紅葉を見にいこうよう!金時山
- GPS
- 04:54
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 680m
- 下り
- 674m
コースタイム
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はありません。 |
その他周辺情報 | 仙石バス停で箱根湯本・小田原行きのバスを待ってましたが、渋滞が激しいので強羅行きのバスで強羅まで行って電車で箱根湯本・小田原へ行くほうが早いとバスの運転手さんから勧められたのでそうしました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
「紅葉を見にいこうよう!」って、まあなんとCoolというか、もうReally Coldなオヤヂ、いやいや還暦過ぎてるから「ぢぢいギャグ」を炸裂させて、師範代からのお誘い。今回はゆーみんに加えて、日ごろからカラダを鍛えまくっている「あすりーとS」も参戦ということで、いつにない大パーティができました。が、人数も多いので、さて、行きかえりのアシはどうする、そもそもどこへ行く?でいろいろ考えた結果、箱根の金時山で紅葉と富士山、そしてお楽しみの後には温泉で、ああ極楽、極楽の企画となりました。
ということで、今回は私たちの山行ではめったにない電車&バスを乗り継いで登山口にアクセス。ゆーみんは地元スタート、あすりーとSも前日のイベント終了後そのまま小田原に前泊、あとの3人は箱根湯本集合ってことで話はまとまり、小田急線からの快晴の富士山が期待をふくらませます。
さて、箱根湯本のバス停にはすたんとんが一番に到着、何台か桃源台行きのバスを見送りましたが立っている人もいて相当の人出が予想されます。しばらく待ってましたが、そろそろ着くはずの師範代、ナベちゃんを乗せたロマンスカーがなかなか来ないし、バスの時刻は迫ってくるし・・・5分ほど遅れてロマンスカー到着、小田原発のバスも遅れているみたいで、定刻になっても見えてこないし。
ほどなく師範代、ナベちゃんと合流しましたが、師範代から、ゆーみん欠席の残念なお知らせ。このあたりご出身の?ま〜さかりか〜ついだ、う〜ろたんき♪いや、き〜んたろう〜♪がクマにまたがってお馬のケイコっていうくらいですから、相当数いるのかもしれませんが、「クマ除け担当のゆーみん」(ということになっている)が欠席では、この先、ちょっと心配。師範代が「クマ除けスプレー」を装備しているといいますが、「がお〜」「わ、出た!」の状況でザックの奥から取り出すのではとても間に合いそうもありません。とにかく、途中で出会わない、クマの出勤時間より早く下山できることを願いながらバスを待ちます。
バスを待つ列が長くなってきたころ、ようやく1台やってきましたが、何と誰も乗ってない・・・と思ったら湯本始発の臨時便。これに乗ったら確実に座れますが、それでは小田原からやって来る「あすりーとS」と永遠に会えないかもしれないので、係りの人に「小田原から来る便に乗ります」と告げたところ、「ああ、臨時便でお客さん全部拾ったら通過しちゃうかもね」って言うんでやっぱり永遠に会えない運命か・・・というような一幕がありましたが、係りの人があすりーとSが乗ったバスを止めてくれて、無事、車内で合流。お騒がせしました。
このあたり、ずいぶん昔に来たことがありますが、なんとなくなじみがあるのは箱根駅伝のせいでしょう。バスはうなりながら登っていきますが、こんなところを走らされるのは何ともツラいでしょうねえ。平坦な4区を走るものと思っていたのに、監督からいきなり「オマエ、5区」なんて言われた選手は「ゲッ、オレ?かんにんして〜な〜」てなもんでしょう。今度のお正月はどんな戦いが見られるのでしょう。
