昇仙峡周回〜弥三郎岳から仙娥滝(長潭橋への帰路大失敗)
- GPS
- 04:21
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 686m
- 下り
- 434m
コースタイム
- 山行
- 3:19
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 4:16
13時30分ごろ、仙娥滝を見学し、そこで同行の3人と離れてしまい、私はiPhoneがバッテリー超低下で使用できないので、位置、方向が確認できないまま、独りで出発した長潭橋に向かいました。
15時くらい。そろそろ着くはずですが???? 千代田小学校というところを通過し、千代田湖というダムの湖水を堪能。さらにさらに道路を下っていきました。
こうして車道を歩くと、なぜか、ここを通ったはずだという記憶が出てきたからです。そんなポイントが確か4つほどあり、すぐに長潭橋と信じて歩き、15時半くらいになりました。
バイクで通りかかった地元の人に聞きました。方向と道路がずれていました。そして駐在所があり、詳しい道順を教えてもらいました。どうやら数キロ、違う方向に来たようで、やっと帰還すべき目的地に着いたのは、16時半を過ぎていました。恐らく今回は予定よりも7〜8キロ余分に歩いたことになります。同行者は15時23分に戻っていたので、私は1時間10分くらい余分に彷徨ったことになります。
教訓として、書きました。
天候 | 快晴(超青天) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最初は車道、左の登山道口から開始。早々すこし急登がしばらく。ある程度登ると穏やか。平日の金曜日のためか、他の登山者はたった一人だけ。昇仙峡は有名な観光地だが、山に登る人は多くはなく、秋の落葉が降り積もった道は、人の歩いた痕跡がなく、途中方向を見誤りそうになったところも。ただし、標識など整備はされていて、ほぼ安全。残念だったのは、展望台(ロープウエイの山頂駅)のところから、ぐるっと右に大きく巻いて、ロープウエイの下の駅までに至る道。ずっと道路をだらだらと下るので、紅葉がなかったら退屈そのもの。後半は、アスファルトの車道になり、ハイキングにしてもおもしろくありません。この道ではなく、ロープウエイ山頂から、ロープウエイの下をショートカットする下山道への標識がありました。たぶん急登で危険な道かもしれませんが、この周回コースでは、この道の方が、車が通れる道ではないので、絶対に良いと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
★予備電池(忘れた)
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | iPhone(ヤマレコ用)の補助バッテリーを車に置き去りにし、携帯するのを忘れ、ロープウエイの仙娥滝駅で、残量が8%になったため、ヤマレコはそこで終了しました。GPSを使うと、数時間しかもちません。補助バッテリーを忘れたため、そこから車を駐車した長潭橋まで数キロ以上あり、私は独り、車道を行きましたが、スマホで位置・方向の確認ができなかったため、大きく目的地からずれたぶん以上7〜8キロくらい余分に車道を歩き、帰還が遅れました。予備電源は忘れないようにしましょう。 |
感想
●道迷い再び
山の道は恐ろしいです。地図が大事です。が、iPhoneがGPSにもなるので、スマホがあれば、位置と方向は紙の地図がなくてもなんとかなります。逆に、スマホがあれば、より正確に道案内をしてくれます。
ただしこれは、iPhoneが、スマホがきちんと機能していることが条件です。私前に、大小山を周回しようとした時に、台風の雨に見舞われ、プチ遭難しましたが、この時は、スマホが雨に濡れて上手くコントロールできず、位置や方向の確認に手こずりました。雨に濡れると、指で画面を操作できなくなるのです。
今回は、バッテリー切れでした。ヤマレコを使って登ると、GPSが作用しバッテリーが激しく消耗します。私は新しいiPhone7ですが、5時間くらいで10%くらいになります。下山が完了してない場合には、その前に予備バッテリーで充電しながらとなりますが、今回は予備バッテリーを車に置き忘れました。
そのために、スマホのGPSが使えなくなり、位置と方向の確認ができず、道を迷ってしまったわけです。
●道路標識の見落とし
私は自分が歩いている車道は、確実に長潭橋方向に行っていると確信していました。しかし実際は、その道は渓谷沿いの別な道であり、そこへの分岐案内を、どこかで見落としていたことになります。もう一つ、道路標識の見落としがありました。道路の分岐しているところは、一方向だけでなく、逆方向等も充分に標識を確認すべきでした。それをしていれば、今回の道迷いはなかったはずです。よい教訓となりましたが、はずかしいことでもあります。
●トンネルの恐怖とエコーの悦楽
車道のトンネルを歩いて通る経験はほとんどないでしょう。今回は、車道のトンネルで、脇に歩道があるところが3ヶ所くらい。歩道がないのが7〜8ヶ所あり、歩道がないトンネルは、とても危険でした。しかし、車がなければ、格好のエコーを楽しめる遊びの場として最高です。試しに一声「キャーーー」と叫ぶと、「き〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と大音響が波状的に響き渡ります。音程に変化をつけて、「うわぉーーーン」とやってみると、華麗な音の花火のように豪快に愉悦の音響が飛び交います。そんなチャンスがあったら、ぜひやってみてください。
【追記】
●白山展望台入口の「この付近の地質の解説」
金峰山付近に発達した花崗岩帯は、下黒平の南で中津森の小仏層と接し姿を見せなくなるが、昇仙峡の仙娥滝の上から現われ昇仙峡の両岸を南方に延びており、自然観察路の終点である宮沢橋の少し南からこの白砂利付近一帯までに及んでいる。
これらの花崗岩は粗粒の黒雲母花崗岩で時にペクマタイト(巨体な結晶をした花崗岩で鬼御影ともいう)や細粒の花崗岩を含んでいる場合もある。しかし一般に粗粒であるため風化しやすくパノラマ台やここの白砂利はそのような風化によってできたものである。
「南アルプスの山々」として紹介されている看板。左から「櫛形山(2052m)」、「広河内岳(2895m)」、白根三山「農鳥岳(3052m)」「間ノ岳(3189m)」「北岳(3192m)」、鳳凰三山「薬師岳(2762m)」「観音岳(2841m)」「地蔵岳(2779m)」
●弥三郎権現のお話し
この羅漢寺山弥三郎岳の名称は……
その昔、甲斐の国、御岳(みたけ:今の昇仙峡)にある名称羅漢寺に弥三郎という酒造りの名人が寺男として住んでいました。
この弥三郎は、武田家の勝ち戦の祝い酒なども造り、大変重宝がられておりました。が、この弥三郎は大の酒飲みで失敗が多く、その非を住職にいさめられ、一斗の酒を最後に禁酒を誓い、その夜、この頂上より天狗になって消えてしまったと伝えられ、いつの頃からか、ここは弥三郎岳と呼ばれ、弥三郎権現としてこの頂上の南側絶壁の岩穴に、現在も酒の神として本殿が祀られております。
現在でも、近郊近在の醸造主がお参りに来たものです。
●八雲神社(八王子山)
祭神 夫婦神 素盞鳴尊・櫛稲田姫命
由来
永禄七年三月(今より約四百年前)建立
当地甲斐の国巨摩郡・猪狩村の氏神で古来より石柌内には石棒を安置して祀り、夫婦和合と武運の神として地元猪狩村はもとより近郷・近在の民衆からの信仰は厚く、縁結びの神としても知られ、この地が金桜神社の古い参道の要所であったこともあり、参詣者の休息と道中の安全を祈願した処であります。
境内 一三八十坪
拝殿は昭和四十三年十月再建
(テキスト引用:https://ja.monumen.to/spots/958)
以上
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