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記録ID: 275445
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

双六岳〜三俣蓮華岳(黒部川源流への滑走、弥助沢滑走)

2000年05月03日(水) 〜 2000年05月06日(土)
 - 拍手
masa90125 その他3人

コースタイム

5月3日(水)
新穂高温泉 (1,130m) 7:45
8:15 穴毛沢を横断したところ (1,200m) 8:30
9:05 休憩 9:10
9:35 ワサビ平小屋 (1,402m) 10:00
10:50 休憩 (1,595m) 11:05
11:40 休憩 (1,755m) 12:00
12:30 沢との出合 (1,980m) 12:50
13:15 休憩 (2,105m) 13:25
13:40 (2,205m) 13:50
14:50 弓折岳への鞍部 (2,455m) 15:10
15:50 弓折岳 (2,592m) 16:10
17:25 双六小屋 (2,550m)

5月4日(木)
双六小屋 (2,550m) 8:40
9:30 休憩 (2,795m) 9:35
10:00 岩の陰 (2,815m) 11:35
12:00 双六岳手前の鞍部 (2,835m) 12:05
12:25 休憩 12:50
13:05 双六岳との出合 (2,390m) 13:25
13:55 双六小屋 (2,550m)

5月5日(金)
双六小屋 (2,550m) 7:15
8:15 2854mのピークの鞍部 (2,750m) 8:15
8:40 2854mのピーク (2,854m) 8:45
9:05 三俣蓮華岳 (2,842m) 9:40
9:45 三俣山荘の脇 (2,500m) 9:45
9:55 黒部川源流 (2,320m) 10:30
11:10 三俣山荘 (2,590m) 11:30
11:50 樅沢との出合 (2,100m) 13:00
14:00 休憩 (2,525m) 14:05
14:40 休憩 (2,705m) 15:10
15:20 双六小屋 (2,550m)

5月6日(土)
双六小屋 (2,550m) 7:45
8:50 弓折岳 (2,592m) 9:20
10:40 ワサビ平小屋 (1,402m) 11:00
11:00 穴毛沢 (1,200m) 11:05
12:00 新穂高温泉 (1,130m)
天候 5月3日(水) 曇り
5月4日(木) 曇りのち晴れ
5月5日(金) 快晴
5月6日(土) 晴れ
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高温泉の温泉街・駐車場の少し上の橋の手前に車を駐車
コース状況/
危険箇所等
下山後、沢渡の「しもまき」で入浴と食事
入浴料500円

【2万5千分の1地形図】 笠ヶ岳、三俣蓮華岳

感想

コース
5月3日 新穂高温泉〜ワサビ平小屋〜弓折岳〜双六小屋(泊)
5月4日 双六小屋〜双六岳〜双六谷との出合〜双六小屋(泊)
5月5日 双六小屋〜三俣蓮華岳〜三俣山荘〜黒部川源流〜三俣山荘〜弥助沢〜丸山沢との出合〜丸山沢〜双六小屋(泊)
5月6日 双六小屋〜弓折岳〜ワサビ平小屋〜新穂高温泉

双六小屋をベースに三俣蓮華岳から黒部川・高瀬川(信濃川)源流をスキーで滑り、場合によっては、黒部五郎岳まで往復しようという計画で山スキーに出かけた。
また、今回は荷物の軽量化を図るため、食料はFD食品を中心とし、ザックは50リットルの山スキー用のザックにサイドポケットを付けての山行となった。
寒冷前線通過のため、2日から3日にかけて天気が悪いという予報の中、出かける(午後から雨だった。)。明日雨が降らなければよいが…

5月3日(水)

新穂高温泉に4時40分に到着し、車の中で仮眠する。、
6時30分起床。
朝食を食べる。
笠ヶ岳が見える。
7時45分出発。
スキーを担いで歩き始める。

穴毛沢は3月27日に大規模な雪崩が発生したとのことであり、堰堤が破壊され、反対側の斜面の木がなぎ倒されている。また、作業員が犠牲者になったとのことであり、慰霊の花がある。"

穴毛沢を横断したところから、スキーにシールをつけて歩き始める。
TさんとAさんが昨年のゴールデンウィークに登ったときは、ワサビ平小屋の少し上までスキーを担いだそうである(今年は例年に比べ雪が多いようである。)。

ワサビ平小屋の手前で休憩したところは、林道脇から水が出ており、コップが置いてある。

ワサビ平小屋で、水をくむ。
小屋の人にコースの状況などをきく。
小屋の人の話では4月29日に雪がかなり降ったとのことである(このときに、穴毛沢の雪崩のこともきいた。)。