バスは駅伝コースと別れて仙石バス停で下車。しばらく御殿場方面に歩いて金時登山口からスタート。しばらくは高級住宅街?別荘地?の中の舗装道を行きます。登山道に入ると、最初からなかなかの登り。今日は前回の木曽駒ケ岳・・・というより宝剣岳の予想外(いや、知らなかっただけか)の難所に、久々に「だ、誰や、こんなとこ連れてきたんは!」と冷や汗をかきながらクサリに命を預けて・・・という心配はまったくナシの「はいきんぐ」コースなワケで、余裕があれば芦ノ湖畔まで縦走!なんて言ってましたが、ナマったカラダと今日も懲りずに「いらんもん」をザックにしのばせている者にとってはチト辛い。
それでもなんとかほぼコースタイムどおりに明神ケ岳方面への分岐、矢倉沢峠に到着。展望はありませんが、アタマの上が開け、目指す山頂も見え、ここからは稜線上を歩きます。このあたりまでは日差しもあり、まずまずのお天気で、しばらく先へ行ったところの大きな岩の上から芦ノ湖のシッポ?とか仙石原や小田原方面への展望が開けます。
が、だんだん雲行きがアヤシくなり、風も出てきました。登りもだんだんキツくなってきて、ザックの重いすたんとん、ちょっとピンチ。少し登っては息を整え、また少し登っては給水し、早く頂上までたどりついて、例のモノを始末して身軽になりたいんですけど、なかなか手ごわい。登山口の標識には「ハイキングコース」と書いてましたが、いやいや、それ以上ですよ。
時おり仙石原や芦ノ湖方面の展望も開け、外輪山のむこうに駿河湾も大きく見えてきますが、お天気はあいかわらず、どちらかというと悪くなってきたカンジ。ようやく頂上下の急登を登りきると、例の「天下の秀峰 金時山」のカンバン?標識?とご対面、が、あいにく「日本一の高峰 富士山」はお休み。ザンネン。
さて、頂上に到着して、適当な場所で例のナニをなにしたいんだけど、世間的にはこの週末は「我慢の3連休」のハズが、それはまったくカンケイなさそうなほどの人出で、適当な場所もみつからず、おまけに強い風のせいでカラダも冷えるし。ナベちゃんの心配は、登りでかいた汗が冷えると、「大」モンダイを起こすリスクが高くなるけど、この混雑具合ではさらに困ったモンダイになりそうだし・・・・頂上の茶店の名物もあるみたいですが、当然これも混雑していてすぐには空かなそうだし。
ということで、頂上滞在はほんの数分で下山開始。師範代のケータイには欠席のゆーみんから「小田原は快晴で〜す!」のメッセージが届きましたが、をいをい、何言ってるのよ?山頂は風びゅうびゅう、ついにパラパラと冷たいものが落ちてきて・・・もうたまらん。撤収、撤収。
下りはとりあえず乙女峠に向かって降りますが、何となくこちらのほうが斜度はユルいみたいです。時おりガイドさんを伴ったグループとすれ違いますが、大きなグループだと10人をこえるグループもあったり、「我慢の3連休」はまったくカンケイない人気の山のようです。いいお天気で富士山バッチリだとホントに最高なんですがねえ。
休憩におあつらえ向きのベンチがある乙女峠まで下ってきましたが、ベンチはすでにふさがっているし、あらたに下から上がってきたガイドさんつきのツアー客もここでお弁当タイムだというし、ここも密です。御殿場方面の展望台もありますが、やっぱり富士山のすそ野がわずかに見えるだけ。
さて、ここから先に行くかそのまま降りるか。事前の計画では「縦走や!」と勇ましいことも言ってましたが、寒いしハラもへるし、帰りの渋滞もあるし、ここは「温泉直行」以外の選択は無いということで、迷わず下山に決定。30分ほどで登山口に着きそうです。
