花じょろ道から高松山・尺里峠(第六天)松田山河津桜・お花見ハイク
- GPS
- 06:04
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 977m
- 下り
- 1,154m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
花じょろ道は「虫沢古道を守る会」が整備した道で、50mおきに標高を示すプレートがあり、道標もたくさん設置されている。高松山・尺里峠まで安心してあるける道。ハイカーはまだ少なく、今回は一人も会わず、静かな山歩きを楽しめた。花じょろ道自体は、八丁集落まで通じており、昔、花嫁が歩いた道としてPRされている。ヒネゴ沢乗越と高松山山頂の間に八丁集落に向かう分岐がある。八丁まではかなりの急降下らしく、また山北駅までは、かなりの距離になるようだ。 高松山ー尺里峠:男坂、女坂があるが、すぐ下で合流するので、どちらでも大差ないが、男坂のほうが距離は当然短い。急坂には支えがあり、心配ない。 尺里峠ー第六天:尺里峠=第六天なのか、その少し上の596mピークが第六天なのか??−−尺里峠=第六天のような道標があるが、596mピークに登ってみると、ピークにテープの上に手書きで第六天と書かれてあり、三角点もある。しかしピークには第六天(神仏習合時代の第六天魔王??)自体に関しては、なんらの祠などなく、よくわからない。 尺里峠ー最明寺史跡公園:途中、高松集落の中で近道があるが、上には道標はないーー下には近道道標あり。ただしこの道は民家の庭先を通過するので、断りを入れて挨拶する必要あり。 最明寺史跡公園ー松田山:前回は史跡公園から上の道を自然館・ハーブガーデンに向かったが、今回は下の道から松田山40分という古い道標に従って歩いてみた。途中、松田自然館(ハーブガーデン)に向かう道に合流する踏み跡もあるはずだが、道標はなく、今回は探索をあきらめた。この下山道は松田山とは谷一本(というか数本かな?)違う。そのまま下れば高速に出て、桜祭り会場まではそこから20分弱で出る。 |
写真
感想
今週一番の好天になりそうだったので、二週間前に咲いていなかった松田山桜祭りを再訪、その前に、これまた前回気になった花じょろの道から高松山、第六天を通って松田山に向かう計画。
始発の小田急に乗って新松田駅始発の寄行きバスに乗り、田代向で下車。他のハイカーは皆寄に向かったらしい。鍋割かシダンゴ山だろうがロウバイ祭りは終わっているーー。
田代向バス停から橋を渡ると前回歩いたみどりの風自然歩道との分岐に出る。そこから虫沢川沿いに右に進み、分岐から五分くらいで尺里峠への道が分岐、ここにも「虫沢古道を守る会」の道標と「花じょろ道」の説明書きがあった。ここに標高300mの表示があり、以後高松山から尺里峠まで50mごとに標高表示板があった。道標やチェーンソーアートが飾られ、守る会の活動振りがうかがわれる。
分岐から10分足らずで虫沢林道の表示、そこから7分くらいでヒネゴ沢の橋を渡り、花じょろ道の入口に出る。標高390mの表示と道標にはチェーンソーアートがついている。入口の階段をしばらく進み、やや広い道に出る。しっかりしたつくりの道で、歩きやすい。道標もたくさんあり至れり尽くせりだ。林道の作業道と交錯する場所が多いので道標も多くなる。入口から25分くらい歩き、標高550mをすぎると植林の樹木の間からヒネゴ沢乗越方面の稜線が見えはじめる。さらに20分ほど歩くと8時半過ぎ、標高700m地点に出てきた。ヒネゴ沢乗越は720mなのでもうすぐだ。ヒネゴ沢の源頭付近はなだらかな印象だ。2−3分で乗越に到着し、4匹の動物彫刻がお出迎え。ここは八丁ー虫沢(花じょろ道)、秦野峠・シダンゴ山ー高松山・尺里峠の十字路になっている。
高松山に向かう。すぐ先で別の八丁分岐があり、おそらく途中で合流する道か?そのすぐ先で岩場の注意書きがあったが、ホンの短い下りで普通に歩けば危険は少ない。鹿柵に沿った道を5分ほどでビリ堂分岐、その3分先に山頂があった。
8時54分到着、久しぶりに富士山がくっきり見えた。今日は暖かくなるはずだが、意外と風が冷たく、撮影して少し補給し、9時5分過ぎにすぐ出発。
