八方尾根ゴンドラリフトから八方山
- GPS
- 08:26
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,436m
- 下り
- 1,426m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ、強風 翌日は雪、吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
アルペンクワッドは午前中動かず グラートクワッドは終日動かず |
コース状況/ 危険箇所等 |
ゲレンデ上のスキー登行は特に問題なし。ただ強風には注意。 八方池山荘より上は本格的山岳地帯となり、稜線は強風、表面も氷化または新雪吹き溜まりやや締り気味、という感じで山スキーならスキーアイゼンは必須。 スキーシールをはがす作業中、スキー板が強風で飛ばされるような勢い。 実際グローブを飛ばされた人もいて、予備のグローブでしのいだりしました。 |
写真
感想
所属山岳会のスキーツアーで、八方尾根で行ってきました。
イケイケ(?)のUさんの乗りで、「唐沢岳を目指す」ということで前夜23時の出発。集合場所まで遠い私は20:50に出ました。
睡眠時間は1時間半くらい、いざゴンドラを目指すも強風でまだ動いてないとのこと。9時には運行開始とのことで、並んで待機。八方も外国人が多い!だからスタッフも結構英語OK。
ゴンドラは回数券8ポイントが必要なので、32ポイント3000円の回数券を4人で割って登る。さてその上のリフト2本はまだ動いておらず、予定も立ってないらしい。10時まで待って動かなければスキーで登ろう…という話になり、時間切れでスキーで登ることに。
パウダー好きな一般スキーヤー、ボーダーが既にツボ足で登っている。彼らはパウダーランのため。我々は唐沢岳狙いのため?(この時点で既に無理と判断し、どこまで行けるかなぁと話してましたが)
登りは体力勝負、年齢の比較的若いKさんと私が先導。Uさんは安定したペース、Yさんはこの後別のツアーもあるので体力温存のためか、休憩したいを連発(笑)。
アルペンクワッドは何とか1時間程度で登り、リフト降り場で強風をしのいでいると、Kさんのアウターグローブがあっという間に風で飛ばされてしまいました。
こんな時でも何人かが予備グローブを持っているのが山岳会の強み。失くしたのは惜しいけども継続できる。実は、飛んで行ったグローブに名前が書いてあったので、誰かが届けてくれて何と無事に還ってきました。何でも名前は書いておくべき、そういや私は書いてない。書かないと。
休憩するレストランはまだオープンしてませんでしたが、準備のため雪上車で登ってきたスタッフが待機されていて、中に入れてくれることに。ではやはり何か注文しないと、ということでコーヒーを飲んでほっこり。さきほどのYさんは赤ワインにしてここで戦線離脱宣言。
しばらく休憩して次は八方池山荘を目指します。ここまで外国人(多分オージー)も登ってきてて、手袋を普通に置いていたので飛ばされないように注意を促しておきました。基本陽気な人たちです。
強風はさらに厳しく、尾根沿いに立つとものすごい風で歩くことができません。風下側に入って歩きます。ここはおよそ40分くらいで、何とか山荘に到着しました。
山荘は他のお客さんもおらず、登山者と言うことで大目に見てもらって休憩。でもせっかくなので牛丼を注文しました。900円なり。みたら店員さんのお昼も牛丼でした。私のメニューに合わせてもらったということですね。
さて八方池山荘でほっこりしてからはいよいよゲレンデ外の登山に入ります。ルートはまさしく八方尾根沿い、ガリガリの斜面か、少し新雪の乗った斜面をスキー登行します。ガリガリの斜面はさすがにスキーアイゼンを食い込ませながらの登行になります。一度Kさんのディアミール + スキーアイゼン(クトー)でクライミングサポートmaxにした状態で、アイゼンが食い込まなかったため、少し滑り落ちる事件がありました。これが急峻な斜面だと結構危険なことになる恐れもあります。
しかしもっと危険なのは、スキーからシールを剥がしてチートシートにつけるところです。八方山に到着してその作業をするのですが、何せ強風、私の太い板はそのまま強風にあおられて板が飛んで行きそうでした。Uさんのインナー手袋も飛ばされてしまいました。とにかく、最悪シールが飛ばされてもいいけどスキー板だけは飛ばされたくないですし、TLTビンディングの装着の難しさも相まって大変な作業になりました。
ではようやく念願のスキー滑降、西側斜面を少しトラバース気味に滑走します。しかしノーマルの板ですと、よく締まった深い新雪に板を取られて、一度もぐると転倒するしかありません。Kさんのビンディングの前方開放値が5ということもあって、転倒するたびに外れる安全仕様。あんな強風の中で外れた板を装着するのは大変な作業だったと思います。そこを過ぎれば、それほど食い込む斜面もなくなり、なんとかアルペンクワッドの上まで下りて来ました。いつの間にかアルペンクワッドは運転を開始していました。
この日はゴンドラ上で休憩し、そのままボトムまで滑走しました。八方尾根はスキーヤー比率が異様に高く、そのため斜面はコブコブ。野太い板では滑りにくいこと千万、コブのトップで飛んで回転するのが一番楽です。
当日の朝出発組とも合流し、少し滑ってそのまま宿へ。深夜には夜出発組とも合流
して軽く宴会ののち、翌朝を迎えました。
翌朝は雪の降る一日、強風もありゴンドラは動かず、リフトも上半分は動いてませんでした。昼間では混雑してましたが、午後は嘘のようにリフト待ちがなくなり、降り積もったパウダーを満喫しました。こういう場面では野太い板が大活躍です。
ゲレンデのリフトを利用した登山ですと、リフト運行によって行動の計画が左右されるのが大きいですね。ま、強風でリフトが動いていないときはおとなしくしているのが一番安全かな〜と思います。
まともにスキーというものをしたことがないんで 専門用語が理解できませんが 雰囲気かっこ良さそうです 。
(ビンディング、シール、コブ・・・?バックカントリーの意味もあまりわかっていない)
一年を通して霊仙、御池、藤原(たまに伊吹かムフフ山)の3山で充分満足な私ですが3日はどうやらお天気にも恵まれそうですね !
詳細がまだらしいですが 早くしないと丁字尾根経由のボタンブチ直登で山頂まで行ってしまいますよ〜(丁字尾根は結構本気だったりする )軽パジェロでどこまで行けるかチャレンジ!
昔はみんなのスポーツ、「女子とお泊りムフフ するにはスキー旅行しかなかった」とUさんも話してました
今やわざわざそんなことしなくても、若者たちはフツーにお泊りムフフ できますから、お金をかけて道具を揃えて、寒い中で繰り返し繰り返し練習しなければならないスキーなぞ興味の対象外だそうです
ん?前日に丁字尾根から攻めると?もちろんゴロ谷から雪のボタンブチ直登ですよね
そういや3日の待ち合わせ場所は国道の三重県側ゲート前なので、yuconさんはちょっと遠回り…あ、でも長浜からならそうでもないですか
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