表妙義 白雲山縦走 運命の壁へ
- GPS
- 08:26
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 1,141m
- 下り
- 1,163m
コースタイム
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 3:04
- 合計
- 8:25
相馬岳で昼食休憩。
天狗岳手前の岩峰で再び小休止。大のぞき・奥の院・大の字(未登頂)手前で小休止。
天候 | 晴→曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
タルワキ沢からは多少道荒れ。 稜線はもちろん危険だが、案内・赤テープ・立ち入り禁止テープなど目印は充実。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ヘルメット
|
---|
感想
高山帯の紅葉のピークは過ぎ、11月は低山・里山へと色づきは進んできた。去年もそうであったが、11月は岩峰と紅葉を観に行くのが恒例となった。今回は4年前に登頂した表妙義。それを発展拡充し、様子を見ながら相馬岳から妙義神社までの白雲山縦走ルートに挑んでみた。
中間道からタルワキ沢に入り、天狗岳と相馬岳の垂直の切り立つ岩峰の間から稜線に入るルートは変わらず。まずは分岐を右にいき天狗岩手前の岩峰へ。相馬岳を見ることができ、裏妙義方面の眺望もよい。そこで縦走ルートから進んでくる方々に話をきき、道は乾いているとのことで挑戦を決断。とりあえず相馬岳を登頂し、最難関の金洞山のゴジラの背中のような岩峰群をみる。
天狗岳に戻り、ここから核心部へ。まずは30mの鎖場をほぼ垂直に上る。途中で腕に疲れが。そこを越えると大のぞき。木々でなかなか眺望が開けなかった南側が開け、富岡藤岡方面の河岸段丘がよくみえる。
次に現れるのがセビレ岩で、足場はしっかりしていて登りは恐怖感はそこまで感じないと思うが、下りはとても怖い。30センチほどの通路の両側が切れ落ちているのでバランスを崩した時のことを考えるとひやひやする。
しばらく樹林で守られた岩場を通り過ぎると、最後の難関ビビリ岩。これはほぼ垂直の岩場を斜め横に鎖をつかってトラバースする岩で、一度下がってしまうと、鎖から距離が離れ、滑落の危険が出てくる、斜めの線を維持しながら横へ進んでいくのはプレッシャーで一番恐怖を感じた。さらに岩から地面に降りるところも、ややハング気味で横移動後にそれを越えるのがまた難しかった。
稜線は3つの難所を越えれば終了で、大の字に向かって、斜面を降りていくが、注意が必要なところは死亡事故も発生している、奥の院直上の岩盤。トラバースと垂直におりる比較的長めの鎖場が続く。腕・股の疲労が目立つのと、稜線の危険箇所を通過して緊張が解けていることから事故が起こりやすい、注意しながら降りればそれほどの危険ではないのだが、ここは岩というより自分との戦い。
そこを下れば若干の鎖場はあるが、一般登山道にはいり、50分ほどで妙義神社へ。生還という言葉がふさわわしい、本当の安心を神社に降りたとき感じた。あとあとインターネットでの妙義山の記事をみればみるほどその危険さに戦慄した。やり遂げた充実感以上に自分たちが事故にあわなかった幸運のほうを強く感じた。大変な難路であった。もし訪れる方は最大の情報収集をつよくお勧めする。
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