はじめ女坂を進もうとしたが、道の状態を見て考え直し、男坂から下る。すぐ下で道は合流、山頂から10分もたたないうちに標高700mまで下ると、なだらかな場所に出る。さらに15分くらい下ると真弓が丘に出る。そのすぐしたの桜平や富士見台からは再び富士山を見ることができた。ほどなく尺里峠の手前に出ると、古い石像の隣に守る会が設置した新しい「他化自在天」=第六天=の石碑があった。石像は馬頭観音のようにも見える。これが第六天だとしても、地図にある第六天は峠の少し上の569mピークのはずだーー。このあたりの事情はよくわからないが、とりあえず、峠に降り立って周囲を見る。虫沢と高松・尺里集落を結ぶ林道が通っており、直進すると今日のコースである最明寺史跡公園に向かう。569mピークはその道よりも北側の尾根の上だ。入口がわからず、かすかな踏み跡をたどり、強引に斜面を登っていくと赤テープのある尾根道に出て、すぐピークに達した。三角点付近の樹木に青と黄色のテープが巻かれ、そこに第六天と書かれている。しかし第六天の石像も祠もなく、下の石像は移設したのか、あるいは第六天でないのか、あるいはそもそも第六天は569mピークではないのかーー、これまでの記録を見てもそこは不明だ。疑問は晴れないが、とりえあえず先に進む。
赤テープに従って峠まで戻ると、虫沢よりの林道の地点に降りてきた。尺里に向かう舗装道路と逆方向の最明寺史跡に向かって歩き出す。富士山を見ながら広く気持ちの良いダート道を進むと、10時前、鉄塔が見えてくる。この送電鉄塔は前回みどりの風自然歩道のときに出会った鉄塔と同じ送電線だ。なおも進むと高松集落に出て、道が分岐する。最初は道標があったが、道標のない分岐で立ち止まる。このあたりはいくつも道が交錯していてわかりにくい。舗装道が大きく湾曲する分岐で地図を見て左の細い道を進んでみる。農家の私道のようだが、農作業をしている住民に尋ねると、この庭先を右に進むと史跡公園に通じる道に出るという。前に見える山を越えるようだ。
そのとおり進むと、少し先で近道の表示。登りでは道標があるようだ。さらに道標に従って進む。振り返ると高松山や送電鉄塔がすでに遠くに見える。鉄塔から15分くらいで最明寺史跡まで30分の表示、しかしすぐ2−3分先で20分になっている。そのあたりから道は再びダート道になり、山道ののぼりになる。しかし中腹を進むので大した登りにはならず、20分くらいで分岐に出る。どちらも最明寺史跡に通じるが、登り道と下り道だ。登りは前回みどりの風コースからゴルフ場脇の稜線を歩いた道に出合う道。下は直接史跡に出るはず。少し登って丹沢表尾根の見える場所で撮影し、戻って、下の道を進む。
10分くらい進むと最明寺鐘撞堂跡を通過、すぐ先で史跡と松田山入口の分岐に出る。この道標は古く朽ちかけている。一旦史跡に出てみるが、下の道もきれいに整備されているので進んでみる。すでに11時近いので、空腹を感じ、日当たりの良い場所にザックをおろしてコンビニのおにぎり弁当(250円)を半分食べ、少し残しておいた100円サンドウィッチも食べて出発。
5分もたたないうちに舗装林道に合流、おそらく前回最明寺史跡の少し先で別れた林道だろう。この下で再びその道と合流する旧道があるはずだが、道標などは一切ない。いくつかそれらしい踏み跡が出てきたが、藪道なので、今回はh層林道を下る。途中、梅ノ木やみかん園などがあり、松田山を見ると谷の向こうだ。直接行くことはできないので、一気に下まで下る。林道合流点から20分くらいで高速手前に出た。11時半過ぎ、高速脇の道を進むと、松田城跡入口を通過し、12時前に桜祭り入口に出る。
今日は今年一番の暖かさで平日でも多くの見物客が次々とやってくる。駅からのシャトルバスも到着、徒歩の客も多く、人でいっぱいだ。
撮影しながら階段を登る。二週前はほとんど開花していなかったが、今日は下のほうで5分咲き、上のほうで3分咲きといったところか、富士山を背景に撮影する人も多い。富士山の良く見えるところに脚立があり、これに登って桜を富士山を撮影するも、マクロレンズだとどちらかがぼけてしまう。撮影しながら上に出ると、NHK・FMラジオの中継車が停まっていて、多くの見物客が前に座っている。奥の売り場でみかんを味見して購入、青島みかんで、もう終わりの時期だが、まだまだ味は濃くおいしい。これを2袋購入し、残りの昼食をベンチで食べる。テント内は持ち込み禁止だが手前なら大丈夫。豚汁でも注文しようかとも思ったが、節約することにした。弁当と果物を食べて、出発、撮影しながら下っていく。日差しの加減が微妙に変わり、苦労しながら撮影、コンデジで再度富士山と桜の撮影を試み、下に出て駅に向かった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する