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記録ID: 274920
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ケ岳 強風の黒戸尾根ピストン

2013年03月06日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
14:38
距離
20.7km
登り
2,508m
下り
2,620m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

AM3:00駒ケ岳神社 - 5:00横手分岐 - 6:30刃渡り - 9:00七丈小屋 - 11:30駒ケ岳山頂
11:40駒ケ岳山頂 - 12:30八合13:20 - 14:00七丈小屋 - 15:10五合 - 17:00横手分岐 - 18:30駒ケ岳神社

GPSデータが飛んでしまい、図上では途中でいったん途切れてしまいました。
天候 快晴
風強し
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白州 竹宇駒ケ岳神社登山口P
本日は4台だけ停車。すいていました。
駐車場は除雪されています。道路上積雪はありませんが、国道20号白州道の駅から西へ入る道には、数か所凍結したブラックアイスがあり。
コース状況/
危険箇所等
登山口駐車場に登山ポストとトイレあり。
白州道の駅は0℃でしたが、登山口は-3℃。準備は明るい道の駅でしたほうが良いと思いました。

[駒ケ岳神社‐横手分岐]
神社の奥の吊り橋から先、登山道が氷の川のように凍結。
その先も北側斜面は凍結していましたが、雪の全くないところもあり。
雪というよりも完全に氷なので、アイゼンは必要でしょう。

[横手分岐 - 五合]
横手白州分岐あたりから雪が深くなります。
トレースもはっきりして、歩きやすくなります。

[五合 - 七丈小屋]
鎖が凍りついて持ち上がらない個所があります。
指もかけられないほど、氷に埋まったロープもありました。
梯子は氷で埋まってしまっていて危険です。
本日は特に、風が強かったため、刃渡り付近は恐怖を感じました。

[七丈小屋 - 山頂]
梯子には雪はありませんでした。温度が低い分、凍りついていないようです。
八合目より先は、森林限界を超え強風にさらされます。
所によってはピッケルで支持して四つん這いで進んだりしました。
駒ケ岳神社で安全を祈願
駒ケ岳神社で安全を祈願
つり橋を渡るといきなり凍結
つり橋を渡るといきなり凍結
横手白州分岐
白州側とこの先登りはしっかりしたトレース
写真右手の横手方面からはつぼ足2つのみ
横手白州分岐
白州側とこの先登りはしっかりしたトレース
写真右手の横手方面からはつぼ足2つのみ
地蔵岳が見えてきました
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地蔵岳が見えてきました
富士山も見えてきました
甲府盆地は霧の中
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富士山も見えてきました
甲府盆地は霧の中
樹林帯で日が昇ってしまった
樹林帯で日が昇ってしまった
しかし、樹林の朝も美しい
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しかし、樹林の朝も美しい
刃渡り
のどかに見えるけど、かなりの強風
かなり怖いです
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刃渡り
のどかに見えるけど、かなりの強風
かなり怖いです
実はこの後、iphoneが勝手にお休みになってしまいました。
多分低温のため。
GPSデータも抜けが・・・
実はこの後、iphoneが勝手にお休みになってしまいました。
多分低温のため。
GPSデータも抜けが・・・
梯子、鎖が始まる前に岩陰で風除け。
再び安全祈願です
梯子、鎖が始まる前に岩陰で風除け。
再び安全祈願です
目指す頂上が見えてきました
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目指す頂上が見えてきました
暗い間、照らしてくれた月に感謝!
1
暗い間、照らしてくれた月に感謝!
七丈小屋
七丈小屋と地蔵岳と富士山
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七丈小屋と地蔵岳と富士山
甲斐駒ケ岳は修験道の山だそうです。
なにやら剣が立っていました
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甲斐駒ケ岳は修験道の山だそうです。
なにやら剣が立っていました
剣先と八ヶ岳
赤岳が剣先のようです
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赤岳が剣先のようです
東側
韮崎の盆地と金峰山方面
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東側
韮崎の盆地と金峰山方面
東南東
甲府盆地

