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Yamareco

記録ID: 270738
全員に公開
雪山ハイキング
奥秩父

滝子山 - 思いのほか楽しめる山でしたが、驚愕の場面に遭遇。

2013年02月17日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:11
距離
13.3km
登り
1,167m
下り
1,165m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:32
休憩
1:26
合計
7:58
6:45
4
6:58
7:03
15
8:14
8:15
71
10:09
10:50
2
10:53
10:53
6
10:58
11:02
4
11:05
11:05
125
13:10
13:24
45
14:08
14:08
8
14:16
14:20
14
14:45
14:45
5
14:51
ゴール地点
06:52 桜森林公園駐車場
07:00 寂惝荘入口分岐
07:04 寂惝荘
07:17 83号鉄塔
08:30 滝子山南稜
09:31 浜立山分岐
10:10 滝子山頂
11:00 鎮西ヶ池
11:20 石ノカラホト下(昼食休憩)12:28
12:59 難路迂回ルート分岐
13:23 モチガ滝?
13:31 難路迂回ルート合流
13:56 三丈の滝
14:20 道証地蔵
14:50 桜森林公園駐車場
天候 晴れ一時曇り
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
桜森林公園の駐車場(5台程度)、トイレなし。
公園に登山ポストは無いようでした。
コース状況/
危険箇所等
<アプローチ>
当初、中央道大月ICから国道20号経由でナビが案内する桜森林公園へのルートを進んで行ったところ、公園の300mほどの手前(中央道を越える橋の100mほど手前)の登り坂が、水が流れ込んで全面凍結していたため通過できず、迂回させられました。一時的なものかどうかわかりませんが、下山後に寄ってみた時も相変わらずでした。

<寂ショウ尾根の取り付き>
他の方のレコにもありましたが、昭文社の山と高原地図の寂ショウ尾根の破線ルートは実情と合っていないようです。桜森林公園から林道を登り、尾根に向かう林道との分岐は比較的すぐです。写真にある寂惝荘の木製看板が目印です。

<〜浜立山分岐>
寂ショウ尾根は、途中から岩稜帯になるので、岩が出始めたらストックは仕舞った方が良いでしょう。積雪はありましたが、浜立山分岐まではアイゼン・スパッツは付けなくても問題ない程度でした。実線ルートではありませんが、トレースはハッキリしており、尾根を外さず登れば道迷いの危険は少ないと思います。

<〜滝子山頂>
浜立山分岐(稜線)に出ると一気に積雪量が増えます(20〜50Cm)。サラサラの雪なのでアイゼンは無くても良いですが、スパッツはこの後ずっと必要です。

