御嶽山 〜標高が低くても立派な山〜 [福井県 美浜町]


- GPS
- 02:51
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 608m
- 下り
- 605m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険はないが、クマの痕跡は色っ濃いので注意は必要 |
その他周辺情報 | 三方駅の近くに天然温泉あり。 |
写真
感想
11月はどうも仕事が忙しく、身体の疲れも相当なものだ。
そのためにキツい山とか縦走とかからは自然と離れて緩くて低い山を選ぶようになる。
そういった山ならいくらでもあるので選択肢は多い。
そんな中で気になっていた山があって、それは美浜町の御嶽山だ。
本家の御嶽山じゃなく『おたけ』と読むし地味なイメージも拭えないが、美浜の海岸からは堂々とした風格を持っている。
一般的な取り付け口は国吉城資料館からになるのだが、尾根の末端からも行けるみたいなので、そこから登ることにした。
害獣柵から入ると意外にも階段になっていて整備されていた。
階段の先にはお堂が祀られてあり、そこから先は階段は愚か道すらも無くなった。
ただ、案内板はあるので尾根伝いに進める。
86mピークに辿り着くと美浜の名に恥じない美しい海岸線の景色が楽しめる。
よくよく考えてみればたった86mとはいえ登山口は12mしかないので良い景色が見れて当然かもしれない。
86mピークからはハッキリとしない踏み跡をただひたすら進んでいく。
暫く進むと尾根は段状になり始め、これが国吉城跡の入り口にもなっていた。
国吉城の中心からは美浜の市街地や雲谷山、更に小浜の久須夜ケ岳も拝めることが出来る。
国吉城跡から先に進むと鬱蒼とした樹林帯に入り、きつい登りをこなす。
仕事の疲れが酷いせいか、この程度の勾配でゼーゼー言う始末だ。
急登が少し和らぐと巡視路に入る。
この巡視路、鉄塔じゃなく電柱なので違和感がかなりあったが、登りきったときにその理由が分かった。
その電柱の行き着く先は福井テレビのアンテナだった。
若狭地域に流すためのアンテナなので巡視路を作るくらい重要な施設だ。
その先は林道を少し歩く事になるが、この区間は木に爪痕が色っ濃くあり、こんな事が出来るのは他の何者でもなくツキノワグマだけだ。
そこそこの数は居そうなので注意したい。
その近くの三角点『麻生』を訪問したあとはグングン登るようになり、木々も次第にブナが多くなって紅葉も素晴らしい。
自然と山頂直下に入ってるときに注意したいのが尾根の東側は切れ落ちている事だ。
山頂に登りきればその標高とは思えないくらいのブナ林が待っていた。
美しい紅葉の中での山頂の切れ落ちた東側からは美浜の海岸線を始め、西方ケ岳を筆頭とした敦賀半島、そして山向こうに敦賀市内と全然見劣りしない景色だ。
天気が微妙で長居すると寒いので早々に山頂を後にする。
紅葉を楽しみながら国吉城跡まで下ったら、今度は資料館に下りていく。
資料館からの道は流石にかなり整備されており、上から見るとまるでプラレールのような階段の葛篭折れになっている。
登ってくるのは登山者でもない観光客なので、思いっきり息を切らせながら登ってきていた。
資料館に立ち寄ることもなくその場を後にして、車が置いてある『ハナノキ』まで戻った。
『軽いハイキング』のつもりで登った訳だが、よくよく考えてみれば、いくら標高540mの低い山とはいえ、下は標高10mなので一般的な登山と大して変わらない標高差なんだよな。
西方ケ岳や雲谷山もそうだが若狭地域は登山口の標高が低すぎるのが特徴だと思う。
だからこそ標高が低いといっても侮れないんだよな。
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