほどなくモロクボ沢の頭に着きましたが、ここでおかしなことに気付きました。先行していた二人のトレースが白石峠方面ではなく、城ヶ尾峠方面は向かっているのです。何かの理由で急遽ルート変更をしたのかなとも思いましたが、気にしてもしかたが無いので先に進みます。
白石峠までの道はそれほど積雪が無く、大きな登り下りも無いので比較的楽に歩を進めることができました。トレースはありませんが迷うようなルートでは無いのでまったく問題は無かったです。峠に近付くとふたたび雪の量が増えますがそれほど歩きにくくはありません。ほぼ予定通りのタイムで白石峠に到着。
白石峠から用木沢出合までの下りは前回(1月27日)に歩いた時にはツボ足地獄で苦しんだところですが、今回も最大の難所でした。パウダー状の軟らかい雪が深いところでは膝近くまであり、急坂では滑りやすく苦労します。ここをどうにかやり過ごして沢に取りつくと後は歩きやすい道になります。用木沢出合に着いたのが14:24頃、これなら急げば14:40のバスに間に合いそうだということに気づき、急いで歩いてなんとか間に合いました。
今回のルートは無雪期だと若干物足りないかもしれませんが、標高の変化に応じて刻々と相貌を変えていく山の姿を肌で体験でき、プチラッセルもあり、タイミングよくバスにも間に合ったということで、自分にとっては満足のいく山行となりました。
山頂で会った二人が無事に帰ることができたのか少し気になりますが。
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