甲斐駒ケ岳 強風の黒戸尾根ピストン


- GPS
- 14:38
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,508m
- 下り
- 2,620m
コースタイム
11:40駒ケ岳山頂 - 12:30八合13:20 - 14:00七丈小屋 - 15:10五合 - 17:00横手分岐 - 18:30駒ケ岳神社
GPSデータが飛んでしまい、図上では途中でいったん途切れてしまいました。
天候 | 快晴 風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
本日は4台だけ停車。すいていました。 駐車場は除雪されています。道路上積雪はありませんが、国道20号白州道の駅から西へ入る道には、数か所凍結したブラックアイスがあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口駐車場に登山ポストとトイレあり。 白州道の駅は0℃でしたが、登山口は-3℃。準備は明るい道の駅でしたほうが良いと思いました。 [駒ケ岳神社‐横手分岐] 神社の奥の吊り橋から先、登山道が氷の川のように凍結。 その先も北側斜面は凍結していましたが、雪の全くないところもあり。 雪というよりも完全に氷なので、アイゼンは必要でしょう。 [横手分岐 - 五合] 横手白州分岐あたりから雪が深くなります。 トレースもはっきりして、歩きやすくなります。 [五合 - 七丈小屋] 鎖が凍りついて持ち上がらない個所があります。 指もかけられないほど、氷に埋まったロープもありました。 梯子は氷で埋まってしまっていて危険です。 本日は特に、風が強かったため、刃渡り付近は恐怖を感じました。 [七丈小屋 - 山頂] 梯子には雪はありませんでした。温度が低い分、凍りついていないようです。 八合目より先は、森林限界を超え強風にさらされます。 所によってはピッケルで支持して四つん這いで進んだりしました。 |
写真
感想
甲斐駒ケ岳の日帰りピークハントです。
夏には何度か登っていたのですが、冬は初めてです。想像以上に時間をくいました。
3月の南アルプスというと、そろそろ雪解け時期と思っていたのですが、まだ厳しい冬のようです。今年は特に雪が多いと小屋の方も申しておりました。
しかし、そこで見えた景色は、最高!
午前中は雲ひとつない快晴!
360°のパノラマを堪能しました。
登山口付近の北斜面で、道が氷の川のようになってしまって慎重な歩行を余儀なくされました。
もう少し登ると今度は雪も氷も解けた斜面と、氷の斜面の順番で、非常に厄介。
むしろ横手白州分岐の上のほうが楽だった程です。
しかしそれもつかの間、だんだんと風が強くなってきました。
刃渡りの尾根は突風。
細い尾根は切り立っていて恐怖を感じました。
梯子の上に氷がくっついていたり、鎖が氷のなかにあったり。
岩がまるで氷コーティングしたようになっていたり。
雪融け時期は特有の危険もあるのだと知りました。
地図には五合目小屋跡とあるのですが、見つかりませんでした。
完全に雪に埋まっているのか、撤去したのか不明。
いきなり七丈小屋が現れた時はほっとしました。
下りでも多分ここだろうというのは判ったけど、何もないです。
七丈小屋から上は、ある意味普通の冬山です。
今の所、融けることが無かったようで、氷もありませんでした。
しかし、下りの時に見た温度計はプラス3度。
今週末さらに気温が上がると、ここも雪融け道になって、さらに危険になる可能性があるんじゃないかな?
雪崩にも注意が必要と思われます。
確かに厳しかったです。
最高の景色、自然の造形、そして経験を与えてくれた山に感謝!!!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する