標高1755mまで登るが、寝不足のせいか、ばて気味である。AさんとNさんに共同装備の大部分を持ってもらう。

標高2205mで、雪が降り始めたので、雨具を着る。

弓折岳の鞍部で、スキーを担いで登ることとする。

弓折岳からは稜線上をアップダウンしながら、双六小屋に向かう。途中2回小休止する。

双六小屋は幕営料なし。
22時就寝。

5月4日(木)

6時15分起床。
8時40分出発。
スキーアイゼンをつける。
三俣蓮華岳に向けて出発する。

標高2815mの岩の影で温度計を見ると、気温0度である。
ガスで視界がきかないため行動を停止し、ガスが切れるのを待つ。
視界がきかないので双六小屋に戻ることとする。

双六小屋の上部でガスが切れてきたため、三段カールを双六谷へ滑ることとし、双六岳へ登り返す。

双六岳山頂手前の鞍部に、冬毛の雷鳥が2羽いる(冬毛のライチョウを初めてみた。)。
ここから三段カールに滑り込む。
槍ヶ岳が見えてきた。
思いの外、深雪で、エッジが引っかかってうまくターンできない。

標高2390mまで滑り、双六小屋まで160mほど登り返し、本日の山行は終了した。
14時前に幕営地に戻った。
その時の気温は4度だった。
アルコール類は双六小屋で買った。
写真撮影する(三俣蓮華岳、鷲羽岳、祖父岳、表銀座コース)。
20時25分就寝。

5月5日(金)

5時20分起床。
7時15分出発。
スキーアイゼンをつける。
双六岳の下をトラバースし、2,854mのピークに登る。

2854mのピークの鞍部からは、槍ヶ岳、鷲羽岳、黒部五郎岳などがよく見える。

気2854mのピークでの気温は4度だった。

三俣蓮華岳山頂で記念撮影した後、黒部川源流に向けて滑り込む。
三俣山荘の脇を経由して、黒部川の源流に滑り込む。
三俣山荘の脇からは広大な斜面が広がっている。
三俣蓮華岳の下の斜面を滑る。
当初、岩苔乗越にも登る予定であったが、時間的にも厳しいので、今回は見送ることとした。
岩苔乗越に登るのであれば、鷲羽岳の下の方の斜面に滑り込んだ方が登り返しが少ないようである。

標高2320mまで滑り込んだ。
沢がでているので、水をくむ。
ここら三俣山荘まで登り返した。標高差270m、時間で40分ほどである。

三俣山荘で休憩した後、今度は弥助沢に滑り込む。
雪庇がでているので、三俣蓮華岳の方に少し回り込んでから、弥助沢に滑り込む。
鷲羽岳の方に少し登って、雪庇のなくなったところから滑り込む方法もあるようである。
最初は急斜面。
下の緩斜面になると、雪が重くなって少し滑りにくい。

樅沢との出合で記念撮影。
シールをつけて、丸山沢を登る(2万5千分の1の地図には丸山沢の表記はない。)。

標高2705mで、スキーからシールをはずし、双六岳の下をトラバースしながら斜滑降し、双六小屋の上から双六小屋に滑り込む。
雪が重いのと、1日の疲れもあり、ターンするのに苦労する。

双六小屋に戻ってみると、テントが30張りくらいになり、今日はおおにぎわいである。
19時近くまで、双六岳から下ってくるパーティーがいた。
21時30分就寝。

5月6日(土)

5時15分起床。
7時45分出発。
シール、スキーアイゼンをつける(TさんとNさんはスキーアイゼンはつけなかった。)。

弓折岳で、少し霞がかかっているが、最後に槍ヶ岳等の眺望を楽しむ。
シールをはずし、滑り始めるが、湿った重い深雪で2、3回ターンするたびに転ぶ(4月29日に降った雪がしまっていない。)。潜るので、転ぶたびに起きあがるのに苦労する。スキーで滑るのをあきらめて、スキーを担いでいる人もいる。このような状況の中で、あっという間に滑っていった女性がいた。
下の緩斜面になってようやくターンすることができるようになった。

ワサビ平小屋で、水をくむ。

穴毛沢の出合で、スキーを担ぐ。


12時に新穂高温泉に到着し、今回の山行は終了した。

沢渡で入浴と食事をしてから、帰路についた。

1日目の登りはきつかったが、天候にも恵まれ、双六小屋をベースにした山スキーを楽しむことができた。"

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