登りは苦労したすたんとん、結局、ザックの重さはそのままで下山。物理の教科書的には「位置のエネルギー」が最大なワケで、どんどん転げ落ちていきます。降りていくにつれて近くの国道を走っているクルマの音がだんだん大きくなってきます。最後は木の根っこがむき出しになっている道を抜けて乙女峠登山口に出てきました。
ひとりでどんどん降りてきたので、ここであとの3人を待っていると、程なく3人も降りてきて、みんなで「お疲れさま」を交わしたところで、誰からともなく、「ハラへったねえ」。そばを見ると、ちょうどテーブルにおあつらえ向けの大きな切り株があったので、「ん、斬るか?」「斬れ、斬れ」「ヨシ、斬っちゃる!」と何やら物騒な会話とともに取り出したのは、きょうの「いらんもん」、そうです「めろん」。メロンは本来、夏の果物なんですねえ。夏場なら何種類もお店に並んでいるのに、この時期は1種類だけでしたが、まあ、これは「お約束」なので、今日もザックのウェイトになるのを覚悟で持ってきました。
さて、そうなると、ナベちゃんからも「いらんもん」が出てきました。文明堂の「銀座プリン」。高級品です。なんとカラメルシロップが別だてになってます。さらに師範代からもとっておきの「いらんもん」が・・・近年、産地では盗難騒ぎの絶えない、社員いやシャインマスカット。いやいや、なんと、まあ、こんなところでグルメパーティ。どれもこれも非常に美味しゅうございました。ある意味これが本日のメインイベントだったかも。軒先の切り株をお借りした?お家の方、どうもありがとうございました。
思いがけないグルメパーティーにすっかり満足して、ここからは仙石のバス停まで国道歩き。もしここにゆーみんがいたらワタシらは道端の草むらに隠れて、ゆーみんに道行くクルマを止めさせて、バス停まで歩かなくて済むのになあ・・・などと言いながら20分ほど歩いてバス停に到着。何人も並んでいましたが、やって来た小田原行きのバスの運転手さんの話では、このバスに乗るより強羅行きバスで強羅まで行って、電車で帰るほうが早いよというので、アドバイスに従い、次の強羅行きバスで強羅まで。
グルメのあとは「温泉」てことで近くを探しましたが、看板には「歓迎」と書いてあっても、「今、満員」といって歓迎されなかった温泉をあきらめ、ここでも満員の登山鉄道で箱根湯本まで。
湯本では駅近くの「弥次喜多の湯」でああ極楽極楽。あすりーとSとはここでお別れ、残った3人はさらに小田原まで繰り出して「地のモノ」グルメをいただき、「山にグルメに温泉に」というゼイタクな1日が無事終了。めでたしめでたし。
師走の暦が目前に迫った11月3連休の中日、再び猛威を振るい始めた新型コロナ
の感染広がりを気にしつつも、「晩秋の紅葉を見にいこうよう!」の掛け声の元
箱根金時山への日帰り山行へ出かける運びとなりました。
一足先行していた私を健気に?追い続けてきた2人(Stanton、ナベちゃん)は
今年晴れて!?「還暦」の大台を迎え、ここに自他共に認める「老々介護3人
パーティ」が形成されました(:_;)。 ひと昔前ならリタイアして 悠々自適な
年金生活を送り始める世代なのですが、、カラ元気でないことを祈るばかりです。
この老人達に加え、今回とてつもない若者(でもない!)が一人加わりました。
アスリートS:この男 後立山連峰を南端から3泊4日で日本海まで縦走する健脚
の持ち主で、八峰キレット五竜岳山頂直前で力尽き、やむなく撤退した私たち
とは一味違う雰囲気を漂わせています。
今回も山行の前日、箱根ターンパイクランニング大会に出場した翌日に金時山登山
に同行するとのコト! 「どうせならターンパイクから金時山まで走ってきたら!」
と勧めたのですが(我々に気を遣ってか?)「バスで来る」と余裕の表情です。
金時山往復はランニング後のクールダウンと言ったところなのでしょう!?