<下山ルート>
山頂から先は、よく歩かれているメジャールートらしく問題ありません。サラサラの雪が気持ち良いです。
ただ、感想でも書きましたが、沢沿いのルート上に鹿さんの無残な亡骸がありました。明らかに襲われたらしい状態だったので、この時期に熊?
いざ出発。車の温度計は-4℃でした。
2013年02月17日 06:52撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 6:52
いざ出発。車の温度計は-4℃でした。
林道からこの看板を右に入ります。
色も同化して読めないけど、たぶん「寂惝荘」?
2013年02月17日 07:00撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 7:00
林道からこの看板を右に入ります。
色も同化して読めないけど、たぶん「寂惝荘」?
ここが寂惝荘らしい。
案内に従い左へ。
2013年02月17日 07:04撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 7:04
ここが寂惝荘らしい。
案内に従い左へ。
83号鉄塔。
2013年02月17日 07:17撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 7:17
83号鉄塔。
一旦、林道に出て、右に20mほど行って再び登山道へ。
2013年02月17日 07:32撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 7:32
一旦、林道に出て、右に20mほど行って再び登山道へ。
寂ショウ尾根の主か?
2013年02月17日 08:13撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 8:13
寂ショウ尾根の主か?
岩場の始まりです。赤ペンキの目印があります。ストックは仕舞いました。
2013年02月17日 08:32撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 8:32
岩場の始まりです。赤ペンキの目印があります。ストックは仕舞いました。
今日は空気が澄んでいる。
2013年02月17日 09:09撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
2/17 9:09
今日は空気が澄んでいる。
通ってきた場所を振り返って撮っています。岩と木の間が狭くて、太めの人は厳しいかもよ。
2013年02月17日 09:17撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 9:17
通ってきた場所を振り返って撮っています。岩と木の間が狭くて、太めの人は厳しいかもよ。
浜立山分岐(稜線)に出ました。この先も雪が深そうなので、ここでスパッツ・アイゼン装着。
2013年02月17日 09:31撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 9:31
浜立山分岐(稜線)に出ました。この先も雪が深そうなので、ここでスパッツ・アイゼン装着。
正面は三ツ峠かな。私が行った時は眺望なしでしたが、今日はまさに絶景だろう。
2013年02月17日 10:02撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
2/17 10:02
正面は三ツ峠かな。私が行った時は眺望なしでしたが、今日はまさに絶景だろう。
吹き溜まりは、こんな状態。
2013年02月17日 10:05撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 10:05
吹き溜まりは、こんな状態。
ついに登頂。ザックのポケットに刺していたペットボトルの水は凍っていました。
2013年02月17日 10:10撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 10:10
ついに登頂。ザックのポケットに刺していたペットボトルの水は凍っていました。
ドンヨリ空ですが、視界は良好。ほぼ360度の眺望は見事でした。
2013年02月17日 10:26撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10
2/17 10:26
ドンヨリ空ですが、視界は良好。ほぼ360度の眺望は見事でした。
メジャールートに出ると、トレースばっちり。
この後すれ違った熊鈴を付けたオジサンに「熊情報」を聞く。
2013年02月17日 10:51撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 10:51
メジャールートに出ると、トレースばっちり。
この後すれ違った熊鈴を付けたオジサンに「熊情報」を聞く。
鎮西ヶ池。案内板には「鎮西ヶ池山頂」って書いてあった。???
2013年02月17日 11:00撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
2/17 11:00
鎮西ヶ池。案内板には「鎮西ヶ池山頂」って書いてあった。???
気持ちいいですねぇ。つい、わざとトレースを外したりしてしまいます。
2013年02月17日 11:11撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
2/17 11:11
気持ちいいですねぇ。つい、わざとトレースを外したりしてしまいます。
石ノカラホトに向かう斜面に、雪のない場所を見つけ昼食タイム。
2013年02月17日 11:51撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 11:51
石ノカラホトに向かう斜面に、雪のない場所を見つけ昼食タイム。
沢に出ました。
2013年02月17日 12:36撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 12:36
沢に出ました。
休憩舎?
ここでアイゼン外しました。
2013年02月17日 12:47撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 12:47
休憩舎?
ここでアイゼン外しました。
難路と迂回ルートの分岐。左へ。
2013年02月17日 12:59撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 12:59
難路と迂回ルートの分岐。左へ。
ルートを塞ぐように突然鹿の亡骸が。確かに食べられているようでした。
2013年02月17日 13:14撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 13:14
ルートを塞ぐように突然鹿の亡骸が。確かに食べられているようでした。
これはモチガ滝?はっきりしないが、本物はルートから少し外れるみたいなので違うか。
2013年02月17日 13:23撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
2/17 13:23
これはモチガ滝?はっきりしないが、本物はルートから少し外れるみたいなので違うか。
これは三丈の滝。案内板がありました。
2013年02月17日 13:56撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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2/17 13:56
これは三丈の滝。案内板がありました。
そろそろ終盤だ。
2013年02月17日 14:08撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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2/17 14:08
そろそろ終盤だ。
終わりたくないよぉ。
2013年02月17日 14:10撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 14:10
終わりたくないよぉ。
ここにも鉄塔。
2013年02月17日 14:15撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 14:15
ここにも鉄塔。
慎重に橋を渡ったら、
2013年02月17日 14:18撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 14:18
慎重に橋を渡ったら、
あぁ、道証地蔵が待つ林道に出てしまいました。
2013年02月17日 14:20撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 14:20
あぁ、道証地蔵が待つ林道に出てしまいました。
雪が残る林道を、轍を避けて下ります。
2013年02月17日 14:21撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 14:21
雪が残る林道を、轍を避けて下ります。
途中、こんな容姿のないお地蔵さん(?)が。
2013年02月17日 14:39撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 14:39
途中、こんな容姿のないお地蔵さん(?)が。
林道を約30分歩き、今日も無事戻りました。
2013年02月17日 14:49撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2/17 14:49
林道を約30分歩き、今日も無事戻りました。
撮影機器:

感想

2週間ぶりの山です。前から気になっていた滝子(たきご)山を歩きました。
前日、「今夜は娘が泊まりに来るから早出した方がいいんじゃない?」とカミさんに勧められ、22時頃に自宅を出て車中泊となりました。(どういうこと?)

桜森林公園に停めて寝るつもりが、もう少しというところで思わぬ路面凍結に合い、とりあえず近くの駐車スペースで朝まで寝ることに。で翌朝、改めてナビを見て、何とか迂回ルートで公園まで行くことができました。

山頂までは、約1000mを一気に登る感じで息が上がりますが、雪と景色と、山容も登るにつれ変化し、休みながら退屈することなく歩けました。途中の岩稜帯も手掛かりは十分なので、急ではあっても危険は感じません。ただ一つ注意しなければと思ったのは、ザックの横に縛ったストックが、意外と木に引っ掛かってしまうことです。なるべく端っこを出さないような縛り方が必要だと感じました。

浜立山との分岐(稜線上)に出ると一気に雪が多くなり、スパッツを付け、ついついはしゃいでしまいました。サラサラの雪に新しいトレースを付けるのは、不思議と気持ちの良いものですね。

貸切状態の山頂では、後で山名を確認する目的もあって、写真を一杯撮りました。残念なのは、山梨百名山の標柱と富士山に自分を入れたカットが撮れなかったことです。不安定なストックにカメラを括り付けたり、いろいろ試みてはみたんですが、、、結局諦めました。

今日は、けっこう良さげな昼食場所を見つけてのんびりできました。
ルートから少しだけ外れたゲレンデ状の斜面の端に、雪が無いスペースがあったので、そこでいつものカップヌードル(カレー)と、食後のネッスルゴールドブレンドのスティックコーヒーです。時々、枝に残っていた雪が風で落ちてきますが、全然許せます。

帰路は暫く進むと沢沿いとなります。心地良いせせらぎや小さな滝をいくつか見ながら下りました。秋の紅葉の頃もきれいに違いないと思います。

滝子山、時間的にも丁度良いし、尾根筋、岩場、沢沿いと変化に富み、車利用者にはアクセスも良いし、私の中ではベスト10に入るかもしれないほど面白い山になりました。


ところで、滝子山頂から下山を開始して鎮西ヶ池に向かっている途中で、熊鈴を鳴らしながら登ってきたオジサンから、「この先で鹿が死んでいた。」という話を聞きました。オジサンはそれを見て、慌てて鈴を付けたんだそうです。この時期に熊とは信じがたいですが、かと言って熊でないとしたら何?ですよね。オジサンには、現場である難路のルートは避けるように言われましたが、私はあえて進み確認しました。確かに、何かに獲物として襲われたようでした。雪は被っていないので、割と最近なのでしょう。一体何者の仕業なのでしょう?

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コメント

RE: 滝子山 - 思いのほか楽しめる山でしたが、驚愕の場面に遭遇。
はじめまして。

私は冬になると中央線沿線や奥多摩あたりのマイナールートを良くうろつくのですが、何回も熊に遭遇しています。
民家のほんの裏だったりします。

このあたりの熊ちゃんは冬になっても全員冬眠してるとは限らないようです。

餌が足りてないのか、イライラしてるという話を聞いたこともあります。

ある時は、奥多摩の倉戸山手前で深夜に脅されたこともありますsweat01

急に鉢合わせすると驚かせてしまって申し訳ないので、見通しの悪いところは手前から声をかけたり笛を吹いたり合図するようにしていますが、その時はかえって向かってきました(@_@)
幸い事なきを得ましたが(^_^;)

しかし、熊鈴やラジオの使用は十分周りの状況を確かめた上で、本当に必要な場面に限って欲しいなぁと思っています。

人が大勢居るようなところはあちらから避けてくれますからね!(^_^;)

あれをずっと聞かされるのはツラいものがあります(^_^;)
2013/2/21 15:19
RE: 滝子山 - 思いのほか楽しめる山でしたが、驚愕の場面に遭遇
bunacoさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。
そうなんですか!?
必ず冬眠するわけではないんですね。
冬には熊はいない、などという固定観念は捨てることにします。

それにしても、何回も熊に遭遇しているって、すっごいですね。幸い私は一度もありません。

私も静かな山が好きですが、冬山以外では基本的に鈴は鳴らしています。人間に知らせる意味もあったりして・・・ただ、ラジオは私もチョット・・・ですが。

貴重な情報をありがとうございました。

kinoe
2013/2/21 22:51
シカさん…
死体を様々な動物があさったんじゃないでしょうか。
冬にそんなにアクティブな狩をする熊を想像したくありません。
熊氏「腹減ったし、あいつをヤルか」
2013/3/21 1:36
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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