蓼科山
北北西
手前は美ヶ原
はるか奥に戸隠あたりかな
北北西
手前は美ヶ原
はるか奥に戸隠あたりかな
北西
北アルプス
2本の剣が突き刺さってました
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2本の剣が突き刺さってました
相変わらずの強風です
3
相変わらずの強風です
雪の造形
不思議だ!
5
雪の造形
不思議だ!
なんだこれは
(ピントあまくてすみません)
なんだこれは
(ピントあまくてすみません)
お題
熊のあくび
北岳が見えた
富士山と地蔵のオベリスク
8
富士山と地蔵のオベリスク
もう少し登ると富士山の存在感が増します
2
もう少し登ると富士山の存在感が増します
下は見ないほうが・・・
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下は見ないほうが・・・
頂上が確認できるほどに近づきました
2
頂上が確認できるほどに近づきました
でもすごい風吹いてない?
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でもすごい風吹いてない?
荷物を岩に縛って空身で頂上へ
一眼持って登る余裕なしです
ここからはほとんど四つん這いです
荷物を岩に縛って空身で頂上へ
一眼持って登る余裕なしです
ここからはほとんど四つん這いです
埋もれたお地蔵さまの先に千丈ヶ岳
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埋もれたお地蔵さまの先に千丈ヶ岳
頂上到着
写真の白い点は、風で吹き飛んだ雪と言うか氷のつぶて
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頂上到着
写真の白い点は、風で吹き飛んだ雪と言うか氷のつぶて
北岳
美しいんだが氷が痛い
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北岳
美しいんだが氷が痛い
千丈ヶ岳
頂上に来て初めて西方向の視界が開けます。
木曽山地方面だと思います
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頂上に来て初めて西方向の視界が開けます。
木曽山地方面だと思います
こちらが真西かな
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こちらが真西かな
標識と富士山
とっとと安全地帯まで降ります
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標識と富士山
とっとと安全地帯まで降ります
吊し雲
この分では八ヶ岳も強風でしょうね
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吊し雲
この分では八ヶ岳も強風でしょうね
鋸の上の吊し雲は派手
良く見ると遠くの山にも全部レンズ雲がかかっていました
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鋸の上の吊し雲は派手
良く見ると遠くの山にも全部レンズ雲がかかっていました
八ヶ岳の吊し雲がバージョンアップ
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八ヶ岳の吊し雲がバージョンアップ
八合まで降りてきました
岩陰で北アルプスを眺めます
1
八合まで降りてきました
岩陰で北アルプスを眺めます
穂高連峰と槍だと思います
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穂高連峰と槍だと思います
一番手前は入笠山でその先は諏訪盆地
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一番手前は入笠山でその先は諏訪盆地
良く見ると諏訪湖がちょっと見えてました
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良く見ると諏訪湖がちょっと見えてました
ここより下ると北岳は見えなくなってしまいます
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ここより下ると北岳は見えなくなってしまいます
ではそろそろ、急ぎ降ります。
ではそろそろ、急ぎ降ります。

感想

甲斐駒ケ岳の日帰りピークハントです。
夏には何度か登っていたのですが、冬は初めてです。想像以上に時間をくいました。
3月の南アルプスというと、そろそろ雪解け時期と思っていたのですが、まだ厳しい冬のようです。今年は特に雪が多いと小屋の方も申しておりました。
しかし、そこで見えた景色は、最高!
午前中は雲ひとつない快晴!
360°のパノラマを堪能しました。

登山口付近の北斜面で、道が氷の川のようになってしまって慎重な歩行を余儀なくされました。
もう少し登ると今度は雪も氷も解けた斜面と、氷の斜面の順番で、非常に厄介。
むしろ横手白州分岐の上のほうが楽だった程です。
しかしそれもつかの間、だんだんと風が強くなってきました。
刃渡りの尾根は突風。
細い尾根は切り立っていて恐怖を感じました。
梯子の上に氷がくっついていたり、鎖が氷のなかにあったり。
岩がまるで氷コーティングしたようになっていたり。
雪融け時期は特有の危険もあるのだと知りました。

地図には五合目小屋跡とあるのですが、見つかりませんでした。
完全に雪に埋まっているのか、撤去したのか不明。
いきなり七丈小屋が現れた時はほっとしました。
下りでも多分ここだろうというのは判ったけど、何もないです。

七丈小屋から上は、ある意味普通の冬山です。
今の所、融けることが無かったようで、氷もありませんでした。
しかし、下りの時に見た温度計はプラス3度。
今週末さらに気温が上がると、ここも雪融け道になって、さらに危険になる可能性があるんじゃないかな?
雪崩にも注意が必要と思われます。

確かに厳しかったです。
最高の景色、自然の造形、そして経験を与えてくれた山に感謝!!!

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