そして紅一点ユーミン、今回足柄山に住んでいるクマさん対策に悩んでいた私達
ですが、彼女の「威嚇発声」はクマ鈴/クマ撃退スプレーをはるかのしのぐ効果
あり(荒船山で実証済!)との判断から、「クマ除け対策は万全」との結論に
なりました。 たよりにしています。
さて山行日当日を迎えます。
朝一番に不吉な連絡が飛び込んできました! ユーミンから「いまいち体調不良
につき同行は困難😢」との話です! 不謹慎ながら 真っ先に脳裏に浮かんだのは
「クマ除けはどうしよう!」の一言で、人を気遣う感情など限りなくゼロです🤧
すかさず心を入れ替え、ユーミン&メンバーに連絡、幸いユーミンの体調は重症
ではないようだし、バックパックにはクマ撃退スプレー/クマ鈴も入っている、
「ユーミンに絶景の富士山を見せてあげられないのが残念(>_<)」な気持ちに
落ち着きました。
早朝の澄んだ空気の中、小田原に近づく車窓からは真っ青な空とちょっぴり雪を
抱いた富士山の雄姿が望め「天気が持ってくれるといいな」の期待を胸に箱根湯本
バス停に老々介護パーティ3名+アスリート1名の猛者?4名が集合となりました。
4名の猛者?による「金時山ファミリーハイキングコース」山行がスタートです。
ところが、、、 ⇒ Stanton パートへ 詳細をお楽しみください。
〜
約4時間の山中行程、下山後のメロンパーティ、温泉入浴の1日を終えた私達、
富士山の眺望がいまいち、風が強い等のネガをはねのける満足感を感じる事が
できました。 富士山は雲の中でしたが、仙石原、芦ノ湖を見下ろす広大感、
駿河湾も目に届く遠望、標高差700m近くを一歩一歩標高を上げていく軟弱とは
言い切れない金時山のコース、そして人と人とのコミュニケーションの楽しさ、
コロナ禍の中 外出も躊躇してしまいがちな世情においても、自然も人も快く
私達を迎え入れてくれた1日でした。
みなさんお疲れ様でした。
(恒例師範代からのひとことインタビュー)
Q「もっぱら北アルプスに馴染みのある4人でファミリーハイキングコースは
もの足りなくなかったのでしょうか?」
A「実際に金時山行ってみれば分かるけど、短めの行程時間ではあるが、金時山
は日本三百名山にも選ばれているりっぱな山に違いはないね。 コースが
きちんと整備されているからファミリー(子犬まで)が山頂に立てるけれど
急登、ガレ場もある決して拍子抜けするようなコースではないな。
その証拠に、誰もコースに対して不満を言っているメンバーはいないんじゃ
ないかな!」
Q「朝のうちくっきり見えていた富士山が、山頂では雲に隠れてしまいましたね」
A「山ってそんなものだよ! 1日中見え続けていたらそれは絶景ではなくなって
しまうし、、ユーミンが欠席だったから、今後に期待でちょうどよかったヨ」
Q「メンバーの中に一人、『登山電車の運転席がみたい』とか『新幹線が見たい』
とかはしゃいでいる老人?がいましたが、、、」
A「まったく、小学生じゃあるまいし、大人気ないやつだね! それに振り回わ
されるメンバーも気の毒と言うものだな。とは言っても そこでしか見れない
もの、体感できないものはせっかくの機会だから楽しんだ方がよいかもしれ
ないね。 他メンバーには彼に代わって私から謝っておくよ!」
Q「参加できなかったユーミンに一言」
A「ありきたりの表現だけど、山は逃げません! ラッキー?な事に今回絶景は
お預けになった事は 次回絶景に出会える可能性が高くなったとも言えるね。
コロナ禍の中、体調を重視した判断は大正解だったね」
Q「恒例 最後の質問です! 次の山行計画はどちらですか?」
A「今回の金時山は「絶景」を見る山だったから(見れなかったけれど)、次は
「絶壁」から見下ろす山!に行ってみようかナ、、😀😀😀、、」
インタビューを終